ぬし。 2014-01-16 23:06:21 |
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んー…そうなんだ。
(返答を思い悩んでいるのだろうか、互いの間に流れる沈黙にじっと相手を見詰め。程無くして相手の自宅の位置についての説明を受けるが予想通り全くわからず、恐らくもっと詳細な説明を受けた所で結果は同じ、それどころか余計にわからなくなっていただろう。自分でもその事実は目に見えており、少し思案した所で頷いて見せるがその弛緩した笑みがわかっていないであろう事を物語っており。場所を聞いた所で行きたくなってしまうのは当然の事「今度遊びに行って良い!?」と目を輝かせ興奮気味に問い掛け)
だぁめ。さっき言ったばっかだろ、警戒心はどうした。
(相手の何とも曖昧な相槌から察するに正直なところ地理的なもの自体がよく分かっていないのだろう、それはそれで何だか相手らしいような気もして苦笑混じりながらも何処と無く感じる懐かしさのような感覚に息をつくと相手の方を見て。場所が分かっていなくてもきっと相手ならこんな回答の後はどうせ遊びに行きたいだのもしくは逆に遊びに来いだのと言い出すのだろう、そんな予想が正に的中してしまいいくら幼馴染みとはいえど分かりやすすぎる彼の安直な行動に少々の呆れを見せ。幼い子供をたしなめるかのような叱り方で彼の要求を突っぱねると「考えてみろ。そこそこ可愛い女の子がヤリチン野郎の家に遊びにいったら、どうなるかなんて目も当てられないだろ。お前はそれと同等のことしようとしてんの。」と例を挙げながら相手を納得させるべく説明を口にして。)
えっ、何で!?
(てっきり了承してくれるだろうと期待して聞いたのだが呆気なく拒否されると、その返答は全くもって予想外だったとばかりに目を見開き驚きを隠せないような表情で。家に行ったからと言って警戒心の欠如と言う事にはならないだろうと不服げに眉を寄せるが、続けられる相手の的確な例えによる説明に返す言葉が見付からず一度は黙り込み。然し理解はしても納得はできないらしく「やだ、行きたい!!」と駄々をこねる子供宛らに口を尖らせて言い張り)
(/長らく返信を滞らせてしまっていてすみませんでした。
これだけ大幅に返信が遅れてしまった理由を正直に話させて頂きますと、私生活云々という問題ではなく、所謂マンネリと言えばよいのでしょうか…今後の、というか次の場面までの行動が上手く思い付かなくなってしまって。
こんな不誠実な理由でそちら様をお待たせしてしまい、大変申し訳なく思っています。
もしも、もしも可能でしたらこの後の駅で別れるまでの部分をすっ飛ばさせて頂けたら…なんて思い、発言させて頂きました。要点として家への訪問を頑なに断った、連絡先を結局交換しなかった、というものを追加した上で、場面を飛ばさせては頂けないでしょうか?
無理は承知でのお願いです、どうかご検討宜しくお願いいたします。)
(/そうでしたか;;いえ、お気になさらず!!此方も先が見えなくなって飛ばしたい気持ちもありましたので…^^;仰って頂けて良かったです、では飛ばしましょうか!!場面はバーで再会するところからでも宜しいですかね?)
(/飛ばすことに同意して下さりありがとうございます!そうですね、別れたその日、久々の対面を果たしたバーからということになりますね。ではどちらから始めましょうか?後か先か、やり易い方を選んで下さいな^^)
えっ、なにそれ!そんな事すんの?男同士で!?すげー!!
(大学終了後、直ぐ様繁華街へと足を向けると迷う事無く昨夜のバーヘ向かい。それと言うのも相手と別れた後の講義中、突然連絡先を交換していなかった事を思い出しどうしようかと考えた結果此処に来る他に相手とコンタクトを取る方法が思い浮かばず。無論再度相手が来ると言う可能性は未知な上に仮に来たとして確実に怒られる気がするのだが、まずは行動をする事しか考えておらず。然し来たは良いが矢張り相手の姿は無く、帰ろうかと思っていた所に直ぐ様男性から声を掛けられ。話を聞けば悪い人間には見えず、とは言っても自分からすれば悪い人間等皆無に等しいのだが、兎に角此方が男目当てで来たわけでは無いと知ると驚きこそされたものの気さくに様々な話を始め。一瞬で食い付くと目を輝かせながらその話に耳を傾け、何やら生々しい話題にまで発展してしまうと純粋な驚きの連続で店内で一人オーバーなリアクションを見せては周りの人間を苦笑させている始末で)
(/以前決めた設定の通りですと、こんな感じで宜しいでしょうか…?相変わらず煩い奴ですが何卒宜しくお願い致します^^*)
ッ、…お、ま…何で…!
