主 2014-04-07 16:52:56 |
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…………(静まるアジトの中、ソファに座り特にすることがなかったため暇そうに無言で雑誌を読んでいたがふと何かを思いついた様に顔を上げ立ち上がれば「マリー、入ってもいい?」暇の限度を超えたのか相手の部屋の前で立ち止まりノックすると前記を述べて
(了解しました!宜しくお願い致します
へっ!?……あ、ちょ…ちょっと待って…!
( 自室のドア越からノックが響き渡るとビクッ、と驚きつつ相手が見たらきっと笑うであろうルーズソックスの編み物中だった為慌ただしく押し入れに隠しては「入っていいよ!」と一声掛け
じゃあ、失礼してー…(しばらく待ち相手から入っていいと了承の言葉が出れば前記を述べながら扉を開け「急にごめんね、ちょっとあまりにも暇でさ」といつもの笑顔を浮かべれば相手の元へ歩み寄り
ううん、全然大丈夫だよ…
( にこ、と愛着の笑みを湧き乍小さく首を横に振ればベッドにへと腰を掛けて「あ、カノも隣座る?」と己の隣を軽く叩きつつ軽く首を傾げ
いいの?じゃあ、隣座るよ(相手が隣の席を勧めてくれれば有り難いとばかりに前記を述べながら相手の隣に腰を降ろし「そういえば、マリー何してたの?」と暇で雑誌を読んでいた己とは別に相手は何をしていたのだろうかと気になり問いかけてみて
へっ?…あ、何もしてなかったよ…!
( ギクッ、と分かりやすくも歪な反応をしては目を泳がせ乍顔を逸らして。事実を言うなんて無論出来ずたじろき「私も丁度暇だったから、カノ来てくれてよかったよ」と微笑み
嘘だよねー、絶対怪しいよ(相手の目が泳いでいたため、これは完全に動揺していると確信すれば上記をニヤつきながら述べてみて。「うん、僕もマリーが居て良かったよー!今、皆出かけてるみたいだからさ」といつもと変わらぬ笑顔で述べ
うっ、…じゃあ言うから笑わないでね…?
( 中々嘘を吐くのは得意でない為薄情してはチラ、と相手に瞳を向けて述べ。「そっか、じゃあ私達だけ…ってこと?」こて、と首傾げつつ相手と二人きりなんてモモちゃんと初めて出会った時以来だな…と少々恥ずかしくなり
うん、笑わないよ(相手が話してくれると聞くと以外にもすんなり了解してはどんな話でも笑わない様、聞く体勢になり。「そうだね、僕たち二人っきりっていうのは珍しいよね」と何気ない笑顔で思ったことを述べてみて
こ、これ……作ってた
( 押し入れを開け無理矢理に入れてあった作り途中のルーズソックスを出せば恥ずかしそうに顔を真っ赤にして俯き。「うん…! 楽しいね~」今現状楽しいことなど何もしていないが、相手と居ることだけが楽しいのかニコニコと微笑み
何それ、雑巾?(相手に見せて貰った物がまさか靴下だとも知らず首を傾げ気味に前記を問いかけて。「せっかくだから何かして暇でも潰さない?」特にすることもないが考えればきっと思い浮かぶはずだと一人頷けば先ほどの言葉を提案してみて
…ぞ、雑巾じゃないッ!!
( 相手の言葉に目を丸くし硬直したかと思えば再びみるみるうちに顔を真っ赤に染めていき、フルフルと物言いたげに震えた後涙目で上記を叫べば再び其を押し入れの中へと入れて勢いよく戸を閉め。「じゃあ…一緒に何処か行きたいなぁ、って…駄目かな?」時間もまだ昼前な為遠慮気味に提案し
え、違うの!?それが何かは分からないけど…ごめんね?(相手の反応を見ると焦りだし、上記の言葉を述べながら眉下げ相手の頭を撫で。「それいいね!じゃあ、早速何処か行こうか」と相手の意見に賛成したと目を輝かせつつ早速行こうと相手の手を取り駆け出して
…いいもん、どうせ編み物下手だから…
( 先程よりは顔の熱が収まったものの耐えること出来ずポロポロと涙を溢して、拗ねたかのようにフイッと顔を逸らし。「わっ…で、でも何処に行く?」突然手を取られると驚くも嬉しそうに微笑み、茶色のブーツを履用して
いやー…別に下手じゃないと思うんだけどさ、取り合えず一旦落ち着いてよ(相手の様子を見て、対策を考えるというより不味いという気持ちの方が勝り上記を述べれば無意識に相手を抱きしめ背中をさすっており、しばらくして我に返ると相手から瞬時に離れて「あ、そうだ!それ広げて見せてよ、そしたら何か分かるかもしれないからさ」と先ほどの恥ずかしさを隠すように笑顔で述べて。「特に考えてないけど、何処か行こう!」走っている間に思いつくだろうと大ざっぱで
…!?……──うっ、うん……
( 突然抱き締められると目を見開き、一瞬思考が混乱したが整理していく内に“抱き締めるというものは謝る時にも使うのか”ということを理解して落ち着き、やや動揺してしまうも表情に表れないよう平然とした素振りを見せ「…わ…わかった…」と頷けば再び押し入れから例の物を出し。「そ、そうだね…!──って言うかカノ足速いよ…!」引きこもりな己にこのスピードは敵わず、息切れしながら述べ
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