黒崎 秋 2014-01-28 17:52:35 |
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どうやらここの「執事」さんは「お嬢様」に仕えておられるようですが、それは本来の執事の業務とは違うのだということをご存知ですか?
執事、特にイギリスの家事使用人バトラーは、使用人の監督にして家令(ハウススチュワード)に次ぐ立場のものです。従僕(フットマン)の最上級職でもありますね。
執事の職務は主に主人の側近ですが、ここでいう主人とは即ち家長、「旦那様」を指すことが多いです。女性、お嬢様などに対しては執事ではなくメイド長がつくことが多かったようですね。
執事には他の使用人にはない特権として、「主人の部屋への自由な出入り」がありました。ノックをせずに寝室に入ることだってできたんです。それならば主に男主人に仕えていたことにも納得がいきますね。
また、元々バトラーという職名は butler 、ボトルが語源にあります。それはなぜか? イギリスの貴族は大概ワインセラーというものを持っていました。ワインの貯蔵庫ですね。そこでワインのボトルを管理する人→バトラーなわけです。給仕が執事の大切な仕事の一環であることからわかるように、元々はワイン管理や食器なんかの管理も行っていた人達のことなんですね。
>>97
>今はまだ仕事の時間ではないため〜とありますが、この執事さんは一体何時からお仕事をなさるつもりなのでしょうか?
執事の仕事は年中無休です。休日なんてありません。勿論休憩時間はあります。しかし仕事の始まりは主人を起こすところから始まるのです、早起きしてさっさと仕事に取り掛からねばなりませんね。一体何のためにノックもしないで主人の部屋へ入れる特権が与えられているのかわかっているのでしょうか。
執事の仕事は、屋敷・土地・酒類・食器類等の管理から、朝、主人にモーニングティーをお持ちして朝食のお世話、身嗜みも管理していました。今でいうスタイリストやヘアメイクなどですね。>>101ファッションセンスの心得なくて執事は務まりません。
ファッションといえば、執事=燕尾服というイメージが強いですね。日本のフィクションにおいては、特にその傾向が見られます。本当は常に燕尾服はきていなかったそうですが。そもそも燕尾服とはなんでしょう?
燕尾服とは、別名イブニング・コート。夜会での正装とされていました。燕尾、即ち燕の尾羽のような形をしたジャケットが格好良くて印象的ですね、私も大好きです。中にウエストコートも着用しますが、それも様になっています。本来、イブニング・コートには白のネクタイを合わせるのが通例です。ところが多くの執事は黒いネクタイやリボンタイのイメージがありませんか?
先ほどファッションセンスと言いましたが、執事はあえてずれた格好をしているのです。それは単に主人をたてる為です。執事は主人を第一に考えます。自分を低く見せて主人をあげるという、見上げた使用人精神なのです。
>>108までの話に戻りますが、勿論食事の世話は朝食に限りません。昼食や夕食もお世話します。フットマンの上級職であることからもわかるように、給仕はとても大切な仕事だったのです。
>all
(/みなさんこんばんは。今日もよろしくお願い致します。)
>匿名さんへ
(/詳しい説明ありがとうございます。参考にさせていただきながらロルをしていこうと思います。)
あとは些細なものなら主人の靴紐結びとか…。大切で大きな仕事といえば、他の使用人の監督も忘れてはいけませんね。執事を雇えるほどの資産家や貴族であれば、メイドの一人や二人、コックやフットマンがいてもおかしくありません。彼らの上司としても勤めあげなければならないのです。
フットマンといえば、フットマン良いですよね。なぜこんなにも執事はプッシュされるのにフットマンは知名度が低いのか甚だ疑問です。執事より目立たないからでしょうか
フットマン、直訳すると足男などという珍妙な職名ですが、執事の下級職です。従僕です。執事が地味で流行遅れだったり、どこかちぐはぐな格好をする必要があるのに対して、フットマンは着飾ることで主人を立てるという対象的な役割があります。
フットマンとは、掃除を手伝ったり、給仕をしたり、重たい荷物を運んだり…いわば雑用です。そう、実は、雇わなくてもそんなに困らないタイプの使用人です。必要なのは相当大きな屋敷を持ち、雇えるだけの余裕を持った資産家だけです。そう、ここが重要なのです。
フットマンを雇っている=かなりの資産家 そう、フットマンは存在しているだけでアピールができるのです。そして、どうせ見せびらかすなら見目麗しい男の方がいいですよね?だからフットマンには、顔が良く、背の高い、スタイルのいい男性が雇われたのです。
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