きんいろ 2014-01-27 23:18:57 |
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___ッ……う、え……。
(静かにしろと言われ何か癇に障ったのか此方も言い返そうと口を開くもその途端にじゅる、と音を立てて相手に血を吸われれば、その何とも言えないぞわぞわする感覚に鳥肌を立たせて微妙に開いたこの口からは二度目の、情けない声しか出ず。__ヤバい。死ぬ。と本格的に焦り始め今度は脚でも出そうかと動かした瞬間首筋から牙が抜かれ、取り敢えず安堵するも不意に首筋を舐められれば柄にもなく肩をビクッと揺らし。唇に付いた己の血を舐める相手を睨みながらに見つめては上がった息を落ち着かせつつ法衣から錫杖を出し相手に向け。「 __血ィ吸う悪魔何て、聞いた事、あらへんわ…‼悪性の悪魔やろ‼つか、人間の姿しとる悪魔なんて直ぐに見つかるわけな…ッ…取り敢えずお前そこ動くなや…動いたらぶん殴る…。」任務の不満を悪魔相手にバンバン吐くも悪魔、しかもさっき会ったばっかりのNEW悪魔さんに自分の諸事情を言っても意味が無いと気付いたのかどんどん出てくる不満を必死抑え唇を噛み締めれば、錫杖を持っていない方の手の中指を突き立てて相手に向け。しかし、本当に今の内に捕まえなくては。これで逃げられたらたまったもんじゃない、と壁に手を遣りながら立ち上がり、一瞬ふらつくもそれを必死に隠そうと余裕の笑みを見せれば一か八かで致死節を詠唱しようとし。)
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