主 2014-03-02 18:07:42 |
通報 |
……いやー…俺もアラサーか…
(自室にて高校の卒業時に貰った卒業アルバムを眺めながらあっという間に過ぎ去ってしまう年月にふぅ、と溜息を零す。パラパラとめくっているとその頃の青春が徐々に蘇ってきたのか口元を薄くほころばせるも傍からみたらただのおかしい奴なんだろうななんて思考にたどり着くと虚しく咳払いをして。傍から見てくれるような人なんて居ないのだが、とそれを紛らわすかのようにキッチンへ向かい、ビールを取ってきて即座にプルタブを開けるともう若い頃のことを思い返すのはさみしいからやめようとばかりにアルバムをパタン、と閉じて
((突然のファンタジー))
…はぁ、今回も白ですか…
(黒々とした森の真ん中に周囲とはかけ離れた鋼鉄でできた為にとてつもない違和感を発する建物の中からは緑色の煙がうっすらと立ち込めている。おそらく危ない研究か何かをしているのだろう、室内の真ん中にある土台の上に解剖された得体の知れない生物が横たわっている。その傍に立つ金髪で緑色の白いマスクと白衣を着た青年がその生物から思ったものが取れなかったのかため息を零しながら上記を呟いて。ここまで来るのに幾度となく研究を重ねてきたことが土台の周りに積み上げられた数十冊のノートが物語っている。そして今回も研究の成果が見られなかったため、急に疲労感が襲ってきたようでその場に座り込めばすぐに小さな寝息を立て始めて
…?はい…
(どれくらい眠っていたのだろうか…コンコン、と軽快なドアの音で目を覚ますと未だに眠気を訴えてくる瞼を擦りながら立ち上がり、小さく上記をドアに向けて言うと少々めんどくさそうに重たい足を上げて一歩一歩ドアに向かって歩いていく。多分2日くらい研究に没頭して寝ていないのだから無理もない。窓から差し込んでくる光が朝だということを教えてくれる。軽く10時間は寝ていたのか土台の上の生物も腐り始めて異臭を放っているがそれでも目を覚まさなかった己に苦笑を浮かべ、ドアの前まで来るとこんな不気味なところに来る客だなんて珍しいな、なんてふと思いながらもドアを開け
…うっぜぇっての、あの先公…
(とある担任教師からお目玉をくらったばかりなのかダンダン、と足音に怒りを滲ませながら屋上へと続く階段を上っていく。あまりにもの教師への不満に誰もいない階段で独り言まで吐いてしまうのだから相当少年の頭に血が上っているということが伺える。右手には煙草が入った箱を握っているからおそらく青空の下で一服するつもりなのだろう。勿論己は17歳でまだ未成年だがこの学校ではいわゆる不良…といったものでこの程度の喫煙はなんなく常にしていることだ。やっと屋上へと繋がるドアの前までたどり着くとしかめっ面のまま勢いよく扉を開ければ差し込む陽の光。今はまだお昼頃だからこんなに陽が強いのだろう、ドアをいらない勢いまでつけて開けたことで怒りも少々は和らいだのか目を細めるとフェンスの近くまで歩いて煙草を加え
…少し書類が多すぎやしませんかねぇ…
(はぁ、と溜息をつきながら書類の一枚一枚に目を通していく。おそらく不満げな表情をしているだろうと思えるその顔は大きな猫の被り物が被せられていて表情はおろか顔も見えない状態だ。被り物に描いてあるコミカルな猫の笑っている表情、その目から薄く本来の視界であるこの仕事場が見えているのだろうか、慣れた手つきで次から次へと書類へ手をつけていき。作業はトントン拍子で進んではいくが、目を通したあとの書類は床へ雑に積み上げられていくだけだ。表情こそは分からないが、少々面倒らしいことが伺える。するとまた一枚と床に書類が散らばっていって
((久々に来たら結構埋まってて驚きました←
んー、次はどの子になりきりましょう...
あ、ちなみに主は創作っ子大好きなので(聞いてねぇ))
トピック検索 |