鬼灯 2014-03-03 21:58:30 |
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遅くなったね…、( 仕事が押してしまい、遅くなったことに申し訳なさそうに覗いてみれば物騒な事を言っており顔を引きつらせながらもなんとか上記告げ、相手の様子を恐る恐る伺ってみたり。
‥仕方ないですね、これで許してあげます。
(さてさて待ちくたびれた、なんて本当は罵りこの金棒でグリグリ痛め付けてやろうとも思っていたが申し訳なさそうな姿に一つため息をついて。内ポケットから時計を取りだし確認してから再び戻すとゴツッと自分為りに軽く拳を頭に食らわせ。相変わらずの真顔で述べようか、
痛っ… お前,今日は随分と優しいんだね
( 時間通り来なかった自分に対してどのような態度でこられるのだろうかと怯えながらに相手の前に出てみれば,降ってきたのは見逃すような意味を示す言葉と,何時もと比べてみれば割合力加減されている暴力で.後頭部に感じる痛みに顔を歪めつつ思わぬ行動にキョトンと目を丸くしては拍子抜けしたように言葉を発し.
‥嗚呼、すいません。此方が御好きでしたか‥なら、何度でも殴って差し上げますよ?。
(嗚呼、そうか。こいつはMだった/←/と今更ながら少しでも許してやろう、なんて思った自分が恥ずかしく思う。途端グイッと相手の額目掛けて金棒当て、不気味な黒笑いに近い笑みを浮かばせては首を傾げ、
い,要らない ! 全力でお断りするよ !!
( 態度がたちまち豹変する様に顔を青くしながら何か自分は余計なことを言ってしまっただろうかと今更ながらに後悔し.額に感じる金属の感触と冷たさに慌てて両手を左右に振り否定の意を大袈裟に示して. 「っていうか笑い方怖いんだけど…!!」 と滅多に表情を崩さない相手の笑顔を見ては更に血の気が引いたようで,此方は笑顔が消えてしまい. )
我儘な方ですね、‥仕方ない。
(情けない様で否定する姿に心底溜め息をはくと作られていた笑みを何時もの真顔へと戻して。額に突きつけていた金棒を卸し許したかと思えば思わぬ不意打ち。相手の手を掴みあの時の恨みを晴らすように真顔でボキッと。そこで漸く許す気にでもなったか、平然変わらぬ表情でコホンと軽い咳払いすると「寝てしまったようです。‥落ち、すいません。」なんて謝る気更々無い態度で述べよう、
っ!?…お,お前本当鬼っ!!
(金棒を下ろす動作を見届けてからやっと安堵したと同時,突然に手を取られ呆気に取られていれば何かを思う間もなく自分の手が無残な形になり.その痛みと衝撃から涙目になりながらも必死に言葉を絞り出しては痛みを感じる部分を抑え.相手のしれっとした謝罪に呆れつつも其方に目を向けることはせず,「あぁ,気にしないでいいよ.」と適当に受け答えして.
鬼ですけど。‥貴方の甘っちょろい精神を鍛え直してあげたのです、‥感謝なさい。
(当然。なんてしれっとした態度で放ってはなんとも弱々しく男故涙なんて浮かべて痛みをこらえる姿に呆れ様で金棒を肩に当てがい乍自分の都合のよい口実をなんとも偉そうに述べて。実際殴ったり手を折ったりした行為は当然"精神を鍛え直してあげた"のではなくただ単の日頃の恨みというやつなのは内密にしておこうか。
手折られて感謝する奴が居るかっ!
( 感謝しろという言葉にどうしても納得がいかなかったのかあからさまに噛み付いてしまい,口にしてから此れではまた喧嘩が続いてしまうでは無いかと毎度毎度学習しない自分に呆れ果てて.其れでも横柄な態度を取る相手にはどうしても怒りの感情が芽生えてしまうためにどうしたものかと頭を抱え.
‥なんですか、情けない。此だから貴方は貧弱だのあまっちょろいだの言われるんです。
(こう顔を合わせては毎回喧嘩、良知が明かない。己が止めなければきっとまたギャーギャー騒ぐだろう。仕方無くまだまだ恨みは有るものの一段落付くと上記おかんみたいな台詞を渋々述べつつ無理に折ってしまった相手の手の甲に指先を伸ばすと小さく若干では有るが撫でて。何故だろうか、精神的には撫でたくない筈なのだがこう身体が勝手に動いたという、生理現象だ。きっとそうだ、自分の意思ではない。/←/
はあ?!お前に言われる筋合い無い…って,え?お前何してんの…?
