免疫無し少年と完璧少女【NL】

同じクラス……？(同じクラスと言う単語が気になり恐る恐る顔を上げてみるとクラス内の男子に人気の彼女の姿が。ますます態度がおかしくなり「しょ、しょうですね！」と普通の返答すら噛んでしまうほどに

((いえいえ！お気になさらず！))

((了解しました！お相手感謝でした！))

はい(ﾆｺｯと微笑みながら頷くと同じクラスだけど話したことないからわからないかな、なんて思い「ｸｽｯ…じゃあ行きましょうか」相手が噛んだためｸｽｸｽと笑いながら頷き

は、はい………(己が噛んでしまった事に対して後悔しているのか、相手の方を向けないのはそのままなのだがずっと俯いている様子でてとてとと歩き始め

……(しばらく歩いていると教室について教室のドアを開けるとクラスメイトに『あ、おはよう!』と声をかけられ「おはよう」と返すと相手の方を見て「あ、氷村さん今日日直ですよ」と日誌を渡して

ど、どうも………(俯きながら日誌を受け取ると一目散に己の席へ向かい、その後己の席につき安堵しているとクラスメイトの男子に囲まれ彼女と何でいたのか等と聞かれ「こっちが聞きたいくらいだよ！」と安心したのかツッコミ感覚で男子の１人にツッコミを入れ

…(相手に日誌を渡してから自分の席に戻ると先程読んでいた本をまた読みはじめて

と、ともかく！(まだ男子達に囲まれていたのか左記のように話をまとめようと少し大声を出し「一種の事故みたいなものだから気にしない事！」と言ったら周りの男子達が散っていったので、ふぅ、と一息ついてへなへなと椅子に座りだらけ始め

((あげますね！))

((あげます！！))

((あげますね))

…(しばらくしてから先生が来ると『桜咲さん、ちょっといいか?』と先生に呼ばれ「なんですか?」とﾆｺｯと笑いながら先生に近づき

………？(先ほどまで己と一緒にいた彼女が先生に呼ばれたのを気になったのかこっそりと後をつけてみて

んしょ……(先生に図書室から資料を持ってきてくれと言われ引き受けたはいいが資料が重くてフラフラ歩き「や、やっぱり一人でやるのはちょっと大変だな…」と呟き

…………(己は女性に対して免疫がないがここは助けなくてはいけないと思いつつも、いざ話すとなると恐らくダメであろうから彼女が来るタイミングで横から物を持ってダッシュしようか、等と頭の中で考えており

ふぅ……(やっと教室の近くに来ると小さく溜め息をはきあともうちょっと、そう思いながらフラつきながら歩いていき

……よし(タイミングを見計らって飛び出していき、資料の７割くらいを持ってダッシュして教室に入り

(/あげますね！)

え…?(急に資料を取られｷｮﾄﾝとするとお礼を言おうと相手に声をかけようとしたら既にいなくて「あ、あれ…?」と

………ふぅ(おそらく相手にバレていないだろうと思い、とりあえず資料を机に置き、己の机に座ってから「ふぅ」とため息をつき