ぬし。 2014-01-16 23:06:21 |
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…俺だけじゃなくたって、どっちにしろ俺みたいなのは普通じゃないって世間的には取られるんだよ。
(もう大学生にもなるというのに昔と変わらぬ素直に己の考えを口にする相手が眩しい程に無垢だと感じる半面、その平然とした様子が余計に自分の異質な部分を浮き彫りにしていくようで何処か恨めしくも思えて。依然として相手と目を合わせないまま困ったように表情を歪め、それから彼の考えを間違いだとでも諭すかのように優しい声色で言葉を続けると枕を抱いたままくすりと小さく笑み。「…お前だって、男にキスされたり抱き締められたり…それ以上のことなんてされたら、可笑しいだとか気持ち悪いだとか思うだろ?」彼に危機感を持ってもらうためだとは言えどわざわざ自らの性癖を否定するような言葉を吐かねばならないことに自嘲じみた思いになれば、首を緩く傾げちらりと相手の方に視線を向けながらぽつりと呟き。)
……でも俺だって男を好きになるかもしれないじゃん!!
(今目の前に居る彼は昔と変わらず冷たいが優しい所もあって、自分の中では最も親しい存在であり、無論それは相手が同性を好きになってしまったとしても変わり無く。そもそも普通でいなければならない理由は無いじゃないかと暫く無言で思案していれば、ある可能性に辿り着き心成しか目を輝かせて主張して。自分も相手と同じ感覚を味わえるかもしれない、そう思えば試してみたくて仕方が無く、然しそれを口にすれば怒られるような気がしてならず直接言葉にはしないものの、その表情から恐らく考えている事はほぼ筒抜けで)
ッ駄目だ!!…お前は、まだ男同士で好き合うのがどういうことか分かってなさ過ぎる。
(恐らく自分との同調だけを求めて彼がこんなことを言い出しているのはその様子から見てとれた、しかし過去自分が必死になって諦めをつけた相手である彼が女となら未だしも男なんかと付き合いあまつさえ先程自身が述べたようなあれやそれをするなんて想像しただけでも到底許容できるものではなく咄嗟に出たような早さで強い否定を口にすると何処か苦しげな表情で相手をきつく睨むような目付きで見つめ。こんな話題だからだろうか、とうの昔に捨てたはずの恋心がじくじくと胸を痛ませ気を紛らわせるようにきつく枕を抱きながら僅かに唇を噛み締めると相手を納得させようと話を続け。)
(興味はあるが、あくまでも現段階では可能性として口にした言葉に真っ向からの否定を受け、その勢いに気圧されたのか驚いたように目を見開いたまま口を噤み。向けられる視線は酷く複雑な感情が入り雑じった物に見え、僅かに眉を下げて相手を見詰め返すも、何故相手がそんな顔をしているのか、そこまでの否定を受けるのかがわからずに眉を寄せ。恐らくは相手の言う通りだろう、同性を好きになる事があると言う事実さえ今知ったばかりなのだからわかっていないのも自覚しているのだが、何処が男女間の恋愛とそんなにも違っているのかがわからず「でも、智尋はしてんだろ?」と何故彼は良くて自分が駄目なのか、その理由を暗に問い掛けて)
…俺は、お前みたいにただの興味なんかでこんな危ねぇ橋渡ってる訳じゃねぇんだよ。
