フェイタン 2014-05-31 01:04:31 |
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へぇ…、意外。
フェイタンって案外大人なんだね。
(いつもの相手を思えばてっきり苛立って仕方なく、自分がなだめ役にならなかせればならないものだと思っていたが、実際はその逆で自分がなだめられてしまい。その理由にまで気付くはずもなく目を丸くして素直にその感想を述べ)
(/了解です!ではでは!)
意外は余計ね。
(相手の言葉に今更ながら変化に気付くも眉間潜めて。彼は自分の事をどう思っているのだろうか、キレやすく口も良い方ではなく他の団員とは違い騒ぐ方でもない。相手とは根本的に違う性格、なのにこれといって衝突した記憶もない。一度相手に視線移し何かを発しようとすればマチが現れタイミング逃すと「ささと終わらせるね」と背を向け目的地に向かい歩み進めて)
あぁ、そうだね。
(相手が何か言おうとした気がしてそれが何だったのか気になったものの、マチと合流してしまえば聞くタイミングなどあるはずもなく。確認する術もないまま、さっさと終わらせるという言葉にただ頷いて相手の背中を見つめることしかできず。その時「シャル?」とマチの声。どうやらフェイタンのことで頭がいっぱいだったようだと自覚すれば、いつもの笑顔で「あ、ごめん、何?」と返しそれから無難な会話を繰り広げ。そうしているうちにどうやら今回のターゲットの屋敷に辿り着いたようで)
隠し部屋があるて言てたね。恐らく家主は其処に居るよ
(玄関前には見る限り2人、警備が手薄なのは自信からくるものか定かではないが作戦を立てるまでもないと正面から突入試みて。素早く2人の喉を掻っ切り屋敷内へ、入り口付近に階段があり廊下を挟んで扉が幾つもあるが隠し部屋を入り口付近にするはずがないと踏めば階段を駆け上がって行き。)
(フェイタンに続き素早く階段を駆け上がると、突然ワラワラと湧いてくるSP達。その姿を見れば口角上げ)
なるほど。フェイタンの読みはズバリ的中ってわけだね。
ここは俺とマチがやるよ、フェイタンは奥へ。
おそらく隠し部屋は屋根裏だ。
(作戦というには足りない程度の簡単な役割分担をし。相手のことだ、ボスを殺りたいに決まってる、そう考えては自分たちは雑魚の処理に回り。マチは念糸で次々と敵の首を天井に首を吊るし、自分はアンテナを敵に刺せばそいつに銃を乱射させ)
了解
(口許は隠れているがニヤリと。目配せすると指示された屋根裏目指し現れる敵を次々になぎ倒して行き。奥の部屋を開けると気配感じるが上に続く扉は閉まっており、ひとつ色の違う本を手に取ると奥にボタンを見つけてそれを押せば扉が開き階段が現れニヤリと笑み浮かべれば、今はボスを殺ることしか頭に無く駆け上がって行き。高級感溢れる椅子に腰掛けている男、その両サイドにやり手と見られる能力が待ち構えており。息つく暇なく攻撃を仕掛けられるが素早く刀を交え)
…数だけだね、こんなんじゃ時間稼ぎにもならない。
(特に苦労することもなく安安と倒し終えては半ば呆れ顔で呟き。マチと目配せして2人でフェイタンの後を追い、階段を駆け上がった先には2対1で殺り合うフェイタンの姿が。これまでの奴らとはレベルが違う。一目見ただけでそれは分かり気を引き締めるも、その刹那、敵の一人が突然マチへと攻撃を向け、咄嗟に間一髪のところでマチを庇って避け、)
フェイタンと殺り合いながらこっちに攻撃するなんて、なかなかやるね。大丈夫?マチ。
(無傷で避けられたものの一歩間違えればどちらかが死んでいた場面だというのに平然としていて。避けた際に服についた埃を払う姿からも余裕が見てとれて)
…,…っ
(仲間なら当然の行動、ましてや恋人なら尚更。触れ合う体、シャルに寄り添い身を預ける姿。視界の隅に彼女を庇う様子捉え"別に平気。アンタが守ってくれるし"他に見ない表情をシャルに向けるマチ、互いの親密さ信頼度が伺え胸の奥がチクリと痛み。一瞬の隙がうまれると其れを見逃すまいとガタイの良い男が刀突き上げ、瞬時に気を戻すが一歩及ばず気付いた頃には急所をまぬがれたものの胸を貫かれ体ごと突き上げられており。)
!?っ、フェイタン!
(余裕だと思っていた、なのに今目の前の光景は間違いなくフェイタンが貫かれ危うくなっている状態で。何故そうなったのか、そんなことを考える余裕もなく、なぜか焦燥しきっては一気に顔付きも変わり、冷静かつ冷たくマチに一言、)
…フェイタンを頼む。
(念糸縫合が必要なのは見て明らか。それだけ告げると自分にアンテナを刺し自動操縦へと切り替え。普段ならあまり使いたくなくて渋る技だが今回は一刻も早く片付ける必要があると瞬時に判断しての行動で。次の瞬間には敵2人は粉々になっており、自動操縦は終了。怯える家主に目当ての品を出させると家主も簡単にその場で殺し。任務を終えてすぐにフェイタンへと駆け寄り、マチに今回の盗品を預けては自分はフェイタンを背負い、慌ててアジトへと戻り)
……っ
(揺られる感覚に意識が戻り温かい体温と鼓動が聞こえ瞳だけ横を向けばシャルの横顔。これは夢だろうか、安心しきった様子でまた意識失い気付いた頃にはベッドの上で。朦朧としながらも己現状を把握すべく上半身起こそうとすれば体にまるで電撃が走るような痛み感じ息漏らし。力無く倒れ込むと傷口に巻かれた包帯に触れ、ようやく己がミスを犯した事に気付き理由が彼らによるものだとは認めたくないものの、この傷を見れば嫌でも認めざるおえない。…情けない、目元を片腕で隠し力無く笑い)
入るよー?
