主 2014-01-19 03:29:21 |
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─…なら、さっさと買い物済ませて帰るぞ。(服の裾を握り締める相手の手を取ればさり気無く己の口許へと運び、待ち切れなさを示すかのように軽く食むような仕草で指に口づけて。瞳細めて笑んだ後そっと解放しては、すぐ目の前に見えてきたスーパーの入り口へと足を進め)
ッ、先生狡い…。(外だからそう相手に容易に触れられないと周りを気にしてばかりでいたが、それとは裏腹に手を掴まれ指先に口付けられれば一気に顔に熱が集まり。幸い周りに人が居なかったとは言え不意の相手の行動に心臓が高鳴るのを感じつつ手を下ろせば相手に続いてスーパーの中へと足を進めていき)
さて、取り敢えずは卵だな。何か必要なものがあれば適当に入れろよ。(店内に入ると先ずはカゴを手にし、オムライスに使う材料を求めて先ずは卵コーナーへ。流石に此処ではぴったりと寄り添うわけにもいかず適度な距離を保ちながら歩くも、相手と一緒に夕食の買い物をする事が妙に擽ったく感じられて)
ん、分かった。(家でのように相手にくっ付いて過ごせないのは残念なのだがこうやって一緒に出掛けるのも良いな等と相手との初めての外出に自然と頬緩めさせては後を付いて行き。卵コーナーへと着けば1パック手に取り相手の持つカゴの中へと入れ、他にオムライスに必要な材料といえば玉ねぎやハムだろうかと考えては相手へと問い掛け)
ねぇ、先生ん家にハムとか玉ねぎはある?
ハムは確かあったが…玉葱はねえな。お前の家じゃオムライスにハムを入れんのか。(冷蔵庫の中身を思い返しながら答えを返せば、家庭によって材料も作り方も多少異なるだろうオムライスについて興味深そうに訊ね。己も手伝うにしても、夕食を作ると申し出た相手の気持ちが嬉しくて「楽しみだ」と、素直な気持ちが笑みと共に溢れて)
んー、ハムだったりベーコンだったり色々だけど…先生は具材に何入れてる?(オムライスを作った事がありはするとは言え、そう凝った物を作っていた訳では無く冷蔵庫の中にある材料で簡単に作っていればその日によって入れる物はバラバラだと答え。相手はどのような物が好みだろうかと気になると問い掛け)
大抵は鶏肉かベーコンだな。今日はハムにすんぞ。(普段一人前を作る際は適当に仕上げてしまうオムライスの具材を思い出しながら伝え。相手が最初に挙げたハムを使ってのオムライスに興味を持ち、即座に決めた後に「そうと決まればあとは玉葱か」と、切らしている玉葱を求めて青果コーナーの方へ)
ん、分かった。じゃあ頑張って作るから楽しみにしてて。(やはりメジャーなのは鶏肉やベーコンだろうなと考えていたが相手がハムが良いと言うのを聞けば頷き。どうせ作るなら相手に喜んでもらえるよう美味しい物を作らないとと意気込めば、隣の相手見つめ笑み浮かべては意気揚々と答えては相手の後を付いていき)
その間俺はどうしてりゃいい。夕食作るお前の後ろ姿をずっと眺めてていいのか?(相手の手料理は勿論、己の為に料理を作る愛しい相手を間近で眺めるのも楽しみで。手伝う気ではいるもののどんな反応が返るかと、くすりと笑みを浮かべては敢えて訊ね。目的地で手にした玉葱をかごに入れては「他は大丈夫…だな。帰るぞ、誠」かごの中身を確認後、声をかけて会計に向かい)
んんー…、あまり見られるの慣れてないからずっとはあれだけど…先生は手を出したら駄目。(料理をすることなど自宅でもそうそう無いことで誰かに見られている中での調理は緊張してしまいそうだが、相手に手料理を振る舞うつもりが手を出されたら意味がないからと首を横に振り。いつもはお前呼びの相手から不意に名で呼ばれれば途端に顔に熱が集まるのを感じつつ俯きがちに頷いては後に続いて歩きだし)
え、あ…うん。
寒ィな…(会計を済ませ店内を出れば冷たい外気に小さく身を震わせながら一言呟き。隣に視線を移せば当たり前のように相手がおり。そんな些細な事がやはり幸せに感じてしまい、瞳細めながら穏やかな笑みで暫し相手を見つめて。「手伝われたくねえなら手は出さねえよ。…料理にはな」何やら意味深に語尾を強調しては、ククと小さく笑みを溢し。相手の頭をぽん、としてから歩き出し)
先生が手伝ったら俺の手料理って言えないだろー。(相手に手伝わせたくないのではなくて折角なのだから自分の手料理として頑張って作って喜んでもらいたいのだと、弁明しつつ相手へと視線を向け。料理には、という最後に呟かれた言葉の真相には首を傾げるが相手が先に歩き出してしまえば慌てたように後を付いて行き)
(他愛のない会話を楽しみながら帰路を共にし、暫くして自宅に到着し。鍵を開け玄関に入ると、先ずは相手に向き直り。両手で包むように触れた頬は外気に晒されひんやりとしていて。「…冷えたな」控え目に微笑みながら見つめては、頬と同様冷たいだろう唇にも己のそれで軽く触れて)
外寒かったから…ッん…。(スーパーから相手宅までのそう遠くは無い道程をこういう風に隣で時折笑みも溢しながらの会話がとても楽しく、あっという間に相手宅へと着けば頬に添えられた手の温もりに頬緩め。近付く顔に胸が高鳴れば反射的に目を閉じ、触れてくる唇を甘受し)
…帰ったら真っ先に触れさせるっつう約束、だったよな。(触れた唇はやはり少し冷たく感じたものの、愛しさが胸に熱いものを込み上げさせ。答えはどうあれやめる気などない癖に、敢えて確認するように問えば返事も聞かずに緩めに抱き締め、二度、三度と唇を重ね)
ん、約束した…。(相手の問い掛けに顔を朱に染めつつ控えめに頷けば再び重なる唇に目を閉じ、口付け受け。背中へと腕回し服を握り締めてはただ受け止めるだけではもの足りず、自分からも唇を押し付けるようにして口付け返し)
ん…、(応えるような口づけが返されれば緩めに回していた腕に力を込め、相手の唇を己のそれで柔らかく挟むような口づけを幾度か与え。舌先で唇を軽く舐めるのみという半端なものにとどめ、唇を離すと「…今は此処までだ。楽しみはとっておかねぇとな」至近距離を保ったまま口角を上げて)
んッ、じゃあ夕飯上手く出来たらまた続きして…。(中途半端に口付けが止められてしまえば物足りなさに無意識の内に不満げに唇を尖らせ。それでも今此処でもっとされれば夕飯どころでなくなってしまいそうな気もしてしまうと顔を赤らめ、顔を逸らしがちに呟き)
ご褒美にか?(可愛らしい台詞や仕草にあてられ直ぐにでも愛でたくなる感情を抑えながらくすりと笑えば、顔を逸らす相手の目尻に軽く口付け。「失敗したらお預けな」我慢等出来る筈もする気もないものの敢えて意地悪く添えては、“まあ頑張れ”とでも言うように頭をぽんとし、靴を脱いで部屋に上がり)
失敗なんかしねぇし…絶対ご褒美貰う。(目尻への口付けに顔に熱が集まるのを感じつつ相手見つめては強げに宣言してみせ。先に部屋へと上がる相手の後に続いて自分も靴を脱いでは相手の後に続いて部屋へと向かい、その先にある台所へと早速足を向け)
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