(自分は言ってしまえば元から男が好きな人種であったために普通の恋愛というものが出来なかったが、今まで見てきた限り相手はそういった気のある人間ではないことは明らかで。それにも関わらず下手をすればこの先の人生を潰しかねない秘密をわざわざ持たせるだなんて冗談でも嫌で、そんな一方的な庇護を彼に押し付けているのは自覚していたがそれを抑えることなど出来ず相手が道を誤ることのないよう言葉を続け。「…とにかく、お前は駄目だ。分かったら今日はもう帰れ。駅は此処出てから目の前の大通りに沿って右に真っ直ぐ行けばつく。…その後は自力で帰れるな?」自分と彼の大きな違いを認識するたびに苦しさが喉の奥から込み上げてくるような感覚に陥るがそれを堪えながら強引に話を切ると枕を置きながらゆっくりとベッドから立ち上がり、あわよくばこのまま相手が今後の連絡手段等のやりとりを忘れているであろううちに自然を装い此処を後にしてしまおうとドアの方に足を踏み出して。)
(恐らく相手の対応は自分の事を思ってなのだろう、一応理解はしている為に返す言葉が見付からず黙り込んで。気になるがそこまで言われれば一旦諦めるしか無いかと残念そうに口を尖らせているも、一方的に話を切られ更には立ち去ろうとしている相手を見れば眉を下げて俯き。何年も会えずに居て、その間に自分は何度も相手の事を考えていたのに彼は違うのだろうか。折角再会する事ができてこれから距離も縮めたいと思ったのに、そう思ったのは自分だけだったのだろうか。そんな事を考えれば何だか急に寂しさを覚え「…っ、ばか!!智尋のばか…っ。別に良いし、そんなに俺と居たくないなら帰るし!!…っその代わり俺が何処で何してこうと文句言うなよ!!」と気付けば半ば自棄になっており、我が儘なのはわかっているのに言い出すと言葉が次から次へと口を突いて。立ち上がりさっさと相手の横を通り過ぎると扉に手を掛け、徐に振り返れば帰り際この繁華街で何らかを仕出かす事を仄めかすような口振りで付け足し)
ッおい!今のどういう意味だよ、此処は危ねぇって言ったばっかだろうが!
(何処か寂しげな様子が滲む声色でのいきなりの罵倒に驚いて相手の方を見ると、さっきまで大人しかった相手の急な変貌ぶりに頭がついていけず思わずぽかんと口を開けたまま固まってしまい。そのまま自分の横を通り過ぎた相手に漸くはっとしそのまま彼が出ていってしまわぬように相手の腕をがっと少々乱暴に掴むとその腕を握ったまま怒ったような険しい表情で相手を睨んで。確かに彼を蔑ろにしがちだった自分の話口にも非があったかもしれないがだからと言って自ら危ない領域にただの自棄で飛び込もうとする相手を咎めぬ訳にはいかずきつい口調で相手を叱ると、小さく息をついてから少しだけ声のきつさを緩め「…お前と居たくないなんて、そんなことある訳ねぇだろ。ただ…俺にだって、俺なりの事情があったんだよ…。」と、あわよくば云々、等と先程まで考えていた自分を少々反省しながら目を伏せて。)
事情があるから何だよ。そんなの俺には関係無いし…っ。
(半ば八つ当たりの如く吐き出してしまった感情は最早収まりが付かず、口にしてしまってから身に染みて後悔するも今更後戻りなんて事もできず。堪え性が無い所は昔から何も変わってないな、と我ながら自嘲した刹那、唐突に腕を掴まれると向けられる怒気を孕んだ視線に怯んでしまい視線を落とし。相手が怒るのはわかっていたのに構ってほしい一心で心にも無い事を言ってしまい、反省はしているらしく沈んだ表情で眉を下げて。続けられる言葉は自分でも十分に理解している事、自分勝手な事を口にしていると言う自覚もあるのにだからと言ってまた関係を途絶えさせてしまう理由があるのか、と思えば考えるよりも先に言葉が出てきてしまい、「事情なんか知らねーし、俺は智尋と居たいんだって言ってんじゃん…」情けなく歪んだ表情を見られるのが嫌で俯くと、また自分の願望ばかりを口にして相手を困らせてしまうんだろうと思うと足元を見詰めて黙り込み)
ッ…ーー!
