ぬっぴ ー . 2014-01-16 17:47:12 |
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おいおい...電話出てのいきなりのそれはないだろ。
(警察に突き出しますって、通話がつながりいきなりそんなことを言われてしまえば驚いてしまう。思わず目を見開いては多少裏返った声で上記を呟けば「猫の餓鬼さん、同居人のおじさんです。マジで頼みごとがあります。俺の煙草と大きな鞄の横になる小さな鞄を俺の店まで持ってきてほしいだよ。」とスピーカーに設定してはカウンターの上に置きながら必死に彼に頼みごとをしてしまう。煙草がなければ若様がある意味怒ってくるわ、小さな鞄に自分の財布を忘れてしまったのだ。「駅を真っ直ぐ歩いて路地にある英語で狐って書かれてる看板があったら俺の店だから、本当に持ってきてくれるとありがたいです。お願いします。本当にお願いします。」と焦りが浮かぶ口調で彼にすがりつく様に頼めば自分は今下準備のために絶対に店を出られない。もうすぐ20時から客人もくるのだ。と語尾に言葉を添えれば彼の返事を待つ間嫌に流れる汗に内心ひやひやとしてしまう。
( 嗚呼、此の声には滅茶苦茶聞き覚えが有る。先程迄己を苛々させていたオッサンだ。小さく息を吐き出してベットからのそり、と上半身を起こして「__..何で俺が..。」何て小さく呟き。必死に頼み事をしているオッサンに内心ウザイ、何て思いながら面倒臭そうに頭を軽くガシガシと掻けばオッサンの荷物の方を見詰め煙草と小さな鞄を見付ければ思わず溜め息吐き出して。道を教えてくれたオッサン。結構近い場所に有るのか。何て考えながら必死に御願いしているオッサンに電話越しに「__..解ったからいい加減黙れ。はー解った、持ってけば良いんだろ?..今日だけだからな..。」暴言混じりに前記を述べれば面倒臭そうにして。本当にウザイ奴。今日だけで次からは絶対に届けてやんねェ。オッサン、と言うか周りの人に興味ねェもん。 )
本当に有難い...!。
(今日だけと言いながらも持ってくる彼に心が嬉しくなり何処か弾んだ口調で感謝の言葉を述べればふとちゃりん、と扉の鐘がなる音に無意識に溜息が溢れてしまう一気に騒がしなる店、お世話になります!と元気の良い若い男性らの声におじさん、遊びにきたで!と馴れ馴れしいものもいる中彼に「普通に店に入ってくれればいいからね、じゃあ」と急ぎで通話を消せば携帯をしまえば「てめぇら、うるせぇぞ。チンピラ...若様よ、黙らせておくんねいかい。」と後ろに控える自分と同年代の彼は自分の同級生であった元々彼の実家が極道だっとは知っていた為にこんな態度が出来るのだ。わりわり、と謝る口調にまったく謝罪の色が見えないことに肩を竦めてしまえば彼らの部下ですぐ埋まる席やカウンターに彼らがいつも頼む日本酒の瓶を数本取り出し一瓶一瓶置いていけばカウンターの中へと戻りコップなど取り出し話しかけてくる同級生と懐かしいなと思いながら呟けば此処のマスターのことを聞かれた瞬間にびくりと肩をつい跳ねらせてしまう、マスターは自分を裏切り違う愛人と共に違う土地へと旅立った。あの時の自分は未練タラタラでこの店をマスターから無理矢理預かったような形。いつしか帰ってくることをどこかで望みながら経営しているこの店。然しそんな期待も簡単に裏切られることは当たり前。くよくよしていてもどうしようもない、他人を拒絶してもしかたがない生きている中裏切りは必ずあるもので期待と共に裏切りは常についている。だからこそ立ち直りまえ進むしかないと思っている中つまみを頼まれてはキッチンへとへいへい、とだらしない返事をしながら取りに向かう
