ぬし。 2014-01-16 23:06:21 |
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んー…。
(いつの間に眠っていたのか、微睡みの中で相手の声と軽く肩を揺すられる感覚がすれば小さく呻き薄ら目を開けて。ふと視界に映るその表情を働かない頭でぼんやりと見詰めているものの、徐々にそれが余り目にした事の無い類いのものだと気付き、何とも表現し難いが歪められていると言うのは理解できて。途端に意識が覚醒し始めゆっくりと片手を擡げると指先から相手の頬に滑らせて掌で軽く撫で、そのまま更に腕を伸ばし柔らかな長めの髪へ指を通し。意識が覚醒したとは言え起き抜けである事には変わり無く、心配そうに眉を下げてはとろんと眠たげに垂れた瞳で相手を見詰め「智尋…どうした…?」と何処と無く弱々しい声色で問い掛けて)
…何でもねぇ、よ…。…ほら、ちゃんと起きろ。髪乾かしてやるから。
(少しだけ考え込んで意識を飛ばしていたせいか自分が揺り起こしたことで一応覚醒した彼の未だ眠たげな声に思わず驚きから一瞬身を固めて。しかしすぐに体に入り過ぎた力を抜き相手を心配させないようにと返事を返すと、まだ湿ったままの髪に指を透す相手の手に微かに擦り寄るかのような動きを見せた後その手をそっと掴んで髪から離させて。そのままその手を軽く握ったまま空いた方の手で首に掛けていたタオルを上げ乾かしてやる、との言葉を添えれば相手の手を握っていた手を外しがてらきちんと上体を起こして座るよう促すようにぽんぽんとベッドを叩いて。)
…ん…、そっか。
(何と無く相手が驚いているのであろう事は伝わってきて何か考え事でもしていたのだろうかと考えるが、返って来た答えに安堵したのかへらっと気の抜けた笑みを浮かべて。髪へ通した指はされるがままに相手の反応を見詰めており、掴まれればするりと通る指通りを楽しむかのように指先を軽く曲げて。手を離され再び微睡みそうになっていた頃、ふとベッドを叩く音と相手の言葉が耳に入り嬉しそうに頬を緩ませては「やったぁー」と間延びした声で一言呟くなり相手に背を向けるようにして座り、乾かしやすいようにと頭を垂れて猫背に近い姿勢になり)
…髪、綺麗に茶色く染めたな。
(相手が体勢を整えている間にベッド脇のチェストを漁りドライヤーを取り出すと傍に備え付いていたコンセントに繋ぎ電源を入れ。ドライヤー特有の少々大きな騒音を撒き散らしながらもタオル片手に相手の髪を乾かし始めればふわりと相手の髪から香ってくるシャンプーの香りに僅かに口許を緩め。再会して変わってしまっていた彼の髪色についてぽつりと呟くとそっと相手の頭に顔を近付けながら「…前の黒かった頃も良かったけど、茶髪も似合うな。…ちょっと大人びて、格好良くなった。」と伝え。暫くそのまま髪を乾かしほぼ完全に乾ききってからドライヤーの電源を落とし本体をチェストに置くと軽く手ぐしで相手の髪を整えてから終わったとばかりにぽんぽんと軽く相手の頭を撫でて合図し。)
あー、そうそう。卒業したら染めようって決めてたんだー。
(耳元でドライヤーによる騒々しい音が聞こえるも意識は髪に触れる相手の手に向いていて、心地良さに目を伏せていれば思わず微睡んでしまいそうで。然し直ぐ後ろから相手の声が聞こえれば髪色についての報告をすっかり忘れていたのを思い出し頬を緩めて頷き。友人は似合うと言ってくれていたが相手はどう思うだろうかと些か心配だったものの褒めて貰えると照れ臭そうにはにかみ「ほんと?良かった」と照れ隠し宛らに顔の横に垂れた髪を指に絡ませて。それから程無くしてドライヤーの音が途絶え髪を軽く整えてもらえば振り返り相手を見遣り、その際思い付いたようにドライヤーを手に取り)
俺が智尋の髪乾かすー。
ん、じゃあ宜しく頼むわ。
(相手の髪を整えた後次は自分の髪を、とドライヤーを手にしていたところに相手の言葉が入り特に断る理由もなかったため素直にその厚意に甘える形で頼むとドライヤーを彼の方に差し出しながらベッドの空いた隣のスペースに腰を降ろし。なるべく相手が乾かしやすいようにと軽く自分でもタオルで粗方の水気を取ってから横目で相手に視線を送りつつ軽く頭を傾けるとそのまま相手の行動を待って。こうして髪の乾かし合いなんてしていれば何だか昔に戻ったようで下らない自身の恋心から目を背けることが出来て気が楽になり、安らいだような穏やかな笑みを浮かべて。)
おう!!
