主 2014-02-26 01:17:07 |
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…あ…ああ…そうだな。…有り難う…元姫…(自身を安心させる相手の言葉に頷きつつ微笑み)
…ふう。(授業を終え教科書類を鞄に入れ)…そろそろ行くぞ~?
ええ。(放課後、自分の荷物を纏めては鞄を持ち席を立って)
それじゃあ、行きましょうか。(共に学校を出てはバス停へと向かう途中、相手に向き)まだ言った事は無かったと思うけど…うちは父が弁護士、母は専業主婦で大体家に居るの。父の帰りはいつも遅いから、あまり遅くさえならなければ鉢合わせる事は無いと思うわ。
良い家族…そうね。…普通だけど、良い人たち…だと思うわ。(バスが到着すれば共に搭乗し、自宅最寄りのバス停まで二人揺られ)…ねえ、鍾会君。あなたは…自分の前世について、身内の誰かに話したりした事はあるの?(吊り革に掴まりながら問い)
…兄上には一応…。…兄上も前世の記憶は有るからな。(相手にそう云うと車内が行きなり揺れ咄嗟に抱きつき)……っ!!…すまない。(相手から離れ視線を反らし)
そうなの?お兄様も……あっ(昨日の今日で色々とあった人物挙げられては意外そうに目を丸くするのも束の間、抱き着かれると思わず小さく声を上げ)…だ、大丈夫?私はその…気にしてないから。(気遣いつつも周りの目もあって少々気まずく)
ええ…。(下車して漸く人目から解放されれば一息つき、気を取り直して相手を連れ自宅へと向い暫く歩き。樹木や季節の花々で飾られた庭付の、一世帯にしてはそこそこ規模のある洋風の一軒家の前に辿り着けば低い鉄格子の門を開き)…入って。今、母を呼んで来るから。
(/すみませんが、今日のところはこの辺で失礼させていただきますね。お相手感謝です!おやすみなさいませ~)
【王元姫】
…ただいま。母さん、鍾会君を連れて来た……わ…(鍵を開け扉開き、中に居る筈の家族に呼び掛けつつ玄関に入るも並べられている靴が何故か一足多い事に訝しみ声が小さくなり)
【父親】
――元姫!(奥から出て来るのは壮年の夫婦。恰幅の良い主人がどたどたと床踏み鳴らしつつ大声で娘を呼んでは焦ったような顔で)
大丈夫か!?警察からお前が痴漢に遭ったと聞いて、父さん飛んで帰って来たんだ!なのにお前ときたら普通に学校へ行って………待てまて、ちょっと待ちなさい…その人は学校の友人、か?(娘の恋人の姿見つければ恐る恐る娘に尋ね。一方、どこかおっとりとした雰囲気の夫人は主人の後ろでこっそりと謝るように両手を合わせ)
(/お早うございますー。朝から修羅場をお送りします(笑)
…初めまして。…元姫と同じクラスの鍾士季です。…元姫とは結婚を前提に付き合って居ます…。(相手の父の登場に息を呑むも頭を下げ云い)
(/お早うです!何と云う修羅場…(笑)鍾会ガンバレ♪)
【父親】
お…おぉ………け、結婚ん!?何を言っているんだ君は、元姫はまだ高校生だぞ!?(相手の自己紹介に頷き掛けたところで一つの単語に引っ掛っては素っ頓狂な声上げ)
【王元姫】
落ち着いて父さん…それだけ真剣にお付き合いをしているという事。(ある意味予想はしていた父親の反応に頭痛を堪えるように己の額抑えつつ)
【母親】
ほらほら、立ち話というのも何でしょうしお茶でも飲みながらゆっくり話をしましょう?(ぱんぱん、と手を打ち鳴らしてはにこやかにその場を取り仕切って)さ、上がって鍾会さん?
(/本日はお返事が遅くなってすみませんー;)
【王元姫】
…どうぞ。(自分も玄関を上がり靴を脱ぎ揃えては、相手を居間へ通しつつ厄介な展開になったと困惑気味に顔を見合わせて)
【母親】
はい、どうぞ。掛けてくださいな(客人に席を勧めつつ、自分は周到に用意していた麦茶を四人分テーブルに並べて)
【父親】
母さん…何故そんなに準備が整っているんだ。(やたら準備の良い妻に呆れつつ、娘とその恋人と向き合う形で席に着いては全員が座るのを待ち)
さて…鍾士季君、と言ったね。私は王粛。元姫の父親だ。そしてこちらが私の家内だ(妻が一礼するのを横目にし、改めて正面の相手に向き直れば一呼吸置き)――結婚の事は今は置いて、だ。その…娘とは、何時頃から付き合っているのかね?
(/ただいまですー!ありがとうございます!)
…失礼します。(一礼し座り父親の質問を聞き)…私が委員会の帰り…付き合おうと云ったときからです。…かれこれ2ヶ月経ちます。(両親を見て質問を冷静に返し恋人の手を握り)
(/いえいえどういたしまして♪)
【父親】
二ヶ月…そんなに経つのか。(相手の回答を聞き深く嘆息しては、今度は娘に厳しい眼差しを向け)何故二ヶ月もの間黙っていたんだ、元姫。
【王元姫】
…まだ、報告するのは早いと思って。(テーブル下で触れる恋人の手を握り返しつつ、父親の詰問にも怯まず静かに答え)そして時期が来たと思ったからこそ、今日、彼を連れて来ました。
【父親】
む…(娘の言葉聞き難しげな表情で両腕組んで唸り)しかしなぁ、今日はお前も大変だったろうに。何もこんな日に連れて来んでも…父さんも色々と心臓に悪いぞ。(果たして娘の恋人は痴漢の一件を知っているのだろうかと、ちらと視線を其方に向け)
【王元姫】
…彼は、本気で私を守ろうとしてくれる人です。今日だって、その件で体調を崩した私の身を案じてくれて…それに、いつかの通り魔の時も私を庇って。…(自分の恋人の人と成りを話せば目を伏せて)
【父親】
……あの時の少年は君か!(自分の娘が巻き込まれた事件思い出しては驚きに声を大きくし、隣の妻と顔を見合わせてからテーブルに身を乗り出し)…その節は娘が世話になった。今日はこうして君の方から挨拶に来てくれたが、本来ならば逆に私達の方が礼を伝えに訪ねなければならない立場だ…この場を借りて言わせて欲しい。娘を助けてくれて、有難う。(妻共々深々と頭を下げ)
(/お早うございますー。考えてみたら痴漢以前に王元姫の警察沙汰は他にもあった事を今更ながらにして思い出しました←)
…ああ…通り魔の事…ですか。…あのときは…やむを得ず…。…だが…御近所や元姫の助けも有り…私は救われて…。…元姫と一緒に居られる…それだけで…私は幸せです。(恋人の顔を見ながら両親に云い)
(/御早うです!そう云えばそうでしたね♪)
【父親】
ふむ…(相手と娘の仲睦まじい様子にまた軽く唸り、ちらと隣の妻に顔向けるがにこりと笑み見せられるばかりで助けは来ず。溜息の後、テーブルの上で手を組み二人の方を交互に見て)
…君の人と成りはよく分かった。こうしてきちんと挨拶にも来てくれた以上、認めん道理も無い…高校生として、節度を守って、これからも娘を宜しく頼む。
【王元姫】
父さん…(思いの外すんなりと許しが出た事に少々驚きながらも父親に深く頭を下げて)…ありがとうございます。
(/はい、おとんからオッケー出ましたー(笑)
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