主 2014-05-22 03:09:36 |
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>山口
いいよ、別に気にしなくて。それに、僕と同じコートに立つんでしょ。…それなら、なおさら
(まだ初夏とはいえ室内でやるスポーツ、倒れるといけないだろうと相手にペットボトルを向けたままで。相手の言葉にそのまま言葉を続けるが語尾は少しずつ小さくなっていって。柄にもないことを言ってしまっただろうかと、誤魔化すようにメガネに触れると半ば押し付けるように相手にペットボトルを渡して「もう1本買えばいいし」と付け足し。
>ツッキー
…ありがとう、ツッキー!
(相手の言葉に歓喜し、笑いながら受け取ると何度もお礼を述べて。同じコートに立つ、まだレギュラーを貰えていない一年生は自分だけで希望なんてなかったが、相手がそう言ってくれるだけで嬉しくなって頑張ろうと奮起して。「今度はオレが買ってあげるね」なんて乏しいお財布でよういえるななんて突っ込まれそうな言葉を
>山口
どういたしまして。早くレギュラーになってよね、
(何度も礼を言う相手にそう返し。ずっと一緒にやってきた相手、なんだかんだで隣にいるとしっくりくるものであり、それは試合中も同じで。わかりにくいながらもその事を伝えると、相手の言葉にふっと笑み浮かべると「お金、余裕ができてからでいいよ。ショートケーキね」と図々しくも商品までリクエストして。
>ツッキー
うん、オレ頑張る!
(そう述べて笑う、本当にレギュラーに入りたかった。でも影山と日向はコンビだし、自分には何も得意なものがない。そう思うと何だか皆と距離が出来たように感じてしまうのも事実、しかし相手の隣に立つためには自分が頑張らなくてはならない。「本当ツッキー、ショートケーキ好きだよね」と言いながら体育館に入っていき
>山口
レギュラー奪って王様の悔しがる姿見たいしね
(いつものような意地の悪い笑顔浮かべて普段挑発している相手の名前を出すと相手をちらりと見て。自分なりの励ましは伝わっているだろう、わかりにくい事でも汲み取ってくれる関係が心地よくて、なかなか抜け出せないでいる。「美味しいでしょ、イチゴ。なんか好きなんだよね」同じように体育館に入ると相手にそう返して。
>ツッキー
ふは、ツッキー辛辣!
(いつも通りの相手の言い草に笑いながら答えるとイチゴが美味しいなんて可愛らしいことを言う相手。確かに相手が言うとおりイチゴもショートケーキも美味しい。自分からしてみれば相手が好きなものは好き。「イチゴ美味しいよね、わかるよ」と。体育館に入っては鼻腔をつくボールの匂いにさて、今日も頑張ろう、と気合を入れてみて
>山口
そんなの今更でしょ
(冗談っぽく微笑んで見せると、相手も自分と同じものが好きだと言って。こんな小さな事でも嬉しいだなんて本当に自分らしくない事なのだけれど、思ってしまうことは仕方が無い。「そう、それじゃ同じのにしようか?」そう返すとバッグをかけ直して部室へと向かい。
>ツッキー
だよね!
