幻影旅団のマチ募集

あんた、お金無いの?
（頬杖を付いたまま相手を見つめ目を細めては上記を述べ。飲み終えたばかりのジュースの紙パックをごみ箱に投げ入れ「ならあたしに付いてきて。お金はあげるから、」立ち上がって商店街の中に入ろうとし。

ん？うん
（投げ入れる動作を見つつ相手の問いかけに首を曲げてマチの方を見こくん、と首を縦に振り。『マジ？行くいく』お金あげると言われてはｷｮﾄﾝとしつつも「付いてきて」そう言われ相手の後ろについて行き。

…あたしの息抜き、付き合って貰うから。
（ついてきたことを確認してはらしく無い言葉を言い。いつもは依頼や何やらで忙しいしましては一緒に息抜きに行く友達なんて居ない訳で、たまたま相手が居たから良いものの居なかったら寂しいだろうなと思うと少しだけ感謝の気持ちで一人微笑み

息抜き？何すんの？
（これまた相手には似合わない言葉だな、心の中ではそう思いつつも自然とその言葉に笑みが漏れて。1人微笑んでいるマチの表情を見るも何も言わずに気づかなかったふりをしてあちらこちらといろんな場所に視線を向けながら少し先を歩いている相手に問いかけ。

特に決まってないのよ、何処か行きたい所とか有る?
（んー、と唸り頬を掻いては後ろを振り向き、軽く首を傾げて尋ねてみたりして。此方としては楽しければ何処でも良く自分よりもきっと此処の事を知っているだろうと予測を立てた上でのことであって。

天空闘技場!
（「行きたい所有る？」問い掛けられれば即答といえるくらいの速さで目を輝かせ上記延べ。

却下。息抜きに天空闘技場て…
（額を押さえては「そんなのまた疲れちゃうじゃない。確かに面白いかも知れないけど…。でも！もっと女の子らしいところ選びなさいよ」ぶつぶつと相手に文句を言いながら最後の女を強調して己のことだ、と主張するように自分の胸に手を当て

結構楽しいぜ？
（即答で却下されあからさまにしゅん、とするも楽しさを伝えたいのか焦ってるような感じで。『んじゃー……お前が好きな場所に行けばいんじゃね？』そう言ってから暫く考えるが全くと言っていい程に思い浮かばなく結果が出たところで上記述べ。

そうかも知れないけどさぁ…
（頭を掻き汗が一滴二滴、頬を伝い。行きたい場所と言えば一つ有るのだが恥ずかしくなかなか口に出せないのか視線を下に落とし「なら…、あたし、ふ、服屋行きたいのよ…ね」髪を弄り乍たどたどしい口調で

だろ？
（更に目を輝かせ今にも走っていきそうなくらいにﾜｸﾜｸしていて。『服屋？…へぇー』ｷｮﾄﾝとしてはすぐにﾆﾔﾆﾔして←

けど無し、有り得ないから
（最後はやはり否定するようで胸の前で片手を左右に振り乍スパッと言い切り。「此れだから言うのは嫌だったのよ」ニヤニヤ笑う相手見ては忌々しそうな表情をするも内心はとても恥ずかしく己の裾元を軽くぎゅ、と握り締め