鬼灯と白澤の生活（鬼灯募集）

よくあんなこと言えますねこのスケコマシが･･･（なんて呟き顔を見られないようにか布団頭からかぶり

別にいいだろ（頭まで被った相手をちらりと見ては｢また寝るの!?ナマケモノになるよ｣くすくす笑っては頭辺りをツンツンし

寝ませんよ、もう眠くないですし（布団から顔出し相手見て

それよりさ､お前って女の子とデートした事あるの？（ふと気になったのか問い掛け

は?急に何を聞くのかと思ったら･･･（いきなりの問にキョトンとしてしまい、すぐ元の表情へ戻り「ありませんよ。誰かと付き合ったりしたこともないんですから」と答え

興味とかないの？（ないと聞けば細い目を大きく開け

別に興味ないですけど（こくっと頷き

じゃあ､好きなタイプとかは～？（隣で横になっている相手を見つめ

好きなタイプ･･･ですか。恐れをものともしない明朗快活な人、ですかねぇ･･･（真顔のまま言い「あぁ、ミステリーハンターとかいいですよね」と付け足し

なんかお前って...凄いタイプな人が好きなんだね（苦笑いを浮かべては｢ミステリーハンターについて詳しく知りたいような知りたくないような｣頬をポリポリと掻き

まぁ、誰かと付き合おうと思ったこと今までありませんけどね（もそもそと起き上がり未だ毛布に包まっており

折角の高校生活が台無しだね（同情するかのように言えば｢暑くないの？｣毛布に包まれている相手を見れば括弧を述べ

別に台無しにはならないでしょう（キョトッとし暑くないのかと問われ「暑くはないですよ」と小さく頷き

だってさ、青春しないなんて絶対有り得ないもん｡僕だったら青春しない学校生活なんて死ぬ程嫌だね（頑固拒否するかなのように言えば数回頷き｢暑くないんだ｡もしかして寒がり?｣と付け

別にそんな青春なんてなくても学校生活くらい普通にできるでしょうが（全く･･･と言うように相手見て「寒がりというわけではありません、なんか落ち着くだけです」と言いながら少し目細め

現実性がない奴って本当に面白みないね（呆れながら言い｢落ち着くんだ､成る程ね｡要するに胎児的な感じ～？｣と己は布団の中に潜ればひょい､と顔だけを出し

面白みなくて結構です（なんて言いながら目逸らし「胎児ってこんな感じなんですかねぇ･･･」と何処か和んでいるような顔で

どうなんだろうね､僕胎児だった時の事覚えてないからな～（顎に手を添えてはハッと何か思いついた顔付きになり｢じゃあさ､僕の服の中に顔だけ入れてみなよ!そしたら胎児の気持ちなんとなく分かるかもよ？｣と被っていた布団を剥がせば己のお腹をポンポン叩き

胎児の頃のこと覚えてる人なんていないと思いますけどね（即答し「そんなことでわかるわけないでしょう?」と馬鹿なんですか?というような目で相手見つめ

分からないよ～？いるかもしれないし（即答で返された言葉に負けじと対抗するかのように言い｢やってみないと分からない事だってあるんだから｣とポンポン叩いている手を止め