怪盗さん 2014-02-08 15:03:03 |
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『もう、こんな時間までどこ行ってたの?』(エリが雪のランドセルをトンと叩きながら言うと『んー…塾』と雪が言いやっぱりな、と思いしばらく歩くと『エリ……』と男の人がエリに話しかけ
『お前、まだ生きてたんだ』(男の人が冷たい目をエリに向けてそう言うと『貴方こそまだこの街にいたのね』とエリが言い雪が『うわ…エリのにいちゃんだ…』なんて呟き
『・・・?そう?』(全くついていけない葵。説明を頼もうと竜也の方をチラ見するもふい、と顔をそらされて。可愛くない、と思えば『じゃあ何もないならこれで』と立ち去ろうとし)
『うん』(エリがそう頷いた瞬間雪がランドセルをバンッと兄に投げ当てて『いい加減にしろよ…?お前……』とまるで人が変わったかのように睨み『エリもさなにが大丈夫なわけ?そんなに手、強く握りしめてさ』と
『・・・あ、きたきた』(チラ、と葵が後ろを見ると『おい、何してんだ。もうこんな時間だぞ、早く帰れ』と警官のような人が現れては竜也が面倒くさそうな顔をして)
『っ…』(警察を見るとエリが顔を隠すためにパーカーのフードを深くかぶり警察に背を向けて兄はチッと軽く舌打ちして行ってしまい雪はランドセルを拾うと『はーい、今すぐ帰ります』と
『・・・その格好、皮肉じゃないっスか?』(警官の格好をした相手に竜也が強気で言うと『あぁ本当皮肉中の皮肉だ』とその人が言い警官帽を取れば『よっ。マジで早く帰れよ』と、亜紀が姿を現し)
『・・・まぁ、ガキだしな。流石にガキ相手に怒らねーよ、私は』(何やら自己暗示している亜紀の独り言が聞こえていたにも関わらず竜也が『そう、このちっこいのが先生。』と指差し言うと『あんだとテメェ』と睨みつけられ)
『皮肉っつったの聴こえなかったか?』(亜紀が苦笑しながらそう言うと葵が『だよね!僕が頼んでなんだけど、やっぱり凄く似合ってるよ!』と物凄く褒めてくる為亜紀が軽く殴ると『じゃあな。・・・あー、来て損した』と言い)
『おう、またな』『あう・・・、じゃあね』『・・・じゃ。』
(右手をひら、と振り言う亜紀、殴られみぞおちをおさえつつ苦笑いしながら言う葵、何もせずただ必要なことだけを言う竜也が各々に喋ると何故かボーッとしている竜也を亜紀が見ては『・・・どうした?』とニヤニヤしながら問い)
『ただいま…』(アジトに入ると「おかえりー…ってなにかあった?顔ちょっと赤いよ?」と首を傾げ『そんなことないよ、私、部屋戻るね』と言い部屋に戻ってしまい
『・・・別に。先生もそろそろ帰ったらどうです?』(冷たくあしらいそう言うと『じゃあそうさせてもらうな。じゃ。』と言えば亜紀が帽子を脱ぎネクタイを緩めながら立ち去り葵も手を振り『気をつけてね』と言い。見えなくなっては此方も歩き出し)
…?(エリの部屋の扉をじっと見つめ不思議そうに首を傾げると「どうしたんだろ…」と呟いて『ん…大丈夫だろ…多分』と勇気も言い。もうそろそろ0時になるし寝ようか、とゆう話になるとみんな部屋に戻って行き
『ん・・・、竜?・・・へぇ、葵さんのトコで泊まるんだ。楽しみだねぇ・・・そうでもない?素直じゃないねー竜は。・・・うん、僕なら大丈夫だよ。じゃあね』
(竜也からの電話を切ると真っ暗な自室でベッドに一人という状態で横になり。明日こそは来ようと思いつつ寂しさからか涙を浮かべ就寝して)
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