マリー 2014-05-10 21:08:45 |
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マリーが望むならこのままでもいいっす
(恥ずかしいのだが、マリーがやってほしいならこのままでもいいとセトはどこか甘えるような口調でそう囁き)
で、でもっ…恥ずか、しいし…、…セトは嫌じゃない?(囁かれればぴくりと反応し、かああ、と顔を真っ赤っかにさせ。きゅっ、と相手の裾を握れば不安そうに聞き)
嫌じゃないっすよ。むしろマリーならこのままでもいいっす
(相手の問いに対して首をぶんぶんと横に振れば抱きしめたままその場に寝っ転がる形になり)
えっ…!!?(相手の顔が近づいて来れば胸が高鳴り、ドキドキしながらも恥ずかしさで顔が真っ赤になって。至近距離でいるのが耐えられなくなるとぎゅっと目を瞑り)
な、なんて冗談っすよ冗談!
(今更自分が何をしたのかを理解した彼は慌てて彼女から顔を離すと顔を赤くさせながら適当にごまかそうとし)
じょ、冗談?(真っ赤っかになったままの顔で、羞恥でじわりと瞳が潤めば相手から視線を逸らして。もしかしてからかわれたのだろうか、なんてぼやけた思いをすれば「セト…他の人にもこんな事してるの…?」と消え入りそうな声で聞き)
し、しないっすよ! 今のはただ……マリーの可愛い顔をもっとみたいなと思ってたらいつの間にか顔を近づけててしかもなんか本音を口走ったりそれからええっと……
(テンパってしまい自身の思っている本音を全てバラしてしまうのだがそれを本人は気づいておらず)
っ…!!は、恥ずかしい事、言わないで…っ!(相手がぺらぺらと喋る言葉を驚きながら聞いているも、やがてボッと一気に沸騰したかの様に顔を真っ赤にし。がばっと布団の中に入りつつ顔を隠して)
マリーが可愛くて、優しくて、気がつけば俺はマリーの全てが好きになって、愛するようになっていた。だからマリーがいけないんす
(ここまでカッコ悪い告白もなかなかないのではないかと思えることをしつつ彼は布団の中に縮こまっている彼女に告白をし)
へ…セ、セト?あ、の…(相手の発言に驚けば少し目を見開き固まりそうになるも、再度顔が茹蛸の様になると布団の中から顔だけ出して。「私も…セトが好きだよっ、大好き」と告白し返せば相手を見つめ)
う、うんっ…!!み、未熟者だけど、よろしく!(ぱあっと表情が明るくなり、嬉しそうに満面の笑みを浮かべればドキマギしながらも丁寧に言い)
俺も未熟者っすよ。恋人はマリーが初めてなんすから
(元コミュ症の自分にとって初めて好きになったのも初めて付き合った人物も彼女であるため大した人ではないと苦笑いを浮かべると彼女の両頬に手を添え)
そ、そっか…私も、セトが初めて!(両頬に添えられた相手の手にドキッと胸が高鳴れば、頬が熱くなり。恥ずかしさもあるが嬉しさの方が勝る為えへへっと照れ笑いし)
じゃあお互い未熟者っすね
(だがよく考えれば初恋の相手との恋が実り、彼女も最初の相手は自分である。これほど嬉しいことはあるか。その嬉しさを感じ、彼女の唇に触れる程度のキスをし)
ん、っ…そ、そうだね!(唇にキスされれば初めての事に驚くもかああ、と真っ赤になり。こくこくと頷きながら相手の言葉に同意して羞恥を紛らわそうとし)
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