黒赤 2014-02-09 21:48:41 |
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~黒子と赤司編~
帝光バスケ部一年。僕は赤司征十朗だ。今ここは駅前の小さなカラオケの個室にいる。
何故僕達が今ここにいるかと言うと…
全中を優勝してから数日後のある日。
「打ち上げしませんスか♪」
と、いうリョウタの一言から始まった。
「えーダリィー…」
「全くなのだよ…」
「お菓子あるならいいよぉー…」
皆あまり乗り気ではなさそうだったが。
「いいじゃないか。たまには」
俺がそう一言言うと…リョウタはパッと笑顔になり、皆はしぶしぶ了承してくれた。
そして駅前のカラオケに行くことになった。意外にも皆盛り上がっていている。僕はカラオケはあまり好きではない。…しかし行きたいと思ったのは…テツヤと一緒に居たかったからだ。
ーーー3時間後ーーー
カラオケの個室には僕とテツヤだけになっていた。皆は僕たちに気を使ってか、帰ってしまったのだ。
僕とテツヤが二人きりになれるように…と。
二人になったとたん。
「赤司くん…」
テツヤが甘えてくる。
「テツヤ…どうした?」
俺はニコリと優しく微笑んだ。
そして、テツヤは僕に近づいてきて…僕をソファーに静かに押し倒した。
「…テツヤ…?」
テツヤの様子が可笑しい事に気づいた。いつものテツヤなら僕を押し倒したりしない。いつも受けなのに。
それに…テツヤの顔は赤くなっていて、うるんだ瞳で僕を上目づかいで僕を捕らえていた。
ダメだ…ここはカラオケなんだ…我慢しないと…
可愛すぎるテツヤを前に僕は理性を無くさないようにするので精一杯だ。
だけど、そんな僕を知ってか。
テツヤの顔はどんどん近づいてくる。
「…ふうっ…!?/////」
そして静かに僕らの顔が重なる。
テツヤはいつも「恥ずかしいです」と言って自分からキスをすることはなかったのに…どうしたんだ?
それでも、テツヤからキスされるなんて…嬉しすぎて顔が緩んでしまう。
「…ハアッあっ…かっし…くんっ…」
「テツ…ャ…ん…」
そして触れるだけのキスがどんどん深いものになってくる。
「ハァッ…赤司くん…もう息切れしてますね?可愛いですよ」
テツヤは唾液をペロリと舐めながら余裕そうにニコリと笑った。
小悪魔テツヤだ…
「違う…」
ヤバイ。テツヤに攻められるの…いいかもしれないなんて。
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