(そう言って笑うと相手に続いて部室に向かう。同じものにしようかと問われれば答えは決まっていて、「うん!」と元気欲、まるで子供のように答える。相手と同じ感情を共有できることは嬉しくて自然と笑みがこぼれて
>山口
…あれ、まだ誰もいないね
(笑をこぼす相手を一瞥すると部室の扉を開け、人影が見当たらないのを確認してつぶやき。部活に全力をかけている彼らが来ていない、おおかた委員会か、ホームルームが長引いているのだろう。そう予想をすると自分のロッカーへ向かい、早く着替えてしまおうか、とロッカーを開けて。
>ツッキー
本当だ、日向なら来てるかと思ったんだけどな
(いつもバレーに命をかけてるチームメイトの顔をぼんやりと思い出しては、あいつもこんな時があるんだなぁ、なんて思って。相手の行動を見ては自分も早く着替えてしまおうとロッカーから練習着を取り出して制服を脱ぎ始めて
>山口
僕もそう思ったんたけど。先輩達までいないし…
(相手の言葉に同意すると相手同様着替え始めて。こんなに人が少ないだなんて、ふと自分もなにか用事が無かっただろうかと思い出してみる。「…山口はなにか用事がなかったの?」特に思い当たる節もなかったが、忘れているだけなのではないだろうかと、相手尋ねてみて。
>ツッキー
先輩達は進路関係の話じゃないかな?わかんないけどさ。
(自分が想像できる範囲で三年生の用事などを思い浮かべるが特に思い当たらず進路関係だろうと真面目な解答をしてみて。自分はどうかと問われても何もない。「ないけど…ツッキーは?」と相手はどうなのだろうと思い同じ質問をして
>山口
あぁ…受験生は大変だよね
(相手の答えになるほど、と納得するとそう返し、己も再来年は受験生か、なんてまだ遠い先のことを思ってみて。尋ねられるも己も思い当たる節がなく「…ないね」と少しだけ考えて答え。さぁ二人だけで何をしようかと考えつつ、制服をロッカーに放り込んでロッカーを閉めて。
>ツッキー
オレらも数ヶ月前まで受験生だったじゃん!
(ついこの間、高校受験が終わったような感覚がしてはあの試験会場の緊張感、緊迫感を思い出しては嫌なことを思い出してはしまったと後悔して。「だよね」相手の返答にそう返ってくることがわかっていたかのようにそう述べると制服を放り込んだ相手に「ちゃんと畳まないとシワになるよ、ツッキー‼︎」と
>山口
あーあーもう忘れましたー
(勉強尽くしだった頃のことを思い出すとあの頃のような日々をまた、否今度はもっと勉強しなければいけないのかもしれないと思えばそう知らないふりをして。思わず面倒くさくてたたまずに入れてしまったものの相手にそう言われてしまえば再び取り出し畳初めて。「山口、お母さんみたいだよね」思わず笑い漏らせばそう言って
>ツッキー
あーあーオレも忘れましたー
(相手の言い草に自分も同調してそう述べると少しばかり口角を上げて笑ってしまい、そんなことでさえ可笑しくて、相手といる一瞬一瞬が尊くて。「こんな手のかかる子供じゃ困るなぁ…こら、蛍!ちゃんと畳まなきゃダメでしょ!…みたいな?」小さい子供を叱るお母さんの真似をしてみては相手のお母さんじゃなくて、特別になりたい、と心中では叶うはずもない想いが胸を締め付けてる
>山口
は、何それ。振ったの山口でしょ
(同じような反応をする相手におかしそうにくすりと笑うと。相手の動作に思わず頭を撫でようとしてしまい、はたと我に帰ると行き場のない手をそのまま後頭部へと回して。「…ハイハイ、お母さん。そんなに怒ってるとまた小じわ増えるよ?…なんてね」名前で呼ばれてしまうと思わず手を止めて、こんな事でも反応してしまうなんて自分も随分惚れ込んでしまっているのだろうな、なんて思いつつそうからかうように言って。
>ツッキー
そうだけどさ
(確かに相手の言う通り、話題を出したのは自分。しかし思い出したくもないのもやはり事実なので苦笑混じりに述べながら言うと何やら相手が不審な動きで後頭部に手を回してたので首を傾げてしまい。「全く、誰のせいだと思ってるの⁈これも全部蛍の…っていつまでやるんだよ、ツッキー」なんだか延々と続きそうな感覚がしては笑いながらそう言って
>山口
でも受験、本当に嫌だよね。…なんでもない
(相手の返答にため息一つついて返すと、首をかしげている相手に気がついて。後述告げれば誤魔化すような笑み浮かべ。「のってくれるとは思わなくてさ、思わずね」相手がこういう風に付き合ってくれるのは予想外で、少しだけ楽しそうに笑い。普段見ないような一面を見たように思えて、なんだか少し得したような気分でいて。
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