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この学園には"プリンス"と称されている男子生徒がいた。彼の噂は学園内に彼女がいるだとか、実は教師と付き合っているだとか、彼女が沢山いるとかそんなものばかり。彼自身はその話題の真偽を問われるのに嫌気が差し、ある考えを思いつく。一方、特別目立っているわけでもないがとても顔立ちの良い男子生徒がいる。しかし彼は"プリンス"とは反対にそれほど言葉数は多くない上、何を考えているのかわからないとも言われる程。然しながら隠れファンは多く存在するとの噂も_。
「君、」
『……』
「突然ですが俺と付き合ってるフリしてもらえませんでしょうか!…駄目、だよな……」
『別に』
「いいの? 良かったー!」
『煩、黙って……てか男か』
「え、今更」
気紛れなのか、黙って欲しかったがためかOKを出した寡黙君。
_此れが彼のある考えだった。
学園のプリンス×寡黙イケメン
>1はレス禁。