薄弱な僕と薄氷な君と

白木さん…？どうかしたの？
(相手が検査室から出てきたため迎えに行くと元気がない顔をしていたため心配になり上記を述べ

注射された…採血だって…
(まだ少し痛むのか右腕を押さえながら述べると怒ったように相手を見て)

お疲れ様。
(不機嫌に自分を見てくる相手に上記を薄く笑いながら述べ、背伸びして相手の頭を撫でて「早く病室行って、プリン食べないの？」と表情を無にしてから述べて

…た、食べます
(相手に撫でられると不機嫌な顔も直りだんだんと赤く頬を紅潮させると相手からぷいっと視線を逸らすと病室に歩き出して)

…？
(赤くなってぷいっと自分から視線を逸らした相手を不思議に思いつつ、プリンを渡すため一緒に病室へ向かって歩きだして

検査で病気出たらどうしよう…
(流石に病気になるのは嫌なのか病室につくとベッドに座り小さく呟き、不安を振り払うように首を振るとプリンを待つように足をパタパタさせて)

お待たせ…
(プリンをもって病室に入り、不安そうにしていた相手を見て「大丈夫ですよ…」と呟きながら相手にプリンとスプーンを渡し、「食べ終わったら呼んでくださいね?」と言い、病室を出ようとドアの方へ歩みを進め

ま…待って…！
(相手が歩き始めたところで相手の腕を掴み相手を止めるとまだ心配なのか一人になりたくなく「一緒に食べよ…？」と述べると俯き)

…。わかりました…。一緒に居ますから、プリンは自分で全部食べていいですよ
(いきなり腕を掴まれ驚くが、いつも通りの表情で振り向く。相手に心細そうな声で「一緒に食べよ?」と言われ、今は一人になるのが嫌なんだろうと事故解釈し上記を述べ、相手がいるベッドのわきに腰かけて相手の頭を撫でて

な、なんちゃって、心配した？
(相手の行動に嬉しさを感じたのか少し心が踊るが相手に心配をかけてはいけないと考えたのか顔をあげてにっこりと笑うと上記を述べると相手の隣に座り)

…、心配なんてしないから…。
(相手が笑いながら自分の横に座ってきたので、ただのお節介だったのかと思い恥ずかしくなりぷいっとそっぽ向いて上記を述べ

う…ごめんなさい。
(相手の言葉を聞くと笑みを消し、怒らせてしまったと思ったのか相手に謝り)

…美味しい！
(相手の持ってきたプリンを一口口に運ぶと段々と笑顔になっていき飲み込むと同時に上記を述べて)

あ…お、怒ってないから謝らなくていいの…！
(本当は心配してたなんて恥ずかしくて言えないし、いきなり謝られたことに戸惑いながら上記を述べて)

よかったっ。
(相手の笑顔を見て、うつったかのように自分も微笑んで

だって…忙しいかもしれないのに止めちゃったし…
(相手が去ろうとしたのに呼び止めたのに罪悪感を感じているのか上記を述べ)

……
(相手の突然の微笑みに顔を赤く染め上げたまま相手の微笑みを見つめて)

白木さん、気にしなくても大丈夫ですよ…。
(落ち込んでしまっている相手を安心させてあげたい一心で優しく話しかけて、それと同時に相手と目をあわせて薄く笑って

…? 私の顔、何か着いてます？
(じっと見つめられ、照れているのを隠しながら上記を述べて

ん…泉さんはちょいちょい優しいですよね
(相手の優しい言葉と笑みを見るとこちらも落ち着いたように笑みを浮かべながら述べて)

いや…その…泉さん今日よく笑うなって
(相手の笑顔が多いと指摘すると自分も赤い顔を隠すように俯き)

そんなこと、初めて言われましたよ
(自分のことを優しいといってくる人に初めて出会い、少し嬉しく思いながら上記を述べ

…ほんとですね。自分でもおどろきですよ…
(私ってこんなに笑うんだ…とぼそっと呟き

そ…そうですか…？まぁ普段は冷たいというかだいぶ表情がないですけど…
(首をこてっと傾げると相手の普段を思い出すと相手の頬をぷにっと押しながら述べて)

わ…笑ってる方が可愛い…ですよ？
(俯いているのを上記を述べながら顔をあげて相手を見つめ)

あげますー

あげー