木貝 貝女 2014-03-24 17:59:44 |
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第1話 デコの帝王
そいつは突然現れた。
僕らの目の前に。
そいつはデコが青かった。
デコを青く輝かせ、武器も何も持たずに真っ裸で立っていた。
そいつは急に僕らを襲い始めた。
デコの青い部分から奇妙な汁を噴射させ、僕らの村はあっという間にそいつに支配された。
そいつがのちのデコの帝王とも知らずに...
第2話 支配
あれから1ヶ月が過ぎた頃、僕らの村がある国は完全に支配された。
国王をあの奇妙な汁で殺し、この国の王はあのデコの青い奴になった。
僕らはあのデコの青い奴のことを
" デコ・アオ "と呼ぶことにした。
デコ・アオが国王のこの国は、" デ国 "と名付けられた。
デコ・アオは次々と他の国を支配していった。
あのデコから噴射される奇妙な汁で支配していった。
第3話 立ち上がる人々
デコ・アオが他の国を支配していく中、
一人の男が立ち上がった。
その男の名は、" 屁こき野郎 "。
屁こき野郎は、「デコ・アオ暗殺計画」を立てていた。
屁こき野郎を中心に 、
" D・BULL暗殺部隊 "が結成された。
第4話 激怒
デコ・アオが支配していない国はとうとう残り1国となった。
残り1国となったところに、デコ・アオの耳にD・BULL暗殺部隊が結成されたという知らせが入った。
この時点で暗殺部隊ではなくなった。
デコ・アオは、残りの1国を後に一刻も早く自分を殺そうとしている奴らを殺さねばと激怒し、デ国に戻った。
一方、デコ・アオが自分達に気づいたことを知ったD・BULL暗殺部隊のメンバー達は、なぜデコ・アオが自分達の存在に気づいたのか分からず、激怒し、部隊名を" D・BULL殺し隊 "に変えた。
第5話 反撃
デコ・アオはデ国に戻ってきて驚いた。
自分の城が炎に包まれていたのだ。
デコ・アオは急いで城の方に向かい、デコの青い部分から奇妙な汁を噴射して城の炎を消した。
城の炎は消えた。
一段落して後ろを振り返ると、奴らがいた。
あの知らせに聞いたD・BULL暗殺部隊が。
しかし彼らはもう暗殺部隊ではなかった。
彼らの目は復讐の色に染まっていた。
デコ・アオはゾクッとした。
彼らに反撃されると思ったのだ。
デコ・アオはその時初めて"反撃"という言葉を知った。
第6話 不可能
D・BULL殺し隊はデコ・アオに反撃を開始した。
D・BULL殺し隊の隊長、屁こき野郎は、おもいっきりデコ・アオのデコを目掛けて刃物を振りかざした。
デコ・アオはすかさずデコから奇妙な汁を噴射した。
その奇妙な汁が屁こき野郎に直撃した。
奇妙な汁をモロに喰らった屁こき野郎の身体は一瞬にして跡形もなく消えた。
それを見たD・BULL殺し隊のメンバー達は、怯えて体が動かなくなった。
デコ・アオは攻撃を止めなかった。
デコ・アオはデコから奇妙な汁をD・BULL殺し隊に目掛けて噴射した。
D・BULL殺し隊は全滅した。いや、消された。
跡形もなく消された。
まるでこの世に存在しなかったかのように。
デコ・アオは自分の国を取り戻した。
デコ・アオは残りの1国を支配しに戻った。
第7話 残りの1国
残りの1国を支配すれば完全に世界を支配できる。
デコ・アオは頭の中で世界を支配した自分を思い浮かべていた。
残りの1国は数多くある国の中でも一番で最強と言ってもいいほどの強国だ。
デコ・アオは自分の奇妙な汁で洗脳した家来達を連れて、そこに向かった。
あっけなかった。
手応えもなかった。
デコ・アオはあっという間に残りの1国を支配した。
これで全ての国を支配した。
デコ・アオは世界を支配したのだ。
デコ・アオはとうとう世界の王になったのだ。
デコ・アオは便所で高笑いした。
もうこいつを殺せる奴はいない。
.........はずだった。
最終話 赤の救世主
9210年、デコ・アオはとうとう世界の王になった。
完全に世界を支配した。
便所で高笑いするほどの余裕を持っていた。
それが過ちだった。
デコが光る夜、
デコ・アオは王宮で熟睡していた。
その時だった。
王宮の一つの部屋が赤く光った。
次の瞬間、その部屋が爆発した。
周辺に住んでいる人達は何事かと思い、
王宮の方を見た。
そしたら次は王宮全体が爆発した。
爆発した煙の中から人影が見えた。
その人影の正体は、全裸の男だった。
その男は、デコが赤かった。
赤いデコの男は言った、
「我はデコ・アカ!皆を助けにきた!
安心しろ!我は悪いものではない!この世界ももうデコ・アオに支配されていない!もう誰も支配されていない!皆で平和を築き上げようぞ!!」と。
デコ・アカの足元には、デコ・アオがニヤけて死んでいた。
この世界はデコ・アカによって救われたのだ。
世界は平和を取り戻した。
デコ・アカは、"赤の救世主"としてその歴史に名を残した。
デコ・アオは、ニヤけて死んでいたことから"ニヤ松"としてその歴史に名を残した。
完
ご愛読ありがとうございました!
短かったですが、無事完結することができました♪
途中コメントをくださったネオさん、そして浅倉さん、ありがとうございました♪(*^^*)
またいつか作品を書きたいと思いますので、僕の次の作品にご期待ください!
あとから読んだ人でも感想お待ちしております♪
本当にありがとうございました!!
待ってました!!( ・∇・)♪(о´∀`о)
ご質問ありがとうございます!!!♪
えーっとですね...
デコ・アオは、おでこの真ん中の部分に青い縦線が入っていて、この物語では一番の悪者ですね。
そんでもってデコ・アカは、おでこの真ん中の部分に赤い縦線が入っていて、この物語では救世主、一番のヒーローですね☆
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