One Love ～気象～

ほら、ほんとに不味かったら困るだろ(不味くても食べてやると言った言葉が何気にぐさっとくるも、作ったので此方は食べる事にして

不味かったらの話。俺ちょっと素直すぎるかも、ごめん（眉をさげては謝りさっきのは深い意味はないんだけどなと思いながら食を喉に通し「美味いから大丈夫」と安心するかわからないけれど笑みを作り

ﾆﾉの場合冗談でも本当に聞こえるんだよな。
その前に不味かったら人に食わせねぇよ(苦笑いしながら呟き、冷やし中華食べて｢美味しかったら良かったわ｣と冗談でも言ってくれて良かったと少し安心し

本当に聞こえることはないでしょ(酒がまわってきたのかふわふわした口調で「潤君のことずっと前から好きだよ」と述べるも「・・ほら、本気でうけとめてくれんの？」これも冗談にはいるのかと思うと切なく、ほんと冷やし中華麺とか美味しいよと話題をそらし

いや、ﾆﾉが言えば本当に聞こえないんだって！(自分の冷やし中華より相手の冷やし中華が多めで、｢ん？俺を好き？｣首傾げ
｢またまたよく言うよ！｣酒も飲んでる為に態と言ってるのかなと思っていて、｢ほんとなら嬉しいよ！俺もﾆﾉ好きだし｣と付け足し

っ‥潤くん冗談言うのうまくなったね（ぶわっと足の先から頭上までいっきに火照ってしまい、食べる手を硬直させ相手を見つめる目が瞬きをする回数が多くなり、焦るような口調で述べ。

はぁ？俺が冗談とか言うわけないじゃん！
(冷やし中華食べ終え、麦酒飲めば上記、｢好きだと言う気持ちを本気に捉えるか冗談に捉えるかはﾆﾉ次第かな。因みにまだ酔ってない｣とマジな顔して言い

ずるい‥そうやっていつも人を誘ってくる（テーブルに置いた両腕の中に顔をうつ伏せうーっと項垂れ「‥よろしくお願いします」細々と自信のない声で返事をし。

はい？俺の何がズルいって？(首傾げると相手に尋ね、｢宜しくお願い？｣何の事だろうと何もわかってなく

（言うんじゃなかったと麦酒の缶をきつく握りしめ「だから、両想いだから付き合いましょうねって意味！あーも‥‥なんでこんな必至に‥潤くんが思ってる以上に俺好きだから」顔を上げては酔っ払いの効果で半泣きになってしまい。

‥‥
(相手が珍しく半泣きになるのを見れば、からかってはないと判断し｢ﾆﾉが本気で思ってくれてるなら俺もお前の事好きだから‥付き合いたいかな｣と微笑み同時に｢泣かなくて大丈夫だから｣と優しく声かけ

本気だよ。ずーっと前から（相手の言葉に落ち着いたのか、目に涙は既に溜まっておらず、ふふっと小さく肩を揺らし。

ﾏｼﾞか！ずっと前っていつからだよ？(相手のずっと前はいつの事だろうと気になれば相手に尋ね、

デビューして３年くらい経ってからかな（すんなりと答えては冷やし中華を食べ終えつまみをちまちま口にし。

なら、かなり前って事か(ほろ酔い気分になったせいで、素直に言ったのかなと思えば何気に相手の頭撫で、｢食器洗ってくるわ｣と立ち上がり

そうですよ。（撫でうけし、自身も洗うと立ち上がれば相手についていき「潤くんはいつ俺のこと好きになったの？」と聞き返し

ﾆﾉはゆっくり飲んでて大丈夫だぞ。
(そこまで洗い物がない為に上記、｢え、俺か？俺はﾆﾉが俺の事好きになってくれたその前の年ぐらいから、ずっと片思いだったな。｣と告げ

早く気づいてあげればよかった（肩を小さく揺らし笑みをみせ、「んーん、片付け終えてから飲むよ」と皿を洗っては拭いていき。

手伝ってくれてありがと。(相手が手伝ってくれるとお礼言えば戻ろうと言い

お礼言うのはこっちの方だよ（微笑んだ後、さあてっとまだ残っている麦酒のそばへと近寄り床に座っては飲み始め。