主 2014-05-17 23:21:44 |
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(いえいえ!大丈夫ですよ!)
ま、そうゆうことだ・・・。心配サンキューな。あのお嬢様を待たせすぎると色々大変だからもう行くわ。んじゃな~ (これ以上ここにいるともっと余計なことを言ってしまいそうで。無理やり会話を切ると椅子を立って友人にヒラッと手を振ってドアの方へと歩いて行き手をかけると同時に友人の方へと振り向いて「あ、お前。さっき俺が言ったこと絶対あのお嬢様に言うなよ?もし知られたら恥ずかしすぎて学校止める勢いだからな」焦ったような口調で忠告して
(ありがとうございます!
すみません、金曜日まで試験なのでそれまで来られないです…すみません!)
……っ、悪いわね。怪我はないかしら?
(相手が教室を出ようとしている気配を感じとり、焦った様子でその場から離れようとして。しかし急に振り返ったせいか、後ろから走ってきていたらしい女子生徒とぶつかってしまい、その反動で転んでしまったらしい相手をさすがに無視するわけにもいかず、内心焦りながらも手を差し伸べながら声をかけて)
(なるほど・・・。実は自分も金曜までテストなんですよねw頑張ってください!)
というわけで俺は先に戻るぞ・・・って、なにやってんだお嬢様・・・? (教室に戻ろうとしてドアをあけると目の前には今一番会いたくない人物が目の前にいて。女子生徒に手を差し伸べているが状況がまったく理解できず、まずは落ち着こうと深呼吸をして「ああ、もしかして偶然ここを通りがかっていた感じか?」自分が言っていたことを聞かれていたら色々終わる。聞かれてないことを祈りつつ尋ねて
(もしかして同じ学校ですかね?←
これるときはちょくちょく顔出しますねー!)
……あ。
(そうこうしている間にガラッと教室の扉が開き、扉の向こうから出てきたのは当然相手。間抜けな声を出したきりまともな言葉を続けることもできず、呆然としたままただなぜか顔に熱がこもるのを感じる。しかし、先ほどぶつかった女子生徒が『ありがとう』と立ち上がり自分と相手を訝しげな視線で見ながら通り過ぎたことと、相手から発された言葉にはっと我を取り戻し、「そうよ。別に何も聞いてないわ」と答えて)
(それならそれで面白いかもw
りょうかいです!)
そうか、ならいいんだけどな・・・。 (なにも聞いてないという相手の言葉を信じたわけではないが深く聞くのも気が引けるしホントに聞かれてないのならそれはそれで助かるためとりあえず信じておくことにして。とりあえずこのままの状態でいても気まずい、それにまだ空き教室に教室に残っている友人に馬鹿にされそうだ。「まぁなんだ・・・とりあえず教室戻ろうぜお嬢様?」なんとも言えなない笑みを浮かべて述べ
(ですよねw試験終わりました!)
ん?ああ、そうね。
(相手の言葉に軽く頷いて教室に戻ることについての肯定の意を示して。空き教室での相手とその友人の会話…というよりも、相手の言葉が頭の中を渦巻き、なぜかまともに相手の顔が見れず、会話の糸口も見つからない。別に話すことがないのならそのまま黙っていればいいのだが、なぜか沈黙することも嫌になり、「…暇だわ。何か話して頂戴」と教室に向かう足を止めず、相手の顔もまともに見ないまま微妙な言葉を発して)
(こっちも終わりました!お疲れ様です!)
え?なにそのよくある無茶ぶり・・・。 (相手の様子が少し変わっていることには気が付かずいつも通りだと思っては安心して。沈黙が流れている間なにか話した方がいいか?などと考えていると急に隣をあるくお嬢様からの無茶ぶりに苦笑を浮かべて。そして少し考えるような仕草をすると「そうだな・・・、それじゃとある少年の話をしますよ。その少年は――」多くのことを歩きながら話した。とにかく子供の頃から不運な面倒事に巻き込まれること。なにもしてないのに先生に怒られたり、事件の犯人に顔が似てるからという理由でいきなり警察署に連れて行かれたこと、そして電車の中で痴漢と間違われたりととにかく不運な少年の話をした。実際話していることは全部自分の事なのだが言わないでおく
(お疲れ様です!)
…ずいぶんと運の悪い人なのね。知り合い?
