* I was in love *

…っ。
(相手と相手の友達が美味しそうに食べているところをカフェのスタッフと話ながら見て。暫くガールズトークをしていたが帰り支度をし始めた相手を見てはささっと紙に何やら書いていて)

ごちそう様でした-
(準備を終えスタッフさんにぺこりとれいをして上記を述べればレジに向かい。｢美味しかったね- ｣等と此処を褒めながら外をチラリと見れば先程よりまた空が暗くなっていて

ちょっと待って。
(店を去ろうとする相手の背中に声をかけて「もし良かったらメールしてきてよ、あの例の話もしたいしさ」とニコリと微笑みかけて相手の手を取り自身のアドレスが書かれた紙を握らせて「だいぶ外も暗いから気をつけて帰ってね？じゃあ、また」と言葉を付けたし仕事に戻り)

__ 絶対するね??
(相手から手渡されたメモを大切そうに受け取れば微笑み。｢ばいばい｣と今日2回目のさよならをして。己も家に向かいながら友人と話をしていれば先に友人のいえに着きそこでまた､ばいばいをし。ちょっと暗いけど本屋に行こうかなと本屋まで足を運び

まぁ気が向いたらで良いから
(自身が渡した紙をノートを貸した時と同様に大事そうに受け取る姿に自然と微笑み。彼女らが店を出たその後はバイトに専念し上がりの時間になり外も暗いため危ないということでバイト仲間の女の子(他校)と途中まで歩いて帰っていれば本屋の前を通りがかり。)

(欲しかった雑誌が買え、両手で雑誌を抱え込むように持ちながら本屋を出ようとすれば、目に入ったのは女の子と歩いているクラスメイトの彼で。彼女居たのか…とガッカリもしたがあんな人なんだから普通居るよねと己を納得させ。出入口で立っていてもどうしようも無い為、彼等が通り過ぎた後こっそりと店を後にし

まぁまぁ、そう怒らなくても…
(一緒に帰っている女の子に恋愛相談をされて御立腹な状態を落ち着かせるように言葉をかけて。そんな中、本屋を通り過ぎた後相手が本屋から出てくる所に気付くこともなく二人で歩き続けて。)

……くしゅん
(彼等は此方に気が付くこと無く歩いていき。仲良いしお似合いだったなぁと視線を空に向けながら己もゆっくりと歩き始め。暫く歩いていれば少しずつ冷えてたのか寒くなりくしゃみが出て。途中ｺﾝﾋﾞﾆでｺｺｱを買えばそれを両手で持ち。歩いている間も頭から離れないのは彼の事で

まぁ、ちゃんと話し合って仲直りしろよな？
(無事バイト仲間の女の子を駅まで送り届け改札を通る彼女の背に声をかけ見送れば自身も自宅に帰るため来た道を戻り始めて。夜の寒さにマフラーに口元を埋めて歩いていれば前から見知った相手が向かってくることに気付き。)

寒ぃ…
(更に寒くなってきて肩をすくめながら歩いていれば前の方から見たことのある人が居て徐々に近付いていけばそれは彼で。今は会いたくないな。暗いし私だって分からないよね、と素通りをしようとして。

あ、愛ちゃんだよ…ね？
(暗くて遠くからは相手だと確信が持てずすれ違うときに相手であれば声をかけようと思いながら。その後すれ違えば彼方は気付いていないのか全く声すら掛けてこない。でもすれ違ったのは相手で間違いない、そう思い声をかけて。)

そ- だよ??
(素通りをしようとしたが声を掛けられてしまいなるべく相手の顔を見ないようにと返事をして。沈黙が続くのは流石にやばいと思い｢じゃあ、帰ったらﾒｰﾙするね?｣と述べ

(悪い！名前、スマホかりてやったやつだから違う名前だなw
スマホ借りてる人もここ使っててさ)

やっぱり。つかこんな遅くまで危ないよ？
(返答を返してくるものの自身の顔は見ることもなくそんな相手を不思議に思っていれば。帰ったらメールするねと言われれば「お、おう。」と相槌だけ返しなんだか異様な空気間だったため「じゃ、またな？気をつけて帰ろよ？」と一言掛けて自身も自宅に向けて歩き出し)

うん、ありがと
(気を付けて帰ろよ、と相手の優しい言葉に頷き返事をすれば、己も家へ向かって歩き出し。ちょっと素っ気なかったかなと先程の受け答えを反省しつつも仕方ないよね、と思い

どうしたんだろ、友達と喧嘩とかしたのかな…
(先程あっさりとした返答を歩きながら、自身のバイト先で相手と一緒にいた友達と喧嘩したのかと色々考えて歩いていればあっという間自宅に着いて。)

ふぁぁ__
(家に着き直ぐ様お風呂に入り体を温めれば出る頃にはもうポカポカで。そのまま部屋着に着替え部屋のベッドに疲れたぁ- と倒れこみ。あ。ﾒｰﾙしなきゃと携帯を開
き『神崎です』と打てば直ぐに送り

…ﾌﾞﾌﾞｯ
(シャワー上がりメールを受信するバイブ音が鳴ればタオルで頭をくしゃくしゃと拭きながら携帯を開けば相手からで。「メールありがとう。」打ち送信してはリビングのソファーに座り)

(うとうとするも相手からの返事が待ち遠しくうつ伏せになり携帯をじっと見つめていれば相手から返事がきて。ﾒｰﾙありがとう。それだけの言葉でも己にとってみれば嬉しくて思わず顔がにやけて。『こちらこそ』と返事をし

…ﾌﾞﾌﾞｯ
(数分後またメール受信の際に鳴るバイブ音がして。「今日は驚いたよ、俺のバイト先バレちゃったね」と打ち送信しては自身の部屋に行きベッドに横たわりメールが来るまでの間、雑誌を読んでいて)