(自分は未だに相手を同性にも関わらず恋しいなどと不純な目で見ている汚い奴なのに、そんな自分と表情を歪めてまで一緒に居たいと言ってくれる相手にきゅう、と胸が詰まるような感覚を覚えれば思わず情けない様子で俯く彼の腕をこちらに引っ張りぎゅっと抱き締め。相手の肩に顎を乗せ昔よりも幾らか広くなったその背中をぽんぽんとあやすように撫でながら口を開けば「…俺と一緒に居たら、お前までこういう…同性、とかのいざこざに巻き込まれて危ない思いするかもしんねぇんだぞ…?…それでも、居たいなんて思うのか…?」と尋ね。本音を言えば彼の身の安全云々よりもその彼とこんな同性愛の掃き溜めのような場所にいるということが必死で諦めた初恋をまたえぐり返されるようで辛いのだが、彼がもし危険性を理解してなお己と共に居たいのなら断るなんて諸行元より自身に出来る訳もなく。一緒に居たいと言われた嬉しさと初恋の傷跡を抉られる苦しさに年甲斐もなく少しだけ泣いてしまいそうで顔をしかめると僅かに彼を抱く力を強めながら唇を噛み締めて。)
わ、っ!?
(俯いてひたすら考えるのは不安と絶望にも似た感情で、あんな事言わなければ良かった、等と悶々と考えてはつい泣き出しそうになってしまい。そんな最中、不意に掴まれていた腕を抱き締められるとバランスを崩し、驚いて声を上げると相手の腕に包まれるのは一瞬で。刹那状況が飲み込めずに懸命に頭の中を整理しているも、何が起こったのかを理解すればあやされるような手付きで背中を撫でられ咄嗟に離れる事もできず大人しく身を委ねて相手の背に腕を回し。この感覚は昔と何も変わらない、一番好きな心地良さだ、と相手の優しさに頬を緩めては問い掛けに「ん、居たい」と頷き相手を抱き締める力を少しばかり強めて)
(/すいません、寝惚けていた為に何だか可笑しな文章になっておりましたので書き直させて頂きます!!)
わ、っ!?
(俯いて黙り込んでいるも沸き上がるのは不安と絶望にも似た感情で、あんな事言わなければ良かった、等と悶々と考えてはつい泣き出しそうになってしまい。そんな最中、不意に掴まれていた腕を引っ張られるとバランスを崩しそうになり、驚きから驚嘆の声を上げれば相手の腕に包まれるのは一瞬で。刹那状況が飲み込めずに懸命に頭の中を整理しているも、何が起こったのかを理解すればふと背中を撫でられ咄嗟に離れる事もできず大人しく身を委ねて相手の肩に頭を乗せ。この感覚は昔と何も変わらない、一番好きな心地良さだ、と相手の優しさと懐かしさに頬を緩めては僅かに小さく感じる背に腕を回して抱き締め、問い掛けに対し「ん、居たい」と小さく頷いて答え。不意に先程よりも強く抱き締められるのを感じれば、体制によりその表情は確認できないものの何と無く片手で相手の髪に指を通すようにして撫でて)
ーーそっか。…じゃあ、今日はもういっそのこと此処に泊まるか?さっき金払っちまったんだし…何より、お前のお蔭で俺の今夜の予定は潰れたもどうぜんだし?
(彼のせいで昔の恋の傷跡が抉られる思いであるとはいえ、そんな彼に求めてもらえるのは嫌ではなくむしろ若干複雑な気持ちにはなるもののそれ自体は純粋に嬉しくて。髪を鋤くような手つきで触れられる心地よさに困ったように眉を寄せながらも気持ちよさげに目を細めると、彼の答えに了承とばかりに小さく頷き。抱き締めていた彼の身体からその肩に手を当てながらそっと離れ困ったような苦笑を浮かべてある提案を口にすると明るい様を装うように軽くにい、と歯を見せて。彼と共に過ごす時間は苦しくも嬉しくもある、ならば余計な感情など自分が自制し押し留めてしまえばいいと諦めたのだろう。このまま此処に泊まってしまえばいいと最後に少々の恨み言のような悪戯っぽい言葉を添えて口にするとちらりと部屋の方を見渡してから緩く首をかしげて。)
(/書き直しの件了解しました!私も時々そういったことをお願いすることもあるかと思いますのでお気になさらず、お互い様精神でいきましょう(←)
ともあれ疲れている時は無理なさらないで下さいね、此方も余程何日もいらっしゃらない限りお待ちしていますから^^*)
…ごめんって、怒ってんの…?
