高崎 悠矢 2014-05-17 00:12:02 |
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(ただいまです!)
いえ…(彼は私に何を求めているの?いつもどうり朝一番に学校にきて自分のせきで読書をしていた。数十分後、彼が教室に来て私に話しかけてきた。彼が私にいった言葉は昨日の彼とはちがってとてもつめたかった…やっぱり私は彼の『友達』にはなれないのだろうか…そう考えていると自然に涙が出てきた…こんなところで泣きたくないのに涙が止まらないから本を閉じ机に顔をふせた………
(おかえりでーす!)
くそっ・・・、なんなんだよ (自分でもなにがしたいのか分かっていない状況にムシャクシャしてしまう。ずっと昨日の事を考えて授業に全然集中できず、気づいたら午前の授業の終わりのチャイムが鳴った。どうやら昼休みになっていたようで、ずっと考えてても仕方ない行動あるのみだと決心すると彼女の席の方へと向かい「華、昼休みだし一緒に昼飯食べないか?ちょうど俺もあの中庭気に入ったからな」そう声をかける。我ながら完璧だ、表情も声音も昨日と何も変わっていない。ちゃんと会話できるか不安だったがそうでもなかったようだ
え、あぁ…はい……今準備します………(なんなんだろう…泣いていたが授業はしっかりうけた。今からお昼休みだ。だけど今日はいつもの中庭にいくきになれなかった…だけど彼が昨日と変わらずのかんじで話しかけてきた。だけど、昨日の帰り彼、朝の彼があたまをよぎりいつものように冷静に話すことができなかった…私はどうしてしまったのだろう……
ああ、準備できたら行こうぜ? (小さく微笑みかけて準備をする彼女を待つ。昨日と違った彼女の態度に少し胸がチクリとしたが表情にださないように気を付けて、準備が終わった彼女と一緒に教室を出る。とにかくよくわからない感情を表情にださないようにすることを気を付けて「どうした?お前昨日とちょっと違うぞ?」何も変わらない声音で隣を歩く彼女に声をかける。理由なんて決まっている、自分のせいだ
え?あ…なんでもないです…(どうしよう。昨日の私になれない…。ここは、無理してみるか!「……高崎くん!昨日はごめんなさい!朝も感じ悪くてごめんなさい!今日も話しかけてくれてありがとうございます!」思いっきり頑張ってみた…!!いや………頑張り過ぎたかもしれない……(苦笑)
あ、ああ・・・。意外だ、お前そんな声出せるんだな (急に声を張って謝ってきた相手を見て意外だと思って、苦笑してしまう。しかし必死な彼女の姿を見て悩んでいる自分が馬鹿らしく思えてきた、ハハッと愉快そうに笑い「それを言うなら俺も悪かった。それとありがとな、お前のおかけで悩みがどこかに吹っ飛んだいったぞ。すごいやつだな」心からの笑みを浮かべて彼女に述べて。彼女は自分が思っている以上の人間なのかもしれない
あっ!べ、別に頑張ってみただけです……な、なんかごめんなさい…(予想通りの彼の反応になぜか顔が真っ赤になった。でも、私のおかげで悩みが吹っ飛んだ?って聞いてとても嬉しくなった!彼は不思議な人だど再確認した。いや…彼が不思議なら私はどうなるんだ?………
ホントお前は不思議なやつだな。お前みたいなやつ、初めてだぞ (中庭につくと昨日と同じ場所に座り、持っていたビニール袋から学校に来る途中に買ってきたパンを取り出す。一人暮らしなのだが料理は全然出来ないため栄養は当然偏っているが仕方ないと思っている。そしてパンを食べながら上記を述べて、「でもまぁ、お前みたいなやつ俺は好きかもな」今まで出会ってきた人たちとはどこか違う彼女に向かって述べ。
え?あ、ありがう、ございます…?(彼にほめられた。ほめてもらうのは久しぶりなんだかわからない気持ちになった。私は自分で作っている弁当を食べ始めた。