(朝別れてからすぐにそういえば相手と連絡先を交換していなかったことに気が付くものの今更どうにもならないと割り切りその内また会えるだろう程度に思いながら一日を過ごし。仕事が終わり自宅で着替えてから今日こそは良い男を捕まえようと内心意気込みながらバーへと足を踏み入れれば、真っ先に目に飛び込んだ朝別れたばかりの相手の姿に思わずその場で固まってしまい。絞り出すような声を漏らしながら徐々に冷静に頭を整理するとそこで漸く相手がひとりではなく、もう一人の男に何やら吹き込まれているような様子を察知し。途端に眉間にシワを寄せ不機嫌そうな表情になると大股でそちらに歩み寄っていき、そのままその男に加減もせずがつん、と足元に蹴りを入れるとどうやら知り合いなのか襟元を掴み上げながら「湊…お前こいつが俺の知り合いって知ってるだろ、何勝手に色々吹き込んでんだ。」と低い声で呟いて。)
(/そうですね、そんな感じで大丈夫です!いえいえ、夏樹くんらしくて良いと思いますよ^^こちらこそ、何だか出だしからガンつけまくってますが宜しくお願いします。)
あ、智尋…っ!?
(現在談笑している男性から相手が結構な頻度で此処に来るのを聞いたのだろう、扉が開く音がすると直ぐ様其方を振り返り。そこに漸く見付けた相手の姿に途端に頬を緩めるものの、驚いた様子から見るからに怒気を孕んだ態度で此方に歩み寄って来るのを見ると思わず頬を引きつらせ。無論相手の怒りは自分にのみ向けられていると思っている為にどんなお叱りを受けるのかと内心冷や冷やしていたものの、微かな衝撃と音に直ぐには状況が飲み込めず目を見開き。相手の怒りの矛先が自分ではなく男性の方に向けられていると気付いたのは目の前で相手がその男性の襟元を掴み見た事も無いような正に鬼の形相と言えよう表情で睨んでいるのを目の当たりにした時で、何故こんなにも彼に怒っているのかと半ば混乱気味ながら慌てて立ち上がり「いや、あの、ごめん…俺が悪いから、」と見るからに狼狽えながら眉を下げ謝罪を口にし)
お前も悪いに決まってるだろ、何フォローした風に出てきてんだボ ケ!お前も後できっちり説教してやるから今は引っ込んでろ!
(男、湊と呼んだ彼の胸ぐらを掴んだまま勢いよく相手の方に顔を向けるとまるで湊を庇うようなタイミングで出てきた相手に苛ついたのか、ついつい湊にしたような強い怒鳴り口調で叱ってしまい。そんな中焦ったような笑顔のまま宥めるように男が割りいってくれば『まあまあまあ、喧嘩両成敗!仲良くしようぜ?』などと呑気な言葉を口にし。勿論そんな言葉に油を注がれたような思いで更に顔を険しくさせると「何が両成敗だ阿呆!殆どお前のせいだろうが!」などという言葉を封切りに二人の言い合いへと発展していき。というのも、湊という男自体自分のゲイ入門時からの顔見知りでありそのため勿論相手への恋心云々の相談も散々した男、そのため事情を知りながら彼に余計なことを吹き込んだ湊が許しがたいらしくそのまま一歩も引かないまま怒鳴り散らす自分とへらへらと調子の良い笑顔でいなす湊との言い合いが続いてしまい。)
っは、はい…。
(元の原因は相手の言った事を守らずこんな所に来てしまった自分にあるとわかっている為に怒鳴られても何も言えず、ビクッと肩を跳ねさせると大人しく傍らの椅子に座り二人の様子を眺めて。取り敢えず今の遣り取りから察するに二人は知り合いであるらしく、何だかその二人の仲を壊してしまったような気分になれば居たたまれず眉を下げては俯き気味で。相手から怒られる恐怖よりもその申し訳無さが勝っているのか、一人落ち込みながらもひたすらに黙り込んで二人が、と言うよりも相手が落ち着くまで待ちつつ言ってしまえば巻き込んでしまった上に本来自分に向けられるべき怒りをぶつけられてしまっているのであろう男性に何と謝れば良いかと益々申し訳無くなるばかりで)
