のーとるだむ! 2014-04-09 14:50:51 |
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……妖怪ではないですよ。私が妖怪だなんて、妖怪に失礼じゃないですか(此方を見つめる相手の視線から逃れるように立ち上がりながらも簡単に自分の身体に術を掛け尻尾を見えないようにし。妖怪ではないものの血は受け継いでいるので人間よりも身体は丈夫で、軽く足首を回し痛みがないことを確認すると少し乱れた頭巾を整えながら軽い調子で返事をして)
…?どういう意味だ?
(ほとんどの人間は妖怪のことを忌み嫌っており、自分たち人間よりも下の存在だと認識しており、だからこそ自分のような仕事をする人間が存在している。しかし、先ほどの相手の言葉はどこかニュアンスが違うようにもとれ、思わず聞き返してしまい。そのうえ、神社の木に登っていた者など今までいたことなどなく、ましてや相手はおそらく成人しているであろう見た目。疑問が多くなるわけで、「お前、どこからきたんだ?」とつけ出すように尋ねて。)
あのモノたちは、自分がやりたいように生きている。自分のやりたいことも見つからない私と比べることなんてできませんよ。
(理解できないと言いたげな相手の表情を見てクスリと小さく笑い、わざと回りくどい言葉を並べ立てれば地を蹴り軽い動作で自分の背丈分ほど跳び上がり太めの枝に着地すれば相手を見下ろして。続いて問われたことにはどうも返しづらく、暫く考えるように腕を組んだ後口を開き)
どこ、と言われましても……私は旅をしている身ですから、答えかねますね。
(この時代、一人で旅などに出れば山賊や追い剥ぎに遭うことが当然だというのに簡単に旅という単語を出して。念の為腰には刀を差しているが、旅人というにはかなり軽装な上顔を覆い隠すような格好は自分でも怪しいとわかっているので苦笑し)
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