。。 2014-04-19 22:07:31 |
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「今日からですか…??、、、…みんな食べてくれるでしょうか…。」
(小首を傾げながらも不安に胸をどよめかせ、上目遣いに相手を見ながらも上記を尋ね、不安そうに言名のスーツの袖口をくぃ、と引っ張る。
そして、維持悪く笑う言名を不思議そうに見つめる。
(遅くなりました! 素敵ですよ、私よりも何倍も!!(*´∇`*)
………きゅん。
何だろう、何か変な音が聞こえた。
気のせいだと、言い聞かせながら言葉を紡ぐ。
「大丈夫です。貴女のものなら、召し上がらない者はおりません」
そう言って再び頭を撫でる。
白く柔らかい髪が手に絡まり心地よさを増す。
一すくい、口づければ甘く、柔らかな香りが広がる。
(いえいえ、そのような事は……<(_ _)>)
「私の物なら……、私挑戦してみます。」
(相手の優しい言葉から伝わるぬくもりに、あたたかさを感じ不安などとうに無かったように消えて去る。
髪を一房取られると、言名は忠誠を誓う騎士のように優しく口付ける。その行動に私の頬は紅く染まり熱を帯びる。
(いえいえありますよ^^
では、もう寝ますね…おやすみなさい(-ω-)zzz
新鮮な反応に満足し、また、一撫でする。
彼女の表情が増える度、何故か心が躍る。
『執事たるもの、私情は忘れなくてはいけません。常に、主人を思い、想わず』
学校の教訓が胸に刺さった気がした。
彼女を見やれば″挑戦する″と凛々しい顔で宣言している。
何とも、強い子だ。
「はい、私精一杯お手伝い、いえ。お教え致します」
春風の舞う。出会いの午後だった。
(お優しいですね。お休みなさい。良い夢を)
(微妙に言名から感じられる強ばった表情。何かあったのだろうか、と聞いてみたくはなったがあまり聞かない方が良いのだろう、と口を噤む。深追いはせず、私は明るく振る舞えば良いのだ、と両親にはそうやって育てられてきた。
「頼りにしてます」
ニコリ、と柔らかく微笑んで、開けられた窓から吹き込む春の風に揺らされていた。
(優しくありませんよっ! こんばんわです(´∀`*)
──キッチン
先程の感情の隠った笑顔。
教育の賜物に何となく苛つきながらも今晩の料理について話を始める。
「では、お嬢様。今晩のお料理ですが……何に致しましょう」
指定せず彼女の自由に。
ずっと箱庭で生きた彼女に少しでも自由をと。
そう思い、問いかける。
……難しい答えが返らないことを祈りながら。
(おはようございます。昨日は申し訳ありません。体調が優れずに……寝てました(笑)
(先程から何やら相手の表情が強張り、何処か忙しないものが伺える。
もしかして、やはり料理の事については嫌だったのでは…。
「そうですね…、何にしましょうか……。」
そのことばかり気になってしまい、相手の問いかけにも曖昧に答え。
どうしよう、とばかりに頭が埋め尽くされる。
(今晩和、遅くなっちゃってごめんなさい。 体調大丈夫ですか?
私は花粉症が酷くてちょっと病院にお世話になっていたので、来れませんでした。
すみません…。
考えふけっているように見える彼女の一生懸命さについつい、微笑ましくなる。
先程の言葉さえ頭から飛ぶほどに。
そして、その捉え方が間違っているとは知らずに。
「お嬢様、まずは簡単にカレーライスなどいかがでしょう?」
そう言って淡い瞳をのぞき込む。
透き通った双眸に写る自分を見ないようにしながら。
(今晩和。自分は大丈夫ですよ。姫菜こそ、大丈夫ですか?無理は禁物です。)
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