ーー湊、酒持ってこい。いつものやつ大至急、遅くなったら金輪際お前の相手はしてやらないからな。
(その後暫くして、溜まり溜まった鬱憤を放出するかのように散々怒鳴り散らしたお蔭か少しすると漸く心境も落ち着いてきて、正直そろそろ怒りっぱなしなのにも疲れてきたのか大きなため息をついてからむすっとした表情で乱暴に相手の隣の椅子へと腰を下ろすと一旦怒りは収まったもののまだ不機嫌そうな様子のまま罰とばかりに友人に酒の注文をし。さっさと行けとばかりに手で彼を追い払ってからじろりと視線を相手に向けると次は彼への説教を始めるつもりなのか「…大方連絡先とか聞いてなかったから、とかいう理由で来たんだろ。…言っておくけど、それにしたって今回は無防備にも程があるからな。」などと漏らせば体の向きを変えて相手に向き直り、テーブルに頬杖をついて。)
…ごめん…。
(暫し店内に響く相手の怒声をじっと聞いているも、徐々に冷静さを取り戻したらしい相手が男性に酒の注文をするのをちらりと見遣って。然し直ぐに相手が隣の席へ不機嫌さを露にしたまま座ると向けられる視線に怯んでしまいビクッと肩を跳ねさせ、告げられる説教に項垂れると素直に謝り。だがそれ以外に会う手段が見付からなかったと言うのも事実で、恐らく相手はまた次に会った時でも良い等と呑気な事を考えていたのだろうがいつになるかも分からない時をただ何もせず待てと言われても無理な話で「だって…次いつ会えるかわかんないじゃん」と呟くように言い)
ーー…お前、ほんっと馬鹿だよな。
(一応悪いとは思いながらの行動ではあったのだろう、自分の言葉にびくつきながらしゅんとした態度で言葉を返してくる相手に再び深いため息をつき、それから自分のうなじをがしがしと乱暴に掻くとポケットから携帯を取りだし何やら操作を始め。「…今日、仕事の合間に母さん経由でお前んちの電話番号確認して…そっからおばさんにお前の携帯の番号とアドレス聞いた。…こういう方法は思い付かなかったのか?」するするとスマホの画面をタッチしていき自分の携帯番号を載せたメールを作成し、そのまま送信ボタンを数秒の沈黙の後に相手の携帯を鳴らしてやり。こちらもこちらで相手の連絡先を得るために奔走していたことを伝えるとさすがにそろそろ許してやる気になったのか、困ったような笑みを浮かべながら緩く首を傾げ尋ねて。)
…え、
(誰かに“馬鹿”と称されるのは今に始まった事では無く、特に上京してからと言うもの何度も聞いた言葉である為に強ち否定も出来ず、かと言って肯定もしたくなかったのか無言のままで。然し何やら携帯を操作し始めた相手を見遣ると続けられた言葉に目を大きく見開き、その様子はあからさまに思い付かなかったと言わんばかりで己の携帯が鳴ると直ぐ様取り出し受信メールの画面を開き。そこに表示される数字の羅列は恐らく相手の携帯の番号だろう、途端に嬉しそうに頬を緩めると唐突に相手に抱き着き思いの外手加減無しに抱き締め。連絡先が知れたのもそうだが、何より相手が己の連絡先を知る為に実家にまで連絡してくれたのが嬉しかったらしく「ありがとっ、家宝にする…っ」等と意味不明な事を告げ取り敢えず嬉しいのだと言う事を表現しているつもりのようで)
ッう、ぐ…っ!…取り敢えず保護位に留めとけ、こんな雑なメールを後世まで取っとかれても困る。