(無茶振りに応じて一人の少年の話を始める相手。うんうんと相槌を打つように適度に頷きながらも、話の内容に不幸すぎる人だと思う一方でどこか話に現実味があることを感じていて。まさかそのモデルが相手自身だとまでは考えないものの、もしかしたら相手の知り合いにそういう人がいるのかもしれないと考えて尋ねてみる。なんとなくこのまま教室に着いてしまうのがもったいなくなり、気持ちゆっくりめに歩くペースを落として)
知り合い・・・ね。まぁそんな所だ、どうですかね?期待に答えられたか? (知り合い、と言われれば違うのだが本当の事言ってしまうと不運すぎて色々恥ずかしいため知り合いということにしておいて。とにかく退屈しのぎになったのなら目的達成なためここで話は一旦切って「そうだ、これから俺は一応お嬢様の下僕?をするからな、俺に聞きたいこととかないか?」そういえばお互いの事はなにも知らない気がしたため話題を変えて。ふとペースが落ちたことを少し疑問に思ったが気にせず相手に合わせて
そうね、まぁまぁってところだわ。
(実際のところはそこそこ興味のある話だったものの、なぜかそれを素直に告げる気にならなかったためどっち取らずと言った返事をする。しかし、実際のところは話していること自体に楽しさを覚えているわけで、若干口元が緩んでいて。聞きたいことはないか、という相手の問いにしばらく考えるように唸った末、「んー…お前って学校以外の時はなにしてるの?」ととりあえず学校にいる相手のことはこれからでもわかると判断し、それ以外を尋ねてみて。)
学校以外・・・か。特になにもしてないんだよなそれが。外に行ってもどうせ不運なことが・・・っと、なんでもない。まぁ友達と遊んだりとかだな (思ったより普通だった質問に失礼ながら意外に思って。学校以外と言っても特になにかしてるわけではなくただ一日をだらだら過ごしてるようなもので、下手したら厄介事に巻き込まれてしまうため常に危険が身にまとっている。「あー、でもあれか。これからは休日とかでもお嬢様と一緒にいるのか?それならなかなか楽しそうだが。いや、でも家に使用人とかいるから俺は必要ないよな・・・」もし下僕ということが休日でも有効になるなら暇だった休日が退屈しないですむかもしれない、そんなことを思いながら述べ
友達と遊んだり、ね。なんだか想像通りね。
(友達と遊ぶ…おそらく相手は何気なく発しただけであろうその言葉が、自分には大きく欠落しているものだと少し痛感する。しかしそれを表に出せるほど素直にもなれず、努めて自然であるようにと相手の言葉に対する感想を告げて。休日も、と発した相手の言葉に、「そうね、休日もいてもらうわ。使用人はいるけど話し相手にならないもの」とほぼこじつけに近い理由を付け足して相手の言葉を肯定して)
まじか・・・はいはい、りょーかいですっと。今更なに言われても気にしないわ (てっきり休日までお前の顔見たくない、とでも言われると思っていたがまったく違った回答に素直に驚いた。なに言われても逆らったら色々終わってしまうため大人しく従って、これは主従というより友達に近くないか?とも思ったが言ったら怒りそうだと思ったため口には出さず。隣を歩く相手へと視線を向けると「まぁ、これからはお嬢様の隣にいつもいますよ。それが今の俺の役目だからな。」なにげなく言った言葉だが他人から聞いたら恥ずかしい台詞だということに気が付かず
…っ。もちろんよ。下僕だもの、下僕。
(相手こそ意識していないようなものの、聞いたこちらはそんなわけにもいかず、むしろ先ほどの出来事もあったことから一瞬言葉に詰まる。自分の意思とは裏腹に高鳴る心臓をあえて振り切るように、いつもの勝ち誇ったような笑みで言葉を発して。「まぁそういうわけだから、明日私に付き合いなさいよね」と今日が金曜日だったことを思い出して付け足して)
そうだな下僕だな、りょーかいです、お嬢様。 (相変わらず高圧的な態度に苦笑を浮かべてやれやれと言った感じで頷いて。こいつといると退屈しないな・・・、と内心で呆れたように呟くと相手の前に回りこむと目の前のお嬢様の頭の上に手を乗せ「退屈なんて言わせないから覚悟しとけよわがままお嬢様?俺がお嬢様の下僕を止めるまでな」こちらも相手に劣らない強気な笑みを浮かべて述べ。
(わわ、遅れてすみません!)
やめるまで?やめさせるわけないじゃない。
(相手の言葉に、ふんっと鼻を鳴らしながら勝ち気な笑みを浮かべ、自分の頭に手を置く相手を振り返って。こんな面白い人を下僕から外してやる気など毛頭ない。そういえばと思い出し、「アンタ、家どこ?」とそのままの姿勢で尋ねて)
(いえいえ~、下がってると見つけるの大変かなと思って上げておいただけですので!)
俺達は今二年だろ?で、恐らく俺は三年になると同時にこの街を出て行くと思うんだよな。まぁあれだ、親の都合の転校ってやつだ (それはこの高校に入った時からから親に言われていたことで、まだ誰にも言ってなかったが一応主?である相手には言っておく必要があると思い言って。そしてまた隣に移動すると家の場所を聞かれ「俺の家?ここから結構近いぞ?そうだな・・・1キロちょいか」家から一番近い高校、ということでこの高校を選んだ。そのためここから結構近い。
(おかげで見つけやすかったです!ありがとうございます!!)
ふーん…。
(転校するという相手の話に、内心はなぜか寂しいような悲しいような気持ちになるも、表面は大して興味もないような淡白な返事をする。金銭的なものならなんとかできなくもないのだろうが、まさか家庭の事情をずけずけと聞くわけにもいかない。そして相手から家の場所を聞くと、「じゃあ私の家からは少し離れてるってことね。どうせ暇なら明日も下僕なんだし、今日私の家泊まっていいわよ」と本当は夜一人が嫌なだけなのだがそんなこと言う訳もなく)
まぁ、お嬢様にとっては興味ない話かもな。むしろ、俺みたいな嫌なやつがいなくなって清々するかもしれないな (恐らく相手は嫌がらせで自分を下僕にしたのだから自分のことは嫌いなのだろう。だとしたら相手にとっては嬉しいなのかもしれない、そう思いながら苦笑を浮かべて述べ。このまま教室に戻ろうとしたが相手の予想もしなかった申し出に足を止め驚いて原因であるお嬢様へと視線を向けると「は?泊まるって・・・お嬢様の家は絶対豪邸だろ?そんな所一般人の俺にはレベル高すぎるだろ」家には相手の両親や兄妹がいるかもしれない、もし娘が知らない男を連れてきたらどう反応するのか?そう考えたら嫌な汗が流れてきた
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