(頷く相手は恐らく一緒に居る事を許容してくれたのだろう、嬉しそうに頬を緩めると不意に肩を軽く押されると素直に離れ。そこで相手の口にする提案に軽く目を見開くと気分は一気に浮上して、幼馴染みとの泊まりと言うのもあり修学旅行にも似た感覚で。然し続けられる言葉に混じる皮肉めいた響きに気まずそうに眉を下げて視線をさ迷わせると、何処か申し訳無さそうに謝罪の言葉を口にしては目の前の彼にちらりと目を遣り恐る恐ると言った様子で問い掛けて)
(/ありがとうございます!!そうですね、お互い様精神は大事ですよね(←) 大丈夫ですよー、ご心配無く!!お気遣いありがとうございます*)
…怒ってねぇよ。それより、お前先風呂使っていいぞ。そこのガラス張りんとこ…先に言っとくが、変なもん見つけても下手に触んなよ。
(少々意地悪が過ぎたかと内心反省し、ぽんと軽く相手の頭に手を置いてから上着を脱ぎがてら再び先程まで転がっていたベッドに腰を下ろすと苦笑混じりに呟き。軽く肩を鳴らしながら小さく伸びをし、それから不意に部屋の隅に取り付けられたこういった安いラブホらしいと言うべきか、下手に外国を真似た猫足バスタブやシャワーを囲むガラス張りの箱状の部屋を顎で指すと先に入ってしまうよう促し。他意はないと自分自身言い聞かせてはいるのだがこういったやり取りは今までの生活上相手と行うにはどうにも居心地が悪いというか落ち着かず、僅かにそわそわと照れたような様子を覗かせればそれを誤魔化すようにぼすんと背後のベッドに上体を倒して。)
うぇっ、ガラス!?すげー初めて見た!!
(予定を潰してしまったのだからそれなりに怒っているのかと思えば徐に頭に手を乗せられ視線を上げて相手を見遣り、告げられた言葉に安堵したのかへらっと気の抜けた笑みを浮かべて。相手の隣に腰を下ろすも先に風呂に入るよう言われガラス張り、なんて聞くと直ぐ様示された方を向き。そこにあるのは何処と無く映画で見た事があるような作りの浴室で、好奇心に目を輝かせるなり早々に立ち上がってばたばたと慌ただしく浴室へ向かい。無論相手の言う注意は殆ど聞こえているだけのようなもので、「おう!!」と如何にも聞いてなさそうな返事をすると見るからに楽しげな様子で衣服を脱ぎ始め)
…ゲイ野郎とラブホで二人きりなのに、警戒心も何もねぇな。
(先程自身の性癖をカミングアウトしたばかりで風呂などを勧めてしまったことに言った後から不味かったか、と少々心配したが無用だったらしい。呑気というか、警戒心のまるでない朗らかな笑みを浮かべながら生返事を返す彼に苦笑を浮かべたままぽつりと呟き。そうしていれば恐らく男同士だから特に何も考えていないのか、気を遣うような様子もなく服を脱ぎ始めた彼の成長した体に思わずとくんと胸が鳴ると共に仄かに頬を染めると未だに恋心を捨てきれない女々しい自分自身を嫌悪するように僅かに顔をしかめながら熱い頬に片手を当てて。これ以上不純な目で彼を見るのは自分の理性的にも非常に不味いと感じシャワー室の方に背を向けるように布団の上で寝返りを打てばとくとくと高鳴る鼓動を押さえつけるように先程自分が転がした枕を再び胸に抱いて。)
(衣服を脱ぎ何故か緊張しながらガラス張りの浴室の中に足を踏み入れると、中を見渡せば普通の家庭では見られない設備やらデザインやらに興奮気味で。時折「すげぇ!!」等と一人声を発しながら体を洗い、数十分程で風呂から出ると備え付けられていたバスタオルで体を吹き。洗面台やらに置かれている見慣れない道具を不思議そうに眺めたりしているが何と無く先程相手が言っていた事を思い出し然程気にしないようにしては着替えがない事に気付き。どうしよう、と視線をさ迷わせれば目に付いたバスローブを羽織り“何かセレブっぽい!!”と心中盛り上がりつつ相手の目の前に歩み寄っては「セレブっぽくね?!」と思ったまま口にして見せびらかすようにぱたぱたと腕を前後に振り)