(取り敢えず連絡先を送ってやったことで多少落ち着いてくれるだろうと一息つきながら携帯を仕舞おうとした矢先にデジャヴ感のある衝撃に思わずぐもった声を漏らし。予想以上に喜んでくれたらしい相手の様子を見ていると、何だかんだと距離を図ろうとしてはいても恋情を寄せる相手のその様子が嬉しくない筈がなく、らしくもなく年端もいかない乙女よろしくほんのりと頬を染め口許を緩めてしまい。幸いにも抱き付いてきている彼に表情は見えていないはずなので口先だけ気取ったように冷静な体を繕えば、そろりと相手の背中に腕を回し肩に顔を埋めるように頬を寄せて。そうして暫しの間幸せな時間を噛み締めようと目を細めた時、いつのまにか酒を片手に戻ってきていたらしい友人がこちらを見てにやにやしながら隣の椅子に座っていることに気付きはっとすると、そんな友人の方にじとりとした視線を投げ掛けつつ軽く相手の肩を叩き「…そろそろ離れろ。そこの馬鹿紹介してやるから、一旦座れ。」との言葉で相手を制して。)
わかった、保護しとくー。
(相手の漏らす何処か苦しげな声にも構わず抱き締め、無論その表情に気付く事の無い己は相手が同様に抱擁を返してくれる事が嬉しく終始頬を緩めっ放しで。家宝にするのは拒否されてしまったが保護なら許されるらしい相手の言葉に頷いて応じ、へらへらと自らの周りに花を飛ばさんばかりに幸せそうな笑みを浮かべているが肩を叩かれ着席を促されれば素直に離れて椅子に座り。紹介する、と告げられ其方に視線を向ければそこに座っていたのは先程散々相手から怒鳴り散らされていた男性で、何処と無く申し訳無く思うものの相手が彼を“馬鹿”と揶揄するのを聞けば途端に目を輝かせて。幼馴染みから馬鹿呼ばわりされている事で謎の親近感と仲間意識を抱いてしまったらしく「へぇ、馬鹿なんだ!!仲間だな!!」と彼が馬鹿である事をあっさり認めると共に自らが馬鹿である事さえも認め、見るからに嬉しそうな満面の笑みで告げ)
……こいつは湊、俺にこのバー紹介した張本人で悪友的なポジションの奴な。…あ、因みに"湊"っつーのは偽名だ。俺も此処等では本名じゃなく"那智"って名乗ってるから、あんま本名で呼ぶな。
(馬鹿という単語に共感を持ったのだろう、嬉しがるようなものでもないはずなのに満面の笑みで話す相手を苦笑を浮かべながら見ると一先ずその件には触れずにさらりと軽い説明をし。どう反応してやればいいやら、と苦笑を浮かべた自分とは違い腹に手を当てながら爆笑し『ッあははは!君ほんとに馬鹿なんだねぇ、面白い!宜しくねー?』などと話し、握手を求めるように手を差し出した湊のその手を相手がとる前に早々に手痛く叩き落とすと何食わぬ顔で湊が運んできたカクテルを一口含み。それを飲みながらはた、と何か思い出したように目を開くとグラスを置いてから自分達が偽名を使用している旨を口にすれば、今まで見逃してきた本名で呼ぶことを禁じて。)
宜しくー。俺等は幼馴染みでー、親友的なポジションだから!!
(何故笑われているのかがわからずキョトンとして彼を見詰めるも相手からの互いの関係性を聞くと頬を緩ませつつ宜しく、と言われれば同様な言葉を返し。徐に相手の方へ身を寄せ半ば凭れ掛かるようにすると心成しか得意気な口調で先程の説明を真似て目の前の彼に告げにぃっと口角を上げて見せ。手を差し出されると握手を求められているのだろうと察し嬉しそうに笑みながら彼の手を握るべく手を伸ばそうとした刹那、手早く相手により叩き落とされれば半ば驚いたように目を瞬かせ一先ず手を引っ込め。その彼が偽名なのだと聞かされ更には幼馴染みまでもが偽名だと知れば本名で呼ぶ事を制限され「わかった!!」と果たして本当に分かっているのか危ぶまれる返答をした後、不意に眉を寄せると首を傾げて)
…何で偽名?
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