主 2014-05-16 21:47:25 |
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ん、行くー
(当然、とでも言うかのように勝気ともとれる笑顔を浮かべて相手の手を握り返す。大学の敷地内では当然のように周囲からの視線は集まり。大部分は憧れからくるもののようだが、中には妬み、嫉妬を含む恨みがましいものも男女問わず含まれていて。営業スマイルで応えるも、当然内心穏やかではなく。)
(とりあえず彼女は気づいていないのか内心穏やかではないことが握力にも比例している。しかし細身である彼女の握力が変わったとしてもあまり変わらないものでありけどこんなに嫉妬をあらわにしてくれるのも自分としては嬉しい。男女のグループに声をかけられれば「手伝いたいのは山々なんだけど今から携帯をとりに行って彼女の実家に遊びに行くんだだから今回はごめんね?その代わりになにか奢るよ」と営業スマイルで嘘を並べ
(相手がグループ誘いを断った。それを聞くと何だか嬉しくて、少し冷静になれたというか、気持ちが落ち着いた気がして。次にゼミの課題がどうとかって男女4、5人のグループも寄ってきたが、今度は自分が「ごめんなさい。今日は先約があって…どうしても手伝えないの。お詫びに今度絶対手伝うから!」と心底申し訳なさそうな表情(勿論演技)で断る。携帯を忘れてきたのであろう部屋に辿り着くまで、こうして何人もの生徒に声をかけられた。)
莉音
あぁ面倒だった、ここに来て帰ってくるまでどんだけの時間かかんの…ほんと群れるの好きだね
(大学から帰ってきた行く道でもそうなのだが帰り道でも当然のように人が声をかけてくるそれを二人で営業スマイルで返すとこの繰り返し。つい上記のように呟いてしまう「ねぇさ気になったんだけどグループのなかにいたあの眼鏡を掛けた男誰?同じ学科じゃないよね?」と不機嫌モードになっており)
((返すの遅くなってしまいすいません!いつもそんなには返せないと思います…))
眼鏡?眼鏡……あ、ゼミの課題がどうのって奴?
そういえば最近よく見かける気がするけど…
(帰路にて。突然眼鏡の男について尋ねられる。眼鏡眼鏡…と記憶を辿るうち、ぼんやりとだが頭の中に浮かんだ一人の男。そういえば最近何かと話し掛けにくるようになった気がするけど…名前何だっけ?と例によって忘れてしまっていて。そこで話し掛けられる回数に比例してメールの件数も増えつつあるのを思い出し、携帯を取り出して名前を確認しようとし。)
(/大丈夫ですよ!了解です^^
無理のないペースでお返事いただければオッケーですので!
待ってますね♪)
(/上げます。もう3日ですね…。
このままいらっしゃらなければ…寂しいですが再募集しなくちゃなりませんね…
不本意ですのでいらっしゃるのを期待しています…;;)
なに?メアドまで交換したの?
(彼女の携帯をなんの躊躇もなく勝手に覗きメールをしていることに苛立ち上記を口にする。彼女の携帯を手にとって眼鏡のやつとのメールと思われるものにプラスして男のメールをすべて消して「問題ないよね?あの男達を殺しちゃうよりかはましだよねぇ?」と妖しく微笑み)
((あげありがとうございます!返すのが遅くなってしまいすいません))
だって、聞かれたら断る理由ないんだもん。
あっ……
(メアドを交換していたことで更に苛立った相手に気付くも、普段の表の顔の自分は嫌がる素振りを見せるわけにもいかず断る術がなかったと肩を竦めて正直に答え。そのうち手の中の携帯を取り上げられメールも全て消されるも、困った様子を見せることもなく、寧ろ明らかに嫉妬している相手に対し嬉しくさえあって。口角を上げれば「勿論。問題なし。」と文句も言わず答えて。)
(/いえ、また来ていただけてよかったです!)
ん、良かった
(よく考えて見たら表上の方でメアドを交換しないなどありえないなと少しは反省をそてしまう。しかし問題ないときいて嬉しそうな笑みを浮かべて。彼女だけが携帯を見られるのは癪だろうと勝手に理解して自分の携帯を彼女に見せて「ほら、莉音と母さんしか入ってない」と。)
ん、よろしい…なんてね。
(何も言わずとも自ら携帯を見せてくれ、その内容も言葉通り自分と相手の母しか入っておらず。その一連の流れに満足げに笑えば冗談交じりに上記を話し、にっと悪戯な笑みを浮かべ。そのままそっと相手に寄り添えば「…ね?妬いた?」と分かりきっていることをあえて聞いてみたりして。)
そりゃどーも
(彼女も満足したようで悪戯っぽく笑みを浮かべたのもその現れだと理解して、上記のように口にする。妬いた?なんて聞かれれば「妬いたよ、本当に。あの意味の分からない男に莉音を渡すなら殺すかなーなーんて」なかば本音のようであり彼女を強く抱き締め
ふふっ、結構あっさり認めちゃうんだ?
…大丈夫。私があんな男のとこ、行くはずないでしょ?
(妬いたことをすんなり肯定し自分を強く抱き締める相手。その様子に満足げに微笑浮かべれば一度ぎゅっと抱き返し。それから少し身体を離し相手の頬を撫でながら耳元で囁き。)
本当に?もしでも選んだら…ね?
(言葉など単なる表向きにしかならない、そんな気持ちがまだ心の中にある。ないとおもうがもう一度上記のように問い。何をしたいのか分からないが頭をポンポンと撫でて
…だーい好き。
(言葉なんて信用できない、それは自分達みたいな人間が一番よく分かっていることで。相手の頭に過る不安を何と無くにでも理解すれば、言いたいことが山程脳内に溢れてきて。それでもそれらを集約し飲み飲んで、上記のようなたった一言の言葉へと変換する。撫で受ければ、そのまま腕を相手の首へと絡ませてもう一度ぎゅっと抱き着き。)
あぁ、俺も
(いつも裏切られてきた大好きなんて言葉など莉音ではなければ信じることもできないだろう。けど莉音だからこそ信じられるそんなことを思いながらも上記を口にする。そして短く唇にキスをして頭をくしゃっと撫でて)
ん…、ふふ、こーんな性悪女が好きなんて、颯太も物好きよね。
(短いキスに続き頭を撫でる相手の手に対し、どうしようもない安心感が襲ってきて。無意識に柔らかな笑みが溢れる。その笑顔はすぐに悪戯なものへと姿を変え、まるで挑発するように冗談交じりに上記を述べ。)
お前もな莉音?
(彼女には悪いがこんなに独占欲が強い人であれば付き合うのには向かないだろう。しかし、付き合っている以上自分も物好きだなとつくづく思ってしまう。そんな物好きと付き合う彼女も、物好きだろうと)
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