烏瓜 2014-05-18 02:46:10 |
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――紫陽花の花が咲いていてさ。
アジサイ?と僕は聞き返した。この男はどうも花を見ると見とれて足が進まないらしい。今日は紫陽花にみとれていたらしい。袋の中のアイスが溶けかけていた。
――紫陽花。知らない?
知ってるよ、梅雨の季節に咲くっていう、土の成分で色が変わるやつだろう。むっとして、僕は言い返す。溶けかけのアイスはとりあえず冷凍庫へ放り込むとして、今はこいつの話に耳を傾けよう。
――そう、土の酸性度によって色が合わる。酸性が青、アルカリ性が赤と言われていて……
こうなるとこの男の話は長くなる。アントシアニンがどうだとか、pHがどうだとか、所謂文系の僕には生涯関係のない話だから軽く聞き流しておくことにしよう。
――君が興味を持ちそうなもので言えば紫陽花は夏の季語で、万葉集にも紫陽花を使ったものが収録されているらしい。
へえ、それは知らなかった。そんな昔からあったのかい。すごいすごい。こうやって適当に聞き流しておくのがこの男への一番の対処法である。
――花言葉はこれまた多くて。「浮気」「無情」「高慢」なんてものから「元気な女性」「辛抱強い愛情」みたいなものまで様々なんだけど。
ほうほう、それも知らなかった。さすがは植物博士。僕が淡々とからかってみせると真剣に聞いて、と怒られてしまった。しかし、はなから聞く気はない僕は気だるげに返事をしただけだった。
――「遠縁にある人を思う」なんてのもあるのさ。
シオンと同じ花言葉じゃないか。誰が花言葉を作ったかなんて知らないが、モロ被りはどうなんだ。こいつに言っても面倒なことになるだけなので俺の心の中に疑問はしまっておくことにしよう。
――君、遠くに行った人を思ったことはあるかい。
ないね、残念ながら恋愛経験はそう多くないんだ。
――今は、思ってくれていないんだ?
しん、と静まる。言葉が心臓にずぶずぶと、ゆっくり突き刺さっていくように感じた。昔一度だけ犯した過ち。過ちに、したかった記憶。
ないよ。ただ一言、簡潔にそう言った。奴の表情は見えない。
――知ってたよ。
そう、こいつは知っていた。自分の恋心も、俺の好奇心も、全て知っていた。俺のことが好きだと言ったこいつの思いを、恋心からではなく、男同士、同性愛への好奇心から受け入れた。
――知ってた。
少しだけ声が震えていた。俺は静かにそれを聞いていた。梅雨のある日、手を繋いで帰った。不思議とそれは心地よかったのは、綺麗なままの思い出だからだろうか。
――全部、知ってたんだ。
放課後の教室で、二人唇を重ねた。僕はその時、あぁ男ではダメなのだと感じた。僕は所詮、同性に恋をすることができない、ただの異性愛者だった。
――それでも、よかったのに。
通話ボタンを切ると僕は窓の外を見た。まだ六月にもなっていないのにざあざあとよく降る雨だ。アイスは明日食べることにしよう。ベッドに転がるとあいつの声が頭の中で再生された。ごめんな、結局、お前じゃ駄目だったよ。
アイビーって観葉植物で扱いやすいし花言葉が「友情」「死んでも離れない」なんだね。
前者の言葉しか知らなくて、贈られた時に嬉しい!って喜んでたけど贈った相手は後者の意味でとっていて…っていう明るいのか暗いのかよくわからない百合がほしいです!誰か書いてよう←
小学生から中学生の間って、なんだかすごくいけないものを覗き見しているような気分になる。ショタの耽美小説読みたいです。けしてそのなかに裏要素はいらなくて、ただサスペンダーと膝小僧と白靴下が似合う男の子達がいるだけでもう…!!
逆に、女の子は中学生から高校生が一番身悶えしちゃう。友情との葛藤、嫉妬、女子特有の面倒くさい友達付き合い。男子で全くないってわけじゃなくて、女子だと顕著なだけなんだよね。
某国漫画の女体化学パロ百合妄想注意
ギルちゃんとロデちゃんってすごい、素行が悪く教師からも諦められてるギルちゃんと育ちが良くてまさにお嬢様!なロデちゃん。きっと、出会ったら喧嘩ばかりなんだろうな…「前を閉めなさい!スカートが短すぎます!」「ごちゃごちゃうるせーなぁ」みたいな感じで。きっとやってはいけないことも経験しちゃうんだ。授業の無断欠課なんて普段だったら絶対にしないし、ましてやそのまま街へ繰り出すなんて以ての外!なロデちゃんにいろんな世界を見せちゃうのかな。それでも元々いたグループも違うし性格も育ちも正反対。一時期離れてぎくしゃくしちゃってもいいと思います。最終的に幸せになってほしいものだ…
さて、寝よう!←
下げてばっかだと見失いそう、まぁいいか。
百合が書きたい!ゆりゆり!