(ドライヤーを受け取るなり嬉しそうな笑みを浮かべて頷き電源を入れれば相手の髪を乾かし始めるものの、元より乾き始めていた髪は少し指を通しながら風を当てていれば直ぐに乾いて。然し相手の長めな髪は指通りが良く、ドライヤーの電源を切って適当な場所に置くと整えるのを口実に暫く無言で髪を撫でているも不意に手を下ろすと相手の背に額を付けて寄り掛かり)
…おい、そのまま寝るなよ?眠いならちゃんと布団に入れ。
(他人に髪を乾かしてもらうなんて随分されていなかったため、久々の心地よい感覚に思わず目を細めながらその感覚に身を委ねて。暫くしてその心地よさも終わりを告げ少しだけ残念な気持ちになりつつも相手の方を向こうとしたところ、不意に背中に触れた微かに温かさを感じるものに恐らくそれが相手だと認識するやいなや全身に僅かに緊張が走り。相手を思うと無理に振り向くことも出来ず体勢はそのまま少しだけ呆れたような、困ったような声で呟くと首だけを軽く捻り背後の相手を確認しようとして。)
…寝ないって、せっかく智尋とお泊まりなんだしー。
(相変わらず言っている事は母親のようだ、と笑みが溢れ、同時に懐かしさからかいつになく穏やかな心境で。確かに時折眠気を誘われてしまう事もあるのだが相手と二人でこんなにもゆっくりしていられる時間は今後はあまり取れないんだろうと思うと寝る時間さえ惜しく、徐に頭を軽く左右に振ってはぐりぐりと相手の背に軽く額を押し付け甘えるような仕草を見せながら告げる言葉は何処かおどけたような軽い口調で。然し口にしている言葉は本心からのもので、頭の動きを止めればゆっくりとベッドに横になり仰向けの体制で相手を見詰めて「…明日仕事?朝早いの?」と何処か心配そうな面持ちながら寂しげな声色で問い掛けて)
…まあ、な。…明日は早めに此処出て、一旦うち帰ってから仕事に行くし…。
(首を捻り背後を見やれど確認出来るのは相手の茶髪の端だけで、小さくため息を漏らしながら諦めたように首を戻し。その直後ぐりぐりと甘えるように押し付けられる相手の額の感触に恋心云々以前にその行為が発する幼さのようなものに庇護欲に似た感覚を抱き、きゅんきゅんと高鳴る胸にどう対応しようかと悩み始めた頃合いで彼が引いてくれたため密かに安堵に胸を撫で下ろし。ベッドに横になる彼を縁に腰かけたままそちらに体を向ける形で視線をやると、寂しげに発された言葉に少々の罪悪感から困ったように眉を寄せ応えて。乾いてさらさらと指通りのよくなった相手の髪を弄ぶように指で撫でながら目を伏せると、「…お前だって大学あるんだろ、眠いならあんまり無理しねぇでさっさと寝ろ。…話は、今度でも何時だって出来るだろ?」と囁き。)
そっかー…。
(予想はしていたが矢張り社会人は忙しいんだろうな、と納得して何処か残念そうに眉を下げるものの相手の困ったような表情に気付けばへらっと何と無く苦笑にも似た笑みを見せて呟き。不意に髪を撫でられるような感覚を覚えれば心地良さに目を細め、相手の言葉を聞けばぼんやりと明日の大学は何時から行くんだったかと考え。残念なことに午前からの受講で、不貞腐れたような面持ちで口を尖らせ天井を見詰めるもこれからも以前と同様に構ってくれるのだろうと予想できる相手の言葉に頬を緩めれば相手へと視線を移し「次いつ会えんの?」と小さく首を傾げて)
…夜なら大体何時も空いてる。まあ、今日の泊まりからの明日も、ってのはちょっと勘弁して欲しいけどな。
(一瞬不貞腐れたような表情になった相手を見て不思議そうに緩く首を傾げながらこちらもゆっくりと相手の横のスペースに横向きに寝転がると体勢のせいで少しばかりはだけたバスローブの前を軽く直してから頭を支える枕代わりにと頭の下に肘を曲げた腕を差し入れて。とろとろとした緩やかに誘われる眠気に日中の疲れやら彼の強襲による心労やらも後押ししてか次第に目をとろんとさせ始めながらも彼の要望に応えんと大分ゆったりな口調ではあるものの返事を返し。恋愛依存症の人間を笑えない位に溜まった愛され願望のようなものを発散するための夜の放浪をこうなった原因といっても過言ではない彼に二日も埋められるのは流石に心身共に苦しいものがあるらしく、明日は断りを入れたがそうは言っても彼の願うことならばなるべく会ってやりたいという思いもあってかその後のことはぼんやりと簿かしたような返事で。)
んー、わかった。頑張る!!
