高須 竜児 2014-03-21 20:08:55 |
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!?
何してんのよ、(相手の腕を掴んでは袋の中身をせっせと取り出して。中には紫色に変色したバナナや濁ったドレッシング等気味の悪い食材が大量に。
見て分からねーか?
志半ばで腐っていった食材達を弔ってやってるんだよ(ゴミを捨てる己の腕を抑止して袋の中から再び異色なオーラを放つ食材等を公にしていく相手を呆れた目で見つめると、ふと腐ったバナナやその他の物を次々と手に取っていき「お前はこれを食いたいと思うのか?これも、これも、これもだ」と相手にも分かるように促していき)
..いや..ん、(これを食べたいと思うか、と問われれば渋々と納得したように相手の腕から手を離して。相手が様々な食材を捨てている中空気が読めなくわがままな己は「ねぇ、お腹空いたんだけど。何か作って」と鋭く言い放ち
よしっと(一通り冷蔵庫の中を整理し終えるとゴミの入った袋を縛って隅に置く。その後空腹を訴える相手に「いつも通り家に作ってあるから食いに来いよ」と伝えると部屋を出る準備をして)
じゃあ先に行って待ってるから、準備出来たら来いよな(相手の制服に着替えようという意図を理解すれば、己は先に戻ってご飯の支度をしようと左記を告げて部屋を後にし)
お、おう(部屋を後にした丁度その時、背後から「待って」という声が聞こえる。引き止められた事を意外に感じつつも部屋の外で待っていると少々慌てた様子の相手が出てくる。「別に置いてきゃしないのに」…と内心その様子を微笑ましく感じながらも「じゃあ行くぞ」と一言だけ告げればスタスタと己の家へ歩きだして)
(どたどたと荒々しく玄関へと迎えば学校指定のローファーのかかとを踏みながらドアを開ける。相手が少し先に居る事を確認しては鍵を閉め相手の元へと駆け寄り
さて…と(元々隣に住んでるという事もあって歩き始めて数分で家に到着。室内に入るなり居間で待つよう促すと己は元々用意してあった品を2人分テーブルに並べていき)
つまみ食い―..(テーブルの前に座っては反対側の、おそらく相手の分であろう。皿からおかずを手でひとつまみすれば口の中へ放って
あ、おい!それは俺の卵焼き..(皿を並べてる最中己の分のおかずが相手に食べられるが、この光景にも慣れたものでいつもの事と大して気にせず、残った皿もテーブルに並べ終えると早速食事を初めて)
頂きます、(先程つまみ食いはしたものの、手を合わせて前記の様に挨拶を。箸を取りおかずへ手を伸ばし口へ運べば「..今日も美味しいわ、」と。
なぁ大河。卵焼きを作ってみたいって気持ち…今もあるか?(美味しいという感想に気分を良くしながらこちらも食事を進めていく。そんな中不意に先程の料理の件を思い出せば左記のように聞いてみせ)
あんまり無い(先程の真っ黒焦げになった卵焼きが頭に浮かび、少しだけ首を振れば箸を茶碗の上に置いて。「何で私って料理出来ないのかな、」相手の作った朝食を眺めつつ左記をぽつり。
なんで…か
人には得意、不得意ってあるだろ?(どこか落ち込んだようにも見える相手を軽く励ますと「でもな、たとえ料理が苦手だったとしても、そんなの練習すればどうにでもなるに決まってる!北村の為にも頑張ってみようぜ?」と料理を作る楽しさを相手にも分かってもらおうと激励の言葉を掛け。尚、相変わらず大河は北村の事を好きだと認識している模様)
北村君..ねぇ(相手の言葉を聞いてはふと以前まで大好きだった北村君の事を思い出す。前は毎日の様に妄想を膨らませていたのだが、それも現在になっては激減。きっと相手の存在からか。「..頑張ってみるよ」と少しだけ頬を緩ませてはこくりと頷いて。
おう!(「頑張ってみるよ」この一言を聞くと料理に関心を示してくれた事が素直に嬉しかったようでパァっと明るい笑顔を見せ。そのままササっと食事を済ませると「お前も早く食っちまえよなー」とだけ告げて己の食器を流し台へと持っていき)
待って、すぐ終わる(相手の食事が済んでは此方も急いでごはんを口の中に流し込み。しかしあまりの勢いに喉に詰まり「んぐっ、」と小さく呻き声上げ
お、おい!大丈夫か!?(流し台で洗い物を始めたその時、背後から相手の小さな呻き声が聞こえたのでふと振り返るとそこには食事を喉に詰まらせて苦しそうにしている相手の姿が。慌てて相手の元へ掛け寄るとテーブルに置いてある相手の飲み物を渡して飲むよう促し)
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