( 自分が事の発端で有るにも関わらずまるで此方側が一方的に悪いというような言われに先程の反省等頭から吹っ飛びまた言い返そうと口を開くも言葉の途中で自分のものでは無いものが自身の手に触れていくことに気が付き声を止め暫くは手元を凝視し.やっと出た言葉はあまりにも間抜けで,有り得ない行動に今日は相手には振り回されてばかりだなと若干納得がいかない様子で,それでも慣れない優しさに心が落ち着かず「離せよ…」と顔を背けてみたり.)
‥私が潔く離すと思いますか?
(顔を背け拒絶する姿にまたコイツはそんなに己と喧嘩したいのか、という思考しか回らずついにはそんな喧嘩腰な発言をしてしまうのは毎度の事だ。眉間に皺を寄せた所謂仏頂面を顔に貼り付けると不機嫌丸出しなオーラを醸し出しつつ無理にでも撫でるのは止めず。
いや,そりゃ思わないけどさ…
( 相変わらず目を逸らしたままでは有るものの不機嫌な態度を取っているであろうことは長年の勘からか,なんとなく察することが出来てしまい背筋に冷や汗が伝う感触を覚え.それでも何の意地なのか決して相手に目を向けることはせず,それが機嫌を悪くさせている原因の一つなどとは知る由もなく.「ねぇ,そんなに意地にならなくてもさ…」と変なむず痒さの正体が分からないが故に気持ちが悪いのかなんとしても手を離して欲しいようで,手を振り解こうささやかな抵抗を.)
‥情けない。嫌なら嫌と言えばいいじゃないですか。
(全く頑固な性格故か決して己に目もくれず更には冷や汗までかいて、情けない人ランキングが仮にあったら絶対上位に入るに違いない。なんて推測を頭の中で考え乍自然と洩れた溜息と呆気。途端離した指先に落ち込み感と寂しさだけが無惨に残って。‥何故こんな奴に落ち込まなくては、と心底疑問点も思い浮かぶが又も喧嘩腰なからかう口調で上記言い放ってしまうのはただ単の八つ当たりだろう。まあその後「‥嫌と言ったら‥‥。」小さな小声で呟き乍金棒を握り締めていたのだが。
いや,別に嫌な訳じゃないんだけど…
(小さく呟かれた恐ろしい言葉を残念な事に自身の耳は聞き取ってしまったようで先程の行為が不愉快と感じているように見えたのか,とあんな態度を取れば当り前である事は分かりつつも罰の悪そうに苦笑零し.そもそも何故相手が怒っているのか自分には分からないため,怒りを治める為の言葉なぞ見つかるはずもなく仕方ないというように溜息吐けば「何か,ちょっと落ち着かなかっただけ.嫌なんかじゃ無いよ.」と平然を装いつらつらと述べれば此れで満足か,と問うように相手に視線をやり.)
珍しい事もあるんですね、てっきり嫌と即答するものかと。
(そんな言葉を詫びせつつ相変わらず無表情のものの不機嫌オーラを消して。更に握り締めていた金棒までを緩め地面に地響きと共については相手の様子を伺う様にそのままじーっと目を凝らせて見つめていた瞬間そんな言葉と同時に視線を戻す相手。途端目を逸らしたのはきっと目の保養のためだろう、「‥落ち着かない時には顔を叩くと良いらしいですよ、試してみます?」なんの気恥ずかしさか誤魔化すように上記のような嘘を述べては金棒を振りかざして首を傾げたり。
別に,優しくされて嫌な事は無いよ.ちょっと気持ち悪いけど.
( 失礼な物言いに苦笑すれば確かに普段の自分ならそんな返答をするのだろうが,今はどうもそんな気にはなれずにぶっきらぼうに上記告げるのみとしておいて.後半に有る余計な一言はそれでもあまり相手には素直になりたくないという頑固な感情の表れだろうか.「なんでそうなるんだよ ! 折角平和な感じだったのにさぁ.」と直ぐに鬼畜な発想に繋がるのは何故だろうと疑問に思いながら此方も思わず先程のような文句混じりの口調になってしまい,きっと相手のせいだと思うことにして.)
( / 上げ感謝ですッ )
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