R子 2014-05-28 15:39:36 |
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学校に着くと、5.6人の先公が揃って立っていた。
「全く、お前らのような生徒は初めてだ」
教務主任の岡田が言う。
うるせぇな、と思っていると、生徒指導室に連れていかれた。
「奥田、平山、そこに正座しろ。」
俺の担任の前田が言った。
見渡すと、あの日のメンバーが正座をして此方を見ていた。
「村上はもうすぐ来る。」
前田が言った。
そうだ。俺らは学校で花火をして事務員に見つかったあと、学校内で、壮絶なレース(はたから見ればただの鬼ごっこ)をしたのだ。
すると職員室に呼び出しの電話が‥前田宛てだった
戻ってきた前田は蒼白な顔して他の先公に耳打ちした
「お前らはここで待ってろ」とだけ言い残した先公達は足早に生徒指導室を出て行った
だが友人はそんな言葉なんて無視して、こういったんだ。
「さぁ、・・・・う。・・・ちの、あ・・、あつい、・・・を!!!!」
よく聞き取れなかった。
だが、あの時の言葉を今なら理解できる。あれは、
「さぁ、はじめよう。ぼくたちのあつい、あつい、ゲームを!!!!」
と、言っていたんだと・・・・・・。
「おい、さっきからそわそわしてどうしたんだ?」友人のその一言で彼の脱出計画は無念に終わった
「え?別に何もないよ」彼はそう友人に笑いかけ第二の脱出方法を考えた
ここで「パンツを脱いでみんなの度肝を抜こう」などといういかにも根っからの悪ガキ、というような発想をする余裕はなかったし、彼はそこまで悪でもガキでもなかった。
凡人同様(そう彼は凡人である)追い詰められた友人は、無謀にも目の前のスライド式のドアから出ようとしたのだ。しかし、それではいともあっさり見つかってしまう。凡人は考えた。校舎の構造を。
すると母は答えた。
「何言ってるの?この子ったら‥やぁねぇ‥」
僕はぼやけた目をこすり、もう一度母の頭を見た…
「ええ!?ス…ス…スキンヘッド??」
益々僕の頭は混乱していった。
「またか…またなのか…!」
僕の隣の家に住んでいる
幼 馴染(おさな なじみ)は、僕に大惨事が起こった時に限って
なぜか呼び出しをしてくる迷惑なやつなのだ。
以前、呼び出された時にはこんなことがあった。
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