スレ主 2014-03-27 19:35:19 |
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ゆたか
「このボールを使ったスポーツ。投げるなり運ばせる蹴るなりして相手の陣地を攻めていく感じ」
ひし形の茶色いボールを持っていて
ALL
「はぁっはぁっ…!鬼しんどいな」
こなた達の通っていた高校のグラウンドで(一休の学校はいま休校立ったため空いてなかった)後ろ向きで走っていた。これをバック走という。とはいえ、バックの速さはこなたと勝るとも劣るともいえないほど。
右手にストップウォッチを持ちながらスタートラインでバック走しながらゴールまで行きタイムをはかっていた。距離は約38メートルぐらいか。
ーーカチッ
タイムは4秒89。プロのトップスピードであった。
ゆたか
「…ふぅっ」
グラウンドのマラソンに使われるスタートゴールラインの真ん中に立って一息ついた一休。本気で走ってもなかなかタイムが縮められないことが内心とても悔しいようす(とはいえ、バックのみでこなた以上に速い)。
「あ、鬼ありがとう!」
練習にかなり集中していたからかゆたかの存在をやや忘れかけたがゆたかの声を聞くと振り向いてゆたかのもとへやって来た。
そして、ヘルメットを取ると差し入れしてくれたゆたかに「ありがとう」とお礼をいい近くのベンチに座り食べ始めた。
食べている最中だがタイムを縮めたいという気持ちから真剣な表情であった。
ゆたか
「…(モン太にも勝つためにタイムはもっと縮めなきゃな)」
泥門高校で試合をした際に何度も何度もちからの差をモン太におもい知らせたが一度とはいえ競り負けたことがいまでも悔しく思っていた(一休曰く「本当のナンバー1は誰にも負けないからナンバー1)。
「あ、ああ。鬼美味しいッスよ!」
またもや思いに浸っていたからか、ゆたかの声が届いていなかったが気がつくと焦って反応してニッと微笑みながら「美味しい」と答えた。
ゆたか
「(はやっ!?…けど鬼可愛い…)」
ゆたかの差し入れを綺麗に食べ終わった後すぐさま練習に行こうとしたがなにやらゆたかの場所で「がさごそ」と音がして見てみるとチアガールの服装をしたゆたかをみて驚きながら思わず内心ツッコミをいれてしまった。
ゆたか ALL
チアガール姿のゆたかに背を向けてヘルメットを着用すると再びマラソンに使われるスタートゴールラインの真ん中に立った。
「よーい…ドン!」
自分でスタートの合図を言うと走り出して同時に後ろを向いてバックする状態になり走り出した。腕をぶんぶんふりながら走っていき。内心ゆたかの応援が有り難みも感じたが恥ずかしさも感じしてしまい表情も至って真剣な表情であったが頬は少し赤かった。
ゆたか
「(鬼嬉しいんだけど鬼恥ずかしい…)」
走ってからそれほどたたないうちにスタートゴールラインに近づきつつある。ちなみにバック走のため体は後ろ向きでいま応援しているゆたかの姿は見えていた。格好はとても可愛らしく応援もかなりガンバれる…だがそれと同等に恥ずかしさもあるらしい。
ーーーピッ(ストップウォッチを止めた)
「はあっ…はぁっ…」
そのままスタートゴールラインに踏み切るとともに右手に持っていたストップウォッチを止め走るのをやめた。先程休憩を兼ねてゆたかから差し入れももらい疲労回復はできたが2回目は2回目疲労回復は完全ではなかったそのためか疲れはてていた。だがタイムは4秒79と縮まっていたことが分かり疲れはてていた顔からわずかに嬉しそうに笑っていた。
ゆたか
「はぁっ…ありがとう」
2どめのタイムアタックに疲れはてていたグラウンドのマラソンに使われるスタートゴールラインの真ん中に膝をついていたがゆたかから水の差し入れをもらいヘルメットを取るとそれをゴクゴクと飲み干した。
ゆたか
【なかなか他の人来ないですね…】
「ふぅっ…」
一旦スタートゴールラインの真ん中から一度目のタイムアタックで疲れて差し入れを食べて休憩したベンチに座りタオルで額などの汗をふくと一息ついていて。
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