ぬし。 2014-06-08 16:31:46 |
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おう、おはよう
(先日夜遅くまで起きていたせいか、圭一の目はまだ眠気が残っており片手をあげて挨拶をした後欠伸をしてしまう。しかし本人はそんなことは気にする様子もなく「今日も元気だなー」と目の前の少女に言葉を放ち)
圭一くん、なんだか眠そうだね。昨日は寝るのが遅かったのかな?かな?
(元気な自分とは対照的に、挨拶をするとともに眠そうな欠伸をする相手。首を傾げるようにして相手を覗きこみながら尋ねて)
んー……ちょっと見たい物があって見てたら夢中になってな
(話しているうちに少し眠くなってきてしまったのか、彼はそのまま彼女に自身の体を預けるように倒れこみ)
見たいもの‥?わわっ、圭一くん!?
(寝不足になるほどに圭一くんが夢中になってしまうものってなんだろう…?なんて考えながら問いかけてみると、急に自分のほうへと倒れこむ相手。それに驚き慌てて支えながら、「具合悪いならお家帰った方がいいんじゃないかな、かな」と心配そうに見つめて)
心配するな。ちょっと眠たいだけだ
(心配そうにして家に帰ろうと言い出した彼女を見てはいないが分かり心配しないように言う。確かに少しばかりふらついてしまったが、体調が悪いわけではなくただ眠いだけ。眠いから学校休みますなど言えるはずもなく彼女の顔を見れば屈託のない笑みを浮かべ)
本当に‥?無理はしない方がいいと思うよ?
(笑顔を浮かべる相手にほっと胸を撫で下ろすも、先ほどふらついた相手を思い出せば当然心配になるわけで、やはり心配そうな声色で尋ねてしまい。しかし大丈夫という相手にしつこく言う訳にも行かず、「つらくなったらレナが看病してあげるからね!‥ね!」と笑顔を浮かべて学校への道のりを歩き始めて)
お、おう……そこまで心配かけちまってるのか
(たかが寝不足だからレナはただしかりつけるだけかと思ったのだが、予想以上に心配をされてしまったので圭一はきょとんとしてしまうも「なんか、悪い」と相手に謝罪の言葉を言いこちらも歩き出した)
ううん、元気ならレナは安心かな、かな。
(学校へ歩く道のりへの歩みを止めることはないものの、謝罪の言葉を口にする相手に微笑みながら謝ることはないという主旨の返事をして。「そういえばレナね、今日のお弁当は張り切って作ったの!りんごのうさぎさんもあるんだよ!」なんて笑顔で話しかけて)
本当にレナは優しいし器用だよな
(人の事を気にかけ、さらには弁当の料理も自分にはできない器用さを披露する。自分の腕は人に言えるほどの腕ではなくはぁっとため息をつけば「嫁にするならレナみたいな人がいいよな」と本人は無意識ながらそんなことを呟き)
よ、嫁‥。はぅー‥。
(相手は無意識下で呟いた言葉だとしても、こちらはそんなことを考えつくはずもなく、思わずその場に立ち止まってしまいながら相手の言葉を鸚鵡返しに呟き。そうすることで余計に恥ずかしさや照れが増してくるわけで、ぽけーっとした目線で相手の姿を見つめていて)
どうした?
(先ほどまでの元気な様子を一変させ、突然大人しくなったレナを見れば不思議そうな顔をする。自分としては無意識に発した言葉なのだが、よくよく考えてみればこれは恥ずかしい言葉なのではないかと理解をし始めるとこちらも照れてしまい)
う、ううん!なんでもないよ!
(不思議そうな表情を浮かべる相手に赤面したままながらも慌てて首を横に振って否定をして。しかし、どうやら照れているのは自分だけではないということがわかると、「あれ‥圭一くんなんだか照れてるのかな?かな?」と相手を覗きこんで)
て、照れてなんかねえよ! そう言うレナだっておかしな反応してたじゃねえか
(何でもないという言葉にほっとするのだがすぐに彼女は自分が照れているという事を突いてきた。自分でも自覚していたため慌てつつも彼女も嫁にするという言葉に立ち止まったりしてはおかしな反応を見せていたと言い出し)
そ、そんなことないよ!レナはいつも通りだよ?だよ?
(心の中では未だに動揺が渦巻いているものの、なんとか堪えて否定し続けて。そんなことをしていると、向かい側から歩いてきた村の住人であるご近所さんにすれ違う。急がないと遅刻じゃない?と掛けられた言葉にはっとし、「わわ、急がないと遅刻だよ!」と無意識に相手の手首を掴んで走りだしていて)
本当かー? レナって分かりやすいからな
(彼女の反応は鈍感な人でも感づきそうなくらい分かりやすいと言っても過言ではなく、疑うような眼差しを向けるのだが突然相手が自分の腕を掴んで走り出すので「うおっ!?」と声を出しバランスを崩してしまう。しかし無意識の防衛本能かバランスを整え彼女に続き走りだし)
ふぅ‥。セーフ、かな?かな?
(返事をする余裕もなくほぼ全力疾走で学校への道のりを走る。学校の敷地内に入ると時刻はまだ遅刻の時間とはなっておらず、靴を履き替えながらようやく相手を振り返り額の汗を拭って微笑み)
あ、朝から疲れた……
(遅刻はしないだろうと思っていたので予想以上の体力を使ってしまった圭一はハァハァと肩で息をしてしまいながらも遅刻はしなかったのでほっとし)
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