ッはいはい、可愛い可愛い。次俺も風呂入って来るから、出来るだけ何もせず待ってろ。雑誌は開くな、テレビもつけるな、あと何よりその辺にある菓子なんかは絶対食うな。…分かったな。
(腐ってもホテルということなのか、ふかふかと柔らかい布団に体を沈めていればゆるゆると心地よい眠気を誘われたものの風呂上がりの彼が目の前に戻ったことでそんなものは一気にぶっ飛び。バスローブから覗く恋しい彼の成長した体だけでもかなりの衝撃を自分の理性という壁にぶち当てるというのに、湯上がりで肌は火照り時折滴る水滴まで加わればとうとう表情を隠せなくなったのかにやけを堪えるように顔をしかめながら思わず顔はおろか耳まで紅潮させてしまい。何とか悟られまいと適当にあしらうような回答と共に相手の濡れた頭をぽんと撫でがてらその横を過ぎると風呂に向かう旨を伝えた後、少しだけ強い口調で忠告を口にしてからシャワー室に入り、もそももと緩慢な動きで服を脱ぎ始めて。)
えー、可愛い?
(反応を窺っていれば何やら難しそうな顔をしている相手にきょとんとして動きを止めるも、その頬が赤いのに気付くなり熱でもあるのだろうかと微かに眉を下げて。然し声を掛ける前に明らかに適当な言葉が返って来ると共に頭を撫でられ予想していたものとは違った言葉に首を傾げるも、どうやらどんなに的外れでも彼からの褒め言葉であれば満足らしく嬉しそうに頬を緩め。浴室へと向かう相手からの忠告に「わかったぁー」と緩い言葉を返すものの、そうなれば何もする事が無く退屈そうにベッドに寝転び。ぼんやりと天井を見詰めては先程から触ったり見たりする事を禁止される物が多いな、と今更ながら考えて。一体何があるのだろうと気になってしまい、少しだけなら良いだろうか、と誘惑に負けそうになる一方眠気もそれなりで考えているうちにいつの間にか重たくなった瞼を伏せてしまっていて)
ーー…こいつに警戒心ってものは存在しないのか…。
(ガラスで透けた向こう側で言いつけを守ってかベッドに転がったまま動かない相手を見て安心したように小さく息をつくときっと退屈しているであろう相手を長く待たせてしまわないようにとなるべく手早くシャワーを終え。まだ水滴がぽたぽたと垂れる髪をタオルで拭きながら彼と同じく備え付けのバスローブでベッドの側まで戻れば、先程"自分はゲイだ"と告白したばかりの自分とラブホに、しかも風呂上がりの状態でいるというのに瞼を伏せ恐らく寝てしまった様子の彼を見て深い溜め息と呟きを漏らし。寝転がった相手の肩を軽く揺すりながら「…おい、せめて髪乾かしてから寝ろ。風邪引くぞ。」と声を掛け。ただ警戒心が無いだけなのか、それとも相手が自分だからか、どちらにせよ彼にとっての此処まで深いテリトリーまで踏み込むことを許されていることに嬉しさを感じる一方、理解していたことだがやはり彼は普通の性癖の持ち主で自分にそういったピンク色の感情など持ち合わせていないという事実を再度突きつけられるようで、つんと痛む胸や苦しさを訴える喉の奥に僅かに眉を寄せ切なげな表情を浮かべて。)
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