(直ぐ隣に横になる相手に視線を向ければその眠たそうな様子につい笑みを浮かべてしまい、徐に相手の方へ手を伸ばしては優しく髪を撫でるもののその緩慢な声に此方まで眠気を感じ始め。然し返答を聞けば詰まり夜ならいつでも会いに行って良いと言う事だろうか、と考え途端に嬉しそうに目を輝かせるも矢張り明日の夜は厳しいようで言い分にも納得したのか小さく頷くと何の脈絡も無く突然頑張る、と無邪気に笑い。要するに相手に会えない明日は勉強に専念する、等々意味はそれなりにあるのだが自分の中でも定まっていると言う訳では無くその後は何も言わずに相手の頭を撫でており)
(/本体のみで失礼致します!!いつもお世話になっております、うちの夏樹は如何でしょうか、何か不足は御座いませんか…?此方は男前でありながら可愛らしい智尋さんにきゅんきゅんで御座います!!
今回は今後の展開の事でご相談なのですが、少し纏まった考えがありまして…。取り敢えず二人は次の日の朝普通に別れるが、夏樹が智尋さんの連絡先を聞いていなかった事を思い出す→大学の帰りダメ元でバーに行ってみるが矢張り彼は居らず、少しだけ待ってみる→いつの間にかゲイの男性と会話が弾み益々ゲイに興味を持つ→智尋さん来店、みたいな流れを考えております!!ですがあくまでも案なので、何かあらかじめ考えてらっしゃったものや不都合な点等御座いましたらお教え頂けますと幸いです!)
…ん、良い子な…ーー。
(頑張る、とは言うものの何に対してのものなのかが不明確な彼の言葉にすら靄の掛かったようにぼんやりとした頭では疑問も特に持たなかったのかふわりと緩んだ笑みを浮かべながらぽつりと返事を残して。しかしそれ以上はもう限界になってしまったのかゆったりと瞼を伏せると全身の力は次第に完全に抜け、くたりとベッドに体を預けきるとそれから微かな寝息の音を立てながら呼吸に合わせて腹を僅かに動かして。)
(/此方こそいつもお付き合い頂きありがとうございます!そんなにお褒め頂けると嬉しくて調子に乗っちゃいそうです(←)
夏樹君に不足だなんて全然ありませんよ。いつも愛らしい犬っぷり(?)に癒されながらも、時々覗く男らしさにどきどきさせて頂いています^^*
素晴らしいご提案で、是非そちら様の流れの案に乗らせて頂きたいと思います!実はトピックを立てた身でありながら情けないことにどうやって夏樹君にゲイに興味をもってもらうか、良い案が浮かんでいなかったので助かりました;;
トピ主だというのに展開をがっつりお任せしてしまって申し訳ありません^^;ではホテルのターンが終わりましたらそのように進めていきましょう!)