この世ではない世界の物語
といってもあの世だとかガッツリファンタジーなんじゃなくてさ、こう、現実にはない草花だとかがあって。
そのほかは全部この世界と同じもの、少しだけズレてる世界なのかなあ、そんな不思議な世界!
画面に表示されている少女は透き通るような白い肌、現実離れした桃色の腰まである髪の毛を揺らしながら駆けている。所々露出した服装もいやらしく感じさせず、むしろ可愛らしさに拍車をかけているようだ。
まるで、自分とは大違い。前原月子は長く伸ばした前髪を揺らしながら呟いた。幸い、周囲には聞かれていなかったようで、多くの人々が月子のすぐ隣を歩いてゆく。月子は中学三年生、まさに受験戦争真っ只中である。おしゃれも恋愛も、両立できるほど月子は器用ではなかった。元々友人も多い方ではなく、家は門限が厳しい、そのうえ無口で表情も硬い。当然、話しかけてくる同級生は多くなかった。そんな状況で、自分を偽れるネットの世界というものは月子にはとても魅力的であり、もともとゲームの腕には自信があった月子がそのオンラインゲームに夢中になるのに時間はかからなかった。
「メール?」
パソコンはもちろんのこと、携帯端末と連動させることで、屋外でも操作が可能なそのゲームは、中高生を中心に人気を博しているらしい。月子はタブレットを操作して新着情報の画面からゲーム内のメール受信箱を開いた。新着の一件は、月子がゲームを始めた当初からずっと仲良くしている友人の一人だった。友人は同じ時期に始めたらしく、月子とよく一緒にパーティを組んでいる。今回も一緒に素材を取りに行かないか、という趣旨のもので、月子は了承の旨を伝えるために素早く画面に指を滑らせ返信した。
***
飽きたもの。
優しくて強くて可愛いアバターの友人が、一つ上の人気者で周りにいつも人がいる先輩♂だった話!
顔を真っ青にして「お願い!ここだけの秘密にして!」って頭下げられて困惑したり、「委員会終わったらいつもの行くでしょ?」って二人だけにわかるような話をしたり。
つまりは少女漫画のような?そんなノマカプが書きたかったんだ(過去形)
放り投げてたら誰か続き書いてくれるかな←
まず見ている人がいなry
BL
くろこの籠球
古橋×花宮(花宮×古橋?)
時間制限チャレンジ!
キモい古橋くんとキモい花宮くんのハートフルキモストーリー(大嘘)
靴箱を開けるとひらり、と無地の白い封筒が落ちてきた。ご丁寧に、「花宮真様へ」と宛名付きである。
「それ、何度目?」
隣にいた原が面白そうに覗いてくるので手紙を押し付けると戸惑ったように受け取った。
「え、なにこれ。読まないの?」
「気持ち悪い文章だって事くらい何度も送られてりゃ開けなくてもわかる」
嫌味なやつ、なんて行ってくる原を無視して教室へと向かう。どうせ手紙の主は教室前で待機しているのだから。
「おはよう花宮」
「今日も気持ち悪いな古橋」
我ながらひどい挨拶だと思う。しかし、この挨拶を受けて頬を赤らめているこいつも相当ひどい、頭が。
「今日も綺麗な髪の毛だ、メーカーを変えたからか艶が増している」
おい待て、なんでお前がそれを知っている?なんて疑問は今はもう微塵もわかない。こいつが俺の家に盗聴器や隠しカメラを仕掛けている事はだいぶ前に発覚しているからだ。代わりの感想といったら、あぁまた見てたのか、という事くらいだろう。
「そうだ、花宮。昨日部室に落ちていた」
思い出したようにそう言うと古橋はポケットからハンカチを一枚取り出して差し出してきた。なぜ名前も書いてないうえにいつも一人で行くトイレ以外でめったに使わないそれが俺のものか判別できたか。理由は簡単だ。俺をストーキングしているから。
「汚い手で触ってんじゃねぇぞゴミ」
他人から見れば罵倒の、こいつにとってはご褒美である言葉を放つとその場で悶え始めた。迷惑すぎる。
「あぁ、それと」
俺の言葉に反応してその場で瞬時に正座をした姿を見て今更引きはしない。いい加減毎日やっているともはや慣れたものである。周りの人間も、自分でさえも。
「いい加減ゴミが増えるのは迷惑だ。ちゃんと口で言えよ、クソホモ野郎」
舌を出して口角上げてみせると古橋の顔がみるみるうちに真っ赤に染まってゆく。本当に気持ちの悪い、だけどそんな奴に好かれて満更でもない自分も十分、気持ちが悪いと思う。
***
三十分でどれだけかけるか。
三十分だといつも以上に支離滅裂でいつも以上に無理やり終わらせた感じがする。これはひどい!