ああ、どういたしまして。 (お礼を言われたことに対して小さく笑みを浮かべて返事を返すと彼女の食べている弁当が目に入った。手作りなのだろう、美味しそうに見えて自分の食べているパンと比べると自分の料理の下手さを思い出してしまう。「その弁当、お前の手作りか?美味そうにできてるな」これ以上彼女の弁当を見ていると色々悲しくなってしまいそうだったため視線を正面に向けて述べる
私、独り暮らししてて作ってくれる人いないんです…(ああ、私はなにいってるんだろう。そんなこといっても彼を困らせるだけなのに…とりあえず、話をそらそう!!「高崎くんはいつもパンなの?あ、私のおかず何か食べる?美味しくないけど……」彼が私の勉
弁当を見てたのでほしいのかと思い聞いてみた。けど彼の悲しそうな顔を見て、また私は何かしてしまったのかと不安になった。私にもこんな感情あるんだ…と思った。昨日から私は何かおかしい……
へぇ奇遇だな・・・、俺も独り暮らししててな。そのくせ料理は全然出来ないから食事は毎日コンビニに売ってるやつだ。このパンもそうだ (同じ独り暮らしなのに食べているものが全然違う、そう考えると無性に悲しくなってくる。とにかく悲しみを払うために彼女の弁当の適当なおかずを手にとって口に運ぶ。ただただ美味かった、それもかなり。「おお、美味いなこれ。料理上手なんだなお前。これを毎日食べれる将来の旦那さんは幸せものだな」軽い感じに笑みを浮かべて述べる。結婚する相手は料理が上手な人が良い、そう思った瞬間でもあった
ありがとうございます。人にほめてもらうなんて初めてで、なんか照れちゃいますね…(彼は料理ができないらしい。家ではどうしているのだろうか…。…………え?私、また彼の心配をしている。なんなんだろう………。 そんなことより彼の食生活では早死してしまうであろう…そんなこと、私が嫌だ!なんでこう思うのかわかんないけど、とにかくほおってはおけない……!!と考えていると自然に「あの、良ければ私がお昼、作ってきましょうか?」と彼に言っていた。自分でもびっくりした……!!
いや、まぁ・・・それはそれでありがたいんだが、お前に面倒がかかるだろ?さすがにそれは迷惑がかかるからな (予想外の相手の提案に驚いた。彼女を弁当が毎日のように食べられたらかなり嬉しいがそれでは迷惑をかけてしまうかもしれないし高校生の独り暮らしの大変さは自分もよく分かっている。もう一人分の弁当を作るなどという面倒なことをやらせるわけにもいかず
高崎くん、作ってきちゃダメというなら、私が高崎くんが買ってくれたパンを食べて、高崎君がお弁当食べてください!!」勢いよくいってしまったぁ~~~…ヤバイ、これはさすがに引かれちゃったかな……っいや、引かれてもいい!どうにかして、しっかりとした栄養をとってもらいたい! …私って実は頑固なのかも……心の中で苦笑いし
お、おう・・・。なんかありがとな。そこまで言ってくれるならお願いしていいか? (何故だか分からないが必死になっている彼女を見て苦笑を浮かべる。断りすぎるのも申し訳ないしあんなに勢いよく言われては逆に断るのも失礼だ。「お前が嫌になったらすぐに止めていい。その気持ちだけでも十分嬉しいからな」なんだか必死な姿を見て自然と笑ってしまう。本当に見てて飽きない奴だな・・・
へ、へぇ、なんだお前笑えるじゃないか。いい笑顔だな (初めて見た彼女の不意打ちのような笑顔に一瞬ドキッとしてしまい彼女から目をそらす。脳裏から離れない彼女の先ほどの彼女を笑顔が自分の食事の邪魔をする。振り払うように左右に頭を振るとパックジュースのストローを口に運んで。今彼女の顔を見たら大変なことになりそうだから前を向くことにする
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