主 2014-02-26 01:17:07 |
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……(何人かの武官・文官等の元を巡り、あるいは女官等に預ける形で書簡を配って行き、残るところ一つのみとなったものを届けるべく本日三度目となる相手の部屋の前に立ち)
…鍾会殿、書簡を持ってきたわ。(戸を軽く叩き、まずは一度呼び掛けてみて)
……そう、『忙しい』のね。(想定はしていたものの拒絶の言葉が返って来れば目を閉じ、普段通りの淡々とした口調を装い相手の主張を正当なものとして言い換えて)
なら、書簡はここに置いておくから…手が空いたら、見てちょうだい。……失礼するわ。(伝えた通り、戸の前に公務用の書簡の中に私的な文を書いた木簡を巻き込んだものを静かに置いて、静かに部屋の前を去り)
(書簡の中には木簡が一片、普段己が纏っている香を焚き込めたそれにはいかにも几帳面そうな字面でびっしりと、噛み砕けば以下のような内容が書き込まれており)
『鍾会殿
簡略な文にて失礼します。
知らずの内とはいえ、気分を害してしまったのなら御免なさい。その件も含めて、あなたとは一度きちんと話してみたいのだけど…私が居る事であなたの職務に支障を来す訳には行かないので、しばらくは内務の方に専念しようと思います。
もし話す時間をもらえるのなら、いつでも構いません。日没の頃、庭園東の梅林にてお待ちしています。
王元姫』
……何をやっているのかしらね。(司馬昭を起こし夕餉に向かわせ、自分は庭園の梅林に赴き丁度見頃の白い花を眺め)
流石に即日という訳には行かないでしょうし……そもそも、来てくれる日があるのかも分からないのに。…(呟いた矢先、頭上の梅花から目線を下ろすと遠くの方に待ち人の姿を見つけ)……鍾会殿…本当に来てくれたの?(一瞬我が目を疑いながらも、其方の方へ近付いて)
(/気付けば100レス超えておりました…驚きです。すみませんがご覧の通り、レスにも眠気が表れて(いつもですが)きた為そろそろ落ちさせて頂きます。お相手感謝です!/また寒気が戻って参りましたので、暖かくしてお過ごしくださいませ。おやすみなさい!)
ええ…感謝するわ。(あと数歩という距離まで歩み寄れば立ち止まり、辺りに人の気配が無い事を確認してから近くに建つ休憩用の座席が設けられた四阿を掌で指し示し)立ち話も何だし…あそこで話しましょうか。
(共に移動し四阿の中に入れば卓を挟み相手と向かい合う形で椅子に腰掛け、未だ話す事に躊躇するように目線を膝元に向けるものの意を決して相手の顔をしっかり見据え口を開き)
具合の方は、…いえ。私が原因だという事は、何となくだけど分かっているの。
けど…私一人で考えても、私の何があなたをそうさせてしまったのかが分からなくて。その、…話せる範囲で構わないわ。出来れば、教えてくれないかしら。
…そうだな。貴方には謝らなければ行けませんね。…私は司馬昭殿が羨ましいんです。貴方の様な方と許婚で居て…羨ましいんです。司馬師殿も私と同じですよ。でも…貴方のうれしそうな顔見たら…司馬昭殿の憎さが溢れて…。
…分かってるんです。貴方には司馬昭殿が居ますから…。
貴方の事は諦めますよ…ですがこれだけは言わせてください。
貴方の事…好きでした…。
(すみませんと言いながら王元姫に全て話す)
え…?(何故相手が謝るのか、許婚の名が出て来るのか、突然の謝罪と告白に茫然と固まり言葉の意味を理解するべく頭の中で何度も反芻する内次第に頬が赤くなり)
っ…ちょ、ちょっと待って…好きって、あなたが私の事を…?だって私、今まで散々あなたにキツい事言ったり、今日だって信用していない…とか、…(相手の言葉が真実であれば相当に堪えたであろう己の言動の数々振り返り、尚更にどのような表情をしたら良いか分からなくなり両手で顔を隠し俯いて)…ごめんなさい、私今混乱していて……お願いだから少し待って…!
その…すまない。貴方が私を信用してないのも、きつい言い方するのも分かっている!…だがそんな貴方でも…好きだったんです。べっ…別に深く考えなくて良いんだ!…気持ちを伝えられただけで私は充分だ。(照れた仕草を見せながらも髪を弄り、そっぽを向く)
そんな…狡いわよ、鍾会殿(顔から手を外し、膝に置いた両手を握り締め俯き気味に小さく呟き)私は司馬子上の許嫁。あなたが好意を向けてくれたとしても、決してその想いに応える訳には行かない。…それなのに……っ(声を詰まらせ、咄嗟に顔を上げれば強がるように軽く相手を睨み)
…私はあなたが分からない。だから今まで気を許さずに警戒していた…そのつもりでいたわ。けど鍾会殿は人付き合いが下手で、周りに敵ばかり作って孤立無援でも変に意地を張って、…正直危なっかしくて見ていられない。いえ、だからこそ目が離せないの。本当に私が目付け役にでもなりたいと思うぐらい、(不意に泣きそうになり声を震わせて)…おかしいじゃない。私には決められた人がいるのに、……どうして、気付いたらあなたの事ばかり考えているの。
…分からないんだ。…私も貴方の事嫌って居た筈なんだ。だが私は貴方に厳しく言い過ぎました。貴方は…私を変えてくれました。…ですが、貴方は司馬昭殿の許嫁です。だから…貴方にも…諦めて欲しいんです。(王元姫を見て話し)
…諦める……そう。これは諦めなければいけない事、なのね。(今にも泣きそうな顔のまま自嘲して)もしも…もし、私が王氏の娘でなければーー…いいえ、そんなことは考えるだけ無駄よね。…お互いの為にならないもの。(目元に溜まった雫を指先で拭えば精一杯の微笑を浮かべてみせ)
…教えてくれてありがとう、鍾会殿。考えてみれば、こうしてきちんと向き合って話すのは初めてだったわね。出来れば、もう少し早くこうしたかったけど……それでも、あなたと話せて良かった。
…ああ。私と話してくれて、居てくれて…有り難う。貴方が司馬昭殿の許嫁でなければ…付き合って居たな。貴方は司馬昭殿と幸せに暮らしてください。天下を取った後も…ね?(無理して微笑む王元姫に頭を撫で、微笑む)
…もう。そうやって最後の最後に…鍾会殿も、必ず幸せになるんだから。……必ずよ。(撫でられると擽ったげに首を竦めて敢えていつもの口調で返し、それから立ち上がって)
それじゃあ、暗くなってきた事だし…そろそろ戻りましょう?
(/いつもお相手感謝です、お陰様で鍾元の可能性が拡がりに拡がっております(笑)何だかこのまま落ち着いてしまいそうな予感もしますが、この後の展開等如何しましょう?個人的には割り切るオトナな二人も大変美味しゅうございますが、もう一波乱あっても楽しいかと←)
そ、そうだな。…私は行く所が有るんで…。 …では。(後ろを振り返らずに歩き/鍾元悪く無いですよね!この後の展開は考えてありますよ!鍾会は姜維と手を組み反乱を起こします!後は…お任せします!)
(姜維の居る部屋に向かい入る)
【姜維】
鍾会殿…。
…分かってますよ。姜維殿…。私は私の…貴方は貴方の【願い】が有りますからね。
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