( 急いで通話を切ったオッサンに若干苛々。小さく息を吐き出してオッサンから頼まれた、確か小さい鞄と煙草。のそり、とゆっくりとした動きでベットから降りればかなり面倒臭そうにくあ、と欠伸を溢して。先程オッサンの電話から聞こえて来た声もオッサンだった。嗚呼、あのオッサンが働いている仕事だしオッサンが来るのも当たり前か。何て意味深な事を考えながら小さな鞄と煙草と部屋の鍵を手に持ちゆっくりと部屋を出て。がちゃり、と鍵を掛けてポケットに鍵を仕舞い。寒い。思わず小さく身震いすれば小さく舌打ち。外に出たくなかったし。ゆっくりとした動きで20分位歩けば合ったのは1つの御店。は、煩ェんだよ、近所迷惑になんねェのかよ。御店の扉をゆっくりと開けばちゃりん、と鳴る鈴か何か。にっこりと作った笑みで周りを見渡せばオッサンだらけ。「___..男臭ェ。」何て小さく呟く様に述べれば眉を寄せ。ッて言うか酒臭いし。何て考えながら相手を待とうと壁に寄り掛かり。 )
おい!馬鹿極道!酒溢すな!チンピラのてめぇらが掃除するわけじゃねぇんだからよ!。
(既に日本酒やテキーラ等の瓶の山が並ぶほどに彼らは飲んでいた。こめかみに薄らと浮かぶ青筋。既によっている者も居るために溢れるような音につい大声を上げては注意してしまう。ふと数名らが今日は貸切ちゃうっすか?と聞いてくる彼らにはて、と首を傾げるが壁に寄り掛かる彼にはっと気がつけばてめぇらは其処でお座りしておけ。と一言つげ彼の元へと急いで駆け寄るように近寄れば手を合わしながら「本当に有難う!!わりぃな...寒い中外にでさせて。」と申し訳のない口調で呟けば彼の頭部を数回ぽんぽん、と撫でてはすぐさま手を離せば彼の元鞄に視線を向けるが矢張りチンピラはからんでくるもので「おぉ!ついにおっさんに恋人が!?オッサン、マスターのこと忘れたんっすね!。」とげらげらと笑い冗談を告げる奴や「マスターを裏切るっすか!オッサンって...まさかですか?。」とそのまさかはきっと彼らが言いたい言葉はわかる、自分は決して尻軽ではないしマスターを裏切るか。とその言葉に何処か時間が止まるような気がした。自分では気がついてないが酷く苦痛で歪んだ顔を彼の目の前で浮かべてしまう、心の傷が抉られるような感覚に息をすることさえも忘れてしまう。「ば、か野郎。マスターはもういいんだよ。裏切るって俺は尻軽ちゃいますし...元々そんな関係じゃねぇっつのこのクソチンピラ。」と苦し紛れにつぶやく言葉は途切れてしまっているが口元に酷い苦味がはらんでいる笑みを浮かべれば彼から鞄を受け取れば「早く帰りな、此処はチンピラという極道もんしかいねぇし...お前さんを色々とこいつらと絡みさせたくはねぇ。面倒事ばかり巻き込まれるし...もう時間も遅い。気をつけて帰り。」と彼にそう呟けばあは、と乾いた笑みを浮かべてしまう。ふと同級生に呼ばれるが待てい。と言えば彼を見送らなければ流石に申し訳がないと彼を面倒事に巻き込まないように彼の背に手を添えさっさと扉を開けては共に外に出ればどっと込み上がる疲労にその場にしゃがみ込んではあ”ぁあ...と掠れた疲労交じりの声をあげてしまう。