おとぎ話でBLNLGL!楽しそう!
赤ずきん 女
童顔可愛い。猫かぶり。
お金大好き、貢がせるの大好き。
白雪姫 女
純粋無垢。故にいじりがいがある。
無駄に巨乳、それで赤ずきんに敵視されてたり。
眠り姫 女
ダウナー系。居眠り大好き。
寝てばかりだけど天才肌。
シンデレラ 女
夢見るメルヘン。王子様を待ち焦がれてる。
掃除と空想が三度の飯より大好き。
親指姫 女
一番歳上なのに一番背が低い。
お姉さんぶりたいのに可愛がられるのが悩み。
人魚姫 女
さち薄い乙女。小さな頃から不幸ばかり。
水泳が得意、でもしょっちゅう足をつる。
カーレン 女
いつも赤い靴を履いてる。ダンスが得意。
死刑執行人の男とふたりで暮らしてる。
ラプンツェル 女
お婆さんと一緒に暮らしてる。髪がすごく長い。
いつも男に飢えてる、彼氏募集中。
雪の女王 女
無表情だけど感情は豊か。孤立してる子。
本当はみんなと仲良くしたいけど人見知り。
グレーテル 女
思春期、兄のことは好きだけどちょっとウザがってる。
心配性の双子の兄がしょっちゅう出張ってくるのが嫌。
ヘンゼル 男
ベスト・オブ・シスコン。それ以外は普通の優男。
まさにどうしてこうなったの典型。
ジャック 男
豆が嫌い。鶏は好き。
高所恐怖症でガリバーに日々怯えてる。
ガリバー 男
高身長で強面。中身はガラスのハート。
何もしないのに怖がられてしまうのが悩み。
アリババ 男
お金持ちのボンボン。昔は貧乏だった。
しょっちゅう女の子侍らせてるような女好き。
アリス 男
女装男子。自分のことが可愛いと思ってるナルシスト。
扱いは不憫、赤ずきんから嫌われてる。
ハールメン 男
いつもニコニコ。どこかミステリアス。
小さい頃から笛が得意。
王様(王様の耳はロバの耳) 男
ロバの耳を隠して生きてる。帽子必須。
はじめは高慢的だったけど少しずつ打ち解けてきた。
オオカミ 男
色んな童話で悪者扱いされてきた不憫な子。
おかげで若干やさぐれ気味でもある。
狼少年 男
年中エイプリルフール。まず信じられることはない。
よく怒られてるいたずらっこ。
ツバメ 男
群れからはぐれたらしい子。
何処かの優しい王子と暮らしてるとか…?
さて…思いつくだけ書き出してみたはいいもののこいつらをどうするか。
適当に「御伽学園」とかそういうの作るのが一番手っ取り早いかな?
烏瓜さんの大好物学生ほもゆりですよー…うへへ
多分短編になりそうだな、飽き性だからこの設定のまま終わるのも考えられる!
