主 2014-06-01 20:31:02 |
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…… 零、ちゃん?聞こえてた?
(無表情で黙々と自分の渡したものを食べる相手を見れば、やっぱり聞こえてたから、しくじったな、と思ってひきつった笑みを浮かべてから視線を空に向け、どうすれば機嫌が治るだろうか、と思案して。自分の買った菓子パンをチラ、と眺めるもこの重たい雰囲気の中食べる気持ちにならずに缶のコーラを開けて一口飲み、ふぅ、と一息ついてから相手に顔を向けるとあー、と頬を少し掻きながら「……偶然、自販機のところで会ってさ、ちょっと話してただけだから。友達だよ、只の友達」と相手がどこまで聞いていたのかはわからないが、とりあえず彼女らには友達以上の感情は持っていないということを、言い訳じみた言い方にはなってしまうが告げて)
…少しだけ…
(隠す事も無いだろうから包み隠さず聞いていた事を告げる、その表情に怒りや不機嫌さはないが限りなく無表情である事から内心かなり苛立っている事を表していて。「只の友達、ですか…」疑うつもりは無いが、毎度毎度女子とくっ付いているような彼相手では必然的に本当に只の友人なのか疑問に思ってしまい、思わず相手の台詞を確認するように復唱して)
勘違いさせちゃって、ごめんね?
(相手がこちらの言葉を復唱したことから、自分のことを疑っているのだろうという想いはヒシヒシと感じていて。それを振り払うように、計算されたと言えばされ尽くされているのだろう申し訳なさそうな表情で相手を見つめ、謝罪を述べた後に相手の様子を伺うような表情で「もうしないからぁ、許して?」とこういう場面になれば毎回と言ってもいい程言うセリフを悪びれもせずに、ごめん!とでも言うように両手を合わせて頭を下げてからいい放って、チラリと相手の顔を伺い
いえ、別に謝らなくていいですから
(何もこんな感情を抱いているのは一度や二度なんて生温いものではない上若干慣れてきてもいるので、特に咎める事もせず謝る事は無いと言い。「……今回限りですよ」相手の毎度お馴染みの言動に内心で深い溜め息を吐く。一体これで何回目だろうか、考えただけで頭痛がする中此方もいつも通りの表情といつも通りの台詞を吐く。何故かいつも許してしまう己に嫌気が差しながらも、相手を突き放す事はどうしても出来ず)
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