…風邪引くって。
(褒めてもらえると嬉しそうにへらっと頬を緩めるものの、見るからに眠そうな声色と笑みに相手の髪に手を伸ばすと優しく撫でて。暫くそうしていれば程無くして聞こえてくる穏やかな寝息にぽつりと呟くとどうしようかと相手の寝顔を見詰め。徐に携帯を取り出してくるとシャッター音をオフにしてちゃっかり寝顔を撮り満足げに画面を見詰め、携帯をベッドの上に放り出しては相手の肩に手を掛けて起こさないようできるだけそっと抱き起こし。思いの外重みを感じずちゃんと食事を摂っているのか一抹の不安が過るも、布団を捲り相手を横たわらせると静かに布団を掛けて)
(/夏樹なんかには勿体無いお言葉、ありがとうございます…!!調子に乗らせて頂きますね!!←
採用ありがとうございます!!来店した智尋さんの反応が楽しみでなりません(笑)お気になさらず、寧ろありがたいですよう´`*了解しました!!宜しくお願い致しますっ。
…ところで、ラブホってやっぱりベッド一つですよね←)
ーーな、つ……。
(心地よい眠りの感覚の中少しだけ肌寒さを感じていたところに不意に浮遊感のようなものがやってきたかと思えば恐らく布団を掛けられたのだろうか、ふわふわとした温かな感触に体を包まれれば安らいだようにふっと表情を緩め。広く空いた方のスペースに向かうようにもそもそと寝返りを打ち横向きになったまま手を広げると温もりの抜けた冷たいシーツの肌触りがあり、それが不快だったかのように僅かに眉を寄せながら緩やかな動きで一二度シーツを撫でるとそこにいるはずだと思っていた彼の名前をうわ言じみたはっきりとしない声色で呟き。)
(/ラブホですからねぇ…そうでしょうねぇ(←)折角のラブホですから、出来るフラグは軒並み回収していきますよ^^*
暫くは大人の威厳の欠如が著しいうだうだな感じの智尋になりそうですが、宜しくしてやって下さい;;
では本体はそろそろ引っ込みますね!)
…何?
(恐らくバスローブで寝ても布団に入っていれば風邪は引かないだろう、と判断し暫くは相手の寝顔を無言で見詰め。不意にベッドが一つしか無い事に気付くと首を傾げるも、恐らく当初は泊まるつもりは無かった為に一人部屋を取ったのだろうと納得すれば、やけに広いベッドに新たな疑問が沸くが考えるのが面倒になってきた頃、いつの間にか体勢を変えていた相手の口からか細い声ではあるが自身のものではないかと思われる名前を呼ぶ声が聞こえて来て。見れば微かに表情の翳りが窺え悪い夢でも見ているのかと相手の頬をそっと撫でるも、己の名前を寝言で呼ぶ相手の愛らしさについ口元を綻ばせ気休め程度に答えるが、恐らく返答は無いだろうと思い頬を撫でていた手で相手の髪を撫でて)
(/ですよね、必然的な添い寝パターンで間違いありませんよね← では此方もフラグ回収頑張ります!!
大歓迎です、寧ろ萌えます←
では此方も引っ込みます!!引き続きお相手お願い致します*)
…さ、む……寂し…い…。
(柔らかな布団に心地良く誘われる眠気と酷く安らかな思いの中に先程話をしていた時までは傍にいたはずの彼が居ない、という一抹の不安だけが浮き彫りになったようにまざまざと感じられ次第に悲しみを帯びたような歪んだ表情へと変わっていけばそんな中聞こえた相手の声に眠たいのを堪えうっすらと瞼を持ち上げ。寝起き独特の僅かに涙の膜がはったようなぼやけた視界の中体は動かさないまま視線だけを動かして相手を探そうとするものの不明瞭な視界では相手がうまく認識出来ず、髪に触れた相手の手に自分の手を重ねるようにして弱々しい力で微かに握るようにすると表情を取り繕うこともなく素直に寂しさを表しながら掠れたようなか細い声で囁いて。)
智尋…?
(目を開ける相手を見れば触れていた事で起こしてしまっただろうかと咄嗟に手を離そうとした刹那、重ねられた上で弱々しく握られれば半ば驚いたように相手を見遣り。その表情は酷く寂しげなもので、発せられる掠れたような声を何とか聞き取れば眉を下げて心配そうに相手を見詰め。もっと近くに居てあげなければ、と相手の手を軽く握ると徐に上体を倒し覆い被さるような姿勢になり、片手を相手の頬に添えゆっくりと額を合わせて。そのまま目を閉じると「大丈夫、俺が近くに居るから」と言い聞かせるような穏やかな口調で告げ、目を開けると額を離すも至近距離のまま相手を見詰めると笑みを浮かべて髪に指を通し)
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