夕陽が大半の光を地平線に隠した夕闇の中。
薄暗闇の中で背後からから聞こえてきた、人が木から落ちる激しい音。
神社で掃除をしていた手を思わず止める。
「……誰?」
音のする方へと振り向くと、そこから現れたのは異様な人物。
大体の姿形は人間なのだが、細々とした体のパーツなんかが少し人間とは違う。
予想外のことに驚いていると、その人物は落下のときにぶつけたのだろう部分を押さえながら怪訝そうな顔つきでこちらを見ていて……。
「お前……妖怪祓い?」
「え?ああ、まぁ……」
悲しくも人間と妖怪の間に生まれ、どちらの世界にも属すことのできない半妖と、生まれた頃から常に妖怪祓いとして生かされてきた妖怪祓いの二人の織り成す物語。
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