…ってもう気が付いたんだ?流石だね。
(一応声はかけたものの怪我の具合を考えればまだ意識はないままだろうと予想して入室し。ところが予想に反してどうやら意識があるらしい相手の様子を見れば素直に驚き賞賛して。ベットの近くに適当に腰掛けては片腕で目元を覆う相手の様子にはあえて触れず持ってきたペットボトルの水を相手に差し出し、)
喉渇いてるでしょ?飲める?
ざまあ無いね。団長に合わせる顔無いよ
(人前ではけして弱音を吐かない、なのにシャルには自然と弱音を吐いてしまう。しかし情けない顔は見せられずその体制を保ち、微かに聞こえた軋む音で近くに座った事が分かり己を気遣う行動を素直に受け取ることが出来ず、暫く静かに時だけが過ぎていき、やっと片腕解くも其方に視線合わさず天井見上げ何か思い詰めた様子でぽつりと)
…ここ抜けるよ。団長には明日話すね
何言ってんの、らしくないな。
団長がそんなこと許すと思う?
…っていうか、団長が許しても俺が許さない。
(いつもどんな任務もソツなくこなす相手のただ一度の失敗。そんなこと自分も含め恐らく団員は深く気にしていないだろう。なのに珍しく弱気な相手。普通なら優しく慰めたりするところなのかもしれないが、関係性ができているからこそ上辺の言葉ではなく本心で許さないと述べ、己らしくどこか理論的に言葉を続け、)
どうしても抜けるって言うなら俺も抜ける。
連帯責任でしょ、同じ任務についたんだから。
ハハ、情が移たか?今まで抜けた席はすぐ補充してきたね。私が抜けたらまた繰り返せばいいだけよ。
(これまで仲間が抜けてもたいして気にも留めない蜘蛛はバラバラになろうがまた作れば良い。少々感情的とも取れる相手の発言に一瞬切なげな表情浮かべるが、次に戻った普段通りの表情からさらりと返して。最後に発せられた言葉に鼻で笑い敢えて冷ややかな口調で鋭さを増した視線突き刺して)
ハ、まるでガキね。ガキの子守りする気ないよ。
どっちがガキだよ?
何意地になってんの?任務に失敗したわけじゃなし、そもそも抜ける理由ある?
(冷たい口調で冷徹に突き放してくる相手の口調。いつものことのはずなのにどこか違和感を覚え。溜息一つつけばガキのように意地になってるのはそっちの方だと言い返し、そもそも怪我はしたとはいえ任務は成功している、この状況で何故そこまで抜けたがっているのか分からないとそもそもの疑問点を問い掛け)
…煩いね。お気楽な奴に言ても無駄、これ以上首つこむと殺るよ
(どんな態度とろうが食い下がる姿に思わず心に秘めた想いを吐き出しそうになるが相手の現状を思えば難しい。マチとの仲に多少なり亀裂が入る事を考えれば言葉飲み込み。常に冷静で他人に興味すら湧かない己がこんなに感情を揺さぶるのは初めてで、そのせいか痛みも感じず上半身起こし相手の頭引き寄せると近くなった瞳見つめて低音で警告し)
団員同士のマジギレ禁止、だろ?
(普通の人間ならフェイタンに睨まれるだけで怯えてしまうのだろうが、自分にそんな脅しが通用するわけもなく。いたって冷静に上記を返すが、その瞳は真っ直ぐ相手を捉えていて。それから己の頭を引き寄せる相手の手を、相手の傷に影響の出ない程度に優しく払い立ち上がると、)
…ま、そんなに殺りたいなら抜けてから、だね。
(今は止めても無駄なのだろう、先ほどからのやり取りでそう考えては双瞼を閉じてそれだけ話すと「お大事に」とついさっき手渡そうとしていた水を枕元に置いて後ろ手に手を振りながら部屋から立ち去ろうとし)
……
(こんな時にも気遣いの出来る相手やんわり払われた手を下ろし微かに残る感触に瞳伏せ。後味の悪い空間、先程まで少々言い争いをしていたものの扉に手を掛ける姿見れば名残り惜しく名を発しようとするがやはりマチが頭をよぎり、仲間といえど余り長い時間ここに留めておくわけにもいかず窓へと視線向け己の欲を抑えここまで世話をやいてくれた事に対して素直に言うわけもなくぽつりと)
…ま、感謝しないよ。助けを求めた覚えはないね
(すいません、遅れました;;)
うん、いいよ。
俺が勝手にやったこと。感謝なんてされる筋合いないさ。
(背中越しに聞いた言葉に相手らしさを感じ思わず頬を緩め。首だけ振り向けばさも突然のように上記を話して再び前を向き後ろ手に手を振れば扉を開けて退室し。)
……ふぅ。
(廊下で一人になれば、先程までのやり取りを思い出し。やけに感情的になってしまった自分は否めなく、だがそれが何故なのか自分では分からなくて。ただ蜘蛛を辞めさせたくない一心だったが、その裏にあるのは仲間意識か責任感かそれとも…?これ以上は考えるべきではない気がして無理矢理かき消そうと首を横に振り)
(/大丈夫ですよー^^)
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