とりあえず、この設定はフリー素材ってことで
ずっと下げだから見てる人いないけど
気になったNLトピは連続で主様がこなくなり、1対1を募集してみると数日してお相手様がこなくなり
こうも連続するとさすがに私のせいだよねぇ…
小説ロル確定ロル、~すれば~すれば~して。系や二重になってしまう言葉遣い、いろいろ気をつけてみてはいるんだけども…難しいものだなあ
魅力的な文章を回すっていうのもなりきりには必要になるのか、難しい
「俺は、お前が嫌いだよ。なぁ、判ってんだろ?」
暗い部屋に声が響く。声の主はベッドへ体を預けている。緑がかった黒髪がさらりとベッドの上に流れる。
それを鮮やかな緑色の髪の男は見ていた。扉に頭が届こうかというくらいの長身の男は表情を一切変えずに薄ら笑いを浮かべる相手を見ていた。
「俺はそうでもないのだよ」
長身の男は右手でメガネの位置を調整するようにかけ直した。
「ふは、気持ち悪いこと言ってんじゃねえ。俺はお前が嫌いだ、お前も俺が嫌いだ。これでいいだろうがよ」
悲しそうに眉を下げる男、声の主はそれを見て薄ら笑いを消した。
「可哀想だってか、俺が」
「そんな事は言っていない」
「わからねぇわけないだろ?本当に愚図だな。お前と付き合っているのはただの復讐だよ、真太郎」
声のトーンが一層低くなる。長身の男は黙ってそれを聞く事にした。こういう形でしか愛せないのだ。愛というにはあまりにも歪で、しかしそれは彼にとって唯一の愛情表現なのだった。
「お前等がいたから俺はああしてバスケを続けるしかなかったんだよ。あぁ忌々しい、本当にお前と出会ったことが俺の最大の汚点だ」
きっと「ああして」とはラフプレーの事なのだと思う。恐らく自分達に敗北せずとも、彼は選手を傷つけてはやっていないと主張して、その裏で一人陰湿に笑っているのだろう。もともとそういう人間なのだ。ただ、こうやって責任を押し付けることこそが彼の懐に入ったということである。押し付けると後が面倒くさい、以前彼が語った言葉だ。それをしているという事は一種の信頼とも呼べるだろう。
かつての仲間は、皆引き止めてくれた。こんな関係になってしまえば男が苦しむだけだと分かっていたのだ。それでも男は仲間の手を振り払ってしまった。仲間の思いはわかっていた、わかっていながら、この関係を選んだのだ。
「本当に、忌々しい」
最後までしきりに引き止めようとした橙色の鋭い目をした相棒の姿を脳裏にかすめると緑間真太郎は花宮真の言葉を静かに聞いていた。
注意書き忘れた!
みどりま×はなみや
おかしな関係の話。
書いてるうちにわっけわかんなくなってきた…
みどりまくんには幸せになってもらいたいのに、どうしてこうなった!
今度は幸せなみどはな書きたいな
一年かぁ…
一年経つとまた新しい萌えが出てくるものだけど、未だにこんな薄暗かったりギャグチックだったりするBLGLがとにかく好きみたいです。
今は忙しくてなかなか文章に出来ていないから一年前よりもかなり酷いものになりそう。それでも楽しそうだなぁ、書いてみたいなぁと思うのはこういうのがあるからだよね。
今は某とうらぶにハマってるから、そういう話を書いてみたいな
優等生の堀川国広くん。
宿題を忘れることはない。
頼みごとは笑顔で聞き入れる。
ゲーム機を学校に持ち込んだりはしない。
掃除の時間に悪友達と野球をしない。
先生に怒られる姿を見たことはない。
罰則でトイレ掃除なんてもってのほか。
クラスのみんなからの評価は、「いい奴」。
優等生の堀川国広くん。
常にシワ一つないその真っ白なシャツは汚れて、真っ赤で。
前のボタンを開けることはない制服は濡れていて。
白い肌はべっとりと何かの塊が付着していて。
手に持っている‘モノ’はぴくぴくと痙攣している。
透き通った綺麗な碧色の眼球はいつもの笑みを浮かべていない。
優等生の堀川国広くん。
ざわざわと生徒達はいつも以上に騒がしい。
ウサギが、飼育小屋が、と興奮して話す男子生徒の口から聞こえた。
「殺されてたんだってよ」
金色の髪の毛の少年が俺に話しかける。
「獅子王」
「今日来たら、飼育小屋のウサギがぜーんぶ。首からちょきんと」
おえ、と吐くようなジェスチャーをして簡単にこのざわめきの訳を話してくれる。こわいこわい。この世の中にはそんなヤツもいんのか。適当に返した俺にお気楽だなぁ、と獅子王は苦笑いを返す。
「夜道には気を付けないとなぁ」
「はは、獅子王なら大丈夫だろぉ」
いつものように笑う俺に獅子王はなんだとぉ、なんて返して笑っている。
ちらり、と教壇の方を向くと同じクラスの堀川国広がいつも一緒にいる友人達と同じ話題で会話をしているらしかった。
憤る生徒、諌める生徒。怖がる生徒に囲まれて同じように怯えた表情をして「怖いなぁ」と呟く。
その姿はいつもの堀川国広で、今朝自分が見たその人物とは全く違う瞳をしていた。
その時は不思議と、当事者なのによくそんな顔ができるなぁと一人感心していただけだった。
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