着ぐるみパンダ 2014-06-06 22:02:44 |
通報 |
………おう。
(相手に迷惑をかけてしまったと半ば落ち込みながらも、腕を引かれると浮かれてしまい。心無しか相手の顔も赤い気がするが気のせいという事にしておき。心臓の鼓動がとても速くなっているのに気付き更にきっと自分の顔も赤くなっているだろうと思う。が相手は前を向いているため、バレる事は無いだろうとホッとして)
おら、着いたぞ。
ったく帰ってくんのが遅ぇとは思ってたが、まさかてめぇ部活より迷子に時間取られてたんじゃねぇだろうな?
(赤い顔を見られるのを避けるため一度も振り返らずに下駄箱に到着し、着いてしまえば名残惜しくも手を離すしかなく。しかし腕を引いたことで気が大きくなっていたのか、無意識とはいえいつも相手の帰りを待っているということを暗に示す内容を話してしまい)
………っぐ、…。
(相手の言葉に図星、とはこういう事で。痛い所を突かれれば黙るしか無く、何とか誤魔化そうとはするもののそれこそ肯定に過ぎないという事にうなだれて。
そして小さく「……悪かった」なんて柄にもなく謝ってみれば、ああこれはきっとさっきのやつのせいで可笑しくなっているのだと自分に言い聞かせ)
……へ?
(珍しく素直に謝罪する相手に対し、思わず間抜けな声を出し靴箱から取り出したばかりの靴を床に落としてしまい。いつものように悪態をつき合うことになるとばかり思い込んでいたためか拍子抜けとはまさにこのこと。慌てて靴を拾いながら「いや、別に…つーか怒ってねぇ、ん、まぁ…」と珍しく言葉を詰まらせ動揺し、内心クソかっこ悪いと自分を責めて)
……、なら良い…。
(怒っていないという相手の言葉に内心ホッとし、俯きながら上記を述べて。
相手の驚く様から、やはり普段らしくなかったな。なんて考えれば、動揺する相手に「……ん。」と右手を差し出し。
その後に「さっさと帰るぞ。…だからまた先導してくれ。」と付け足し。言い終われば、何て気持ち悪い事を~…と今更ながら自分の言葉に後悔して)
お、おう。
…しょうがねぇ野郎だな、離すんじゃねぇぞ?
(先導してくれと手を差し出す相手に更に面食らいどもりながら返事してしまい。落ち着け、こいつは真っ直ぐ寮に帰りてぇだけだ、と自分に言い聞かせればどうにか冷静さを取り戻し、ニッと笑んで差し出された手を引いて歩き出し。相手の考えなど露知らず、心臓に悪いこと言ってくれるぜ、クソ野郎、と心乱されているのは自分だけだと思い込み)
ああ、わかってる。
(いきなり可笑しな事を言い出した自分に対してさほど嫌がる様子も無かった為ひとまず安心し。さっきと違う所と言えば引かれてるのが手だってだけだな………、ん?手?とそこまで冷静に考えていればフと自分の手を見やり、再び顔を赤くして。これでは端から見れば手を繋いでいるように見える。そう考えれば妙に恥ずかしくなり)
……。
(手を引きながら歩く。…手、繋いでんだよな、これ。と相手と同様改めて自覚してしまえばどんどん恥ずかしくなってきて。やけに大胆なことしてねぇか?俺、と今更ながら自覚するも、いや、言い出したのは俺じゃねぇ、よな?と自問自答を繰り返しながら赤い顔だけは見られないようにと前は向いたままで)
…………、ンで無言なんだよ…。
(始めは考え事に精一杯だったため気にならなかったが、何故此処まで無言なのか分からず上記を呟き。言った後で俺が変な事を言ったせいか、と思い更に後悔し。
と思えば寮の目の前に着き、「サンキュな」と小さく呟くように述べて)
あ?…何でもねぇよ、クソ野郎。
…っつーかてめぇもだろうが。
(手を繋いでいるという現状に対しあまりにも考え込みすぎていたため相手に言われるまで無言だったことなど気にも留めておらず。はっとして振り向きいつもの悪態つくもその顔は赤らんでいて。こいつも赤い…?とまさか相手も同様のことを?と一瞬期待しつつ、お礼を言われれば「あぁ」と頷いて手を離し)
(/すみません、流行りの胃腸炎に掛かってしまい毎日来れなくなりました…
が、出来る限り来させて頂きますので…。また明日来ますね(・・;))
トピック検索 |