___..不良の溜まり場かよ。
( 御酒を飲んでいるのか酒臭い匂いがプンプンとするのは気のせいでは無いだろう。思わず小さく舌打ちすれば呟く様に上記を述べてみたり。やっぱり煩い。近所迷惑になる。此方に気付いたのか近寄ってくるオッサンに「___..別に。..ッて言うか撫でるな。オッサン。」何て先程も似てる様な言葉を述べた様な気もするがそんな事は気にせず頭を撫でるオッサンの手をバシ、と払い前記を述べて。コイツ等からもオッサン何て言われてる。御前等も十分オッサンだけど。何て考えながら作った笑みを崩さず其のままで。何やら騒いでいるオッサン達。オッサンに向かってか"マスター、マスター。"と聞く言葉。不意に見詰めたオッサンの表情に思わず眉を寄せ。嗚呼、何だろ。騒いでいるオッサン達がウザイ。何を無理してるのだろう..何てこんな己は聞こうと思っても聞けないのだから黙っとくしか無いけど、苛々してくるのはオッサン達の煩さ。己の手から鞄を取ったオッサン。「__..本当、そう言うのウザイ。..嗚呼、荷物届けるだけで、どうせ帰るつもりだったから。」何てにっこりと作った笑みを浮かべながら前記を述べて。嗚呼、此の御店は結構ヤバイ奴等が集まる場所。へー、どうせそんな仲も直ぐに崩れるのに..仲間ごっこだなんて。背中を押されれば其のまま寒い外へ。その場にしゃがみこんだオッサンを見れば呆れた様に小さく息を吐き出して「__..は、何無理しちゃってんの、オッサン。馬鹿でしょ、まじで。__..無理する位なら..辞めれば良いのに..。」何て小さく呟く様に述べてみたり。 )
...んー、俺はちゃんと前に進めてぇから頑張ってるだけだ。ただまた気持ちが追いつかないだけなんだよ。
(無理をするくらいなら辞めれば良い。という言葉につい俯いていた顔を上げれば目尻を細めて彼を見詰める、何人からの友人にも言われた辞めれば良い。と然し其れはそれで間違っているのだ。辞めたあと襲う後悔に虚しさは生きてきて自分は何回も体験しているだからこそもうやめては逃げたくもないのだ。幾つか乾いた笑みを溢せば煙草の箱を取り出し一本取り出せば口端に咥えれば先ほどと違うZIPOOそれは此処のマスターがよく使っていたZIPOOで煙草に火を点火すれば何処か懐かしげに口角を緩めれば「馬鹿でも良い、思い出の場所をただ俺は守ってるだけだ。マスターが俺を裏切って行方が不明になっても良い、彼が幸せなら俺はそれで十分。何時しかまた心から信じれる野郎が現れるかもしねぇからさ?なら俺は俺で、頑張って生きて前に進むことしかねぇのよ。」と何処か遠い場所を眺める様にぼー、とした表情、瞳で上記を告げれば上に向けふぅと紫煙を吐けば悲しいが起きてしまったことにはどうしようもない。と言うように肩を竦めれば人を疑い信じないない様に努力するよりもマシだと自分は思うのだ。この考えは彼に敢えて言わずただ黙り込めば扉を開け「オッサン、若様が呼んでますぜ。」と顔を出す部下らしい男にちっ、と舌打ちしてしまう。「てめぇら、徐々閉店だ。出てけ。」と扉の隙間からしゃがみ込んだ侭声を上げればへぇー!と残念そうな声を上げるものがいるが若様がしょうがねぇ、帰るか。という声に反対する者もいなく支払いと勝手にカウンターに金を置く同級生にサンキュ、と片手を上げれば扉の前から横へとすっ、と移動すれば次から次へと人が出て行くところを見ながらまたのご来店お待ちにしてねぇからさっさと帰れ。と動物を追い払うようにししっ、とするとオッサン火でぇぞ!とげらげらと笑う若もんらにふっと鼻先を鳴らせばひらひら、と手を振り見送りを、最後に同級生が出れば「何時だろうな、俺の恋人さんになってくれるのかい?獅響よ。」と絡まれるが「一昨日来やがれ、てめぇのもんにはなんねぇし。その前に尻軽の癖を直せ」と簡単に片付ければ帰る同級生の背中を見つめやっと静かな空間に満足したようにまた肩を下ろしては溜息を零してしまう。
( 俯いていた顔を上げる相手に、眉を寄せ小さく息を吐き出して、にっこりと何時もの様に作った笑みを浮かべて。何だろうか。嫌い、なんだ。前に進む何て言った相手が。己には無い強さを持っているコイツが、羨ましく思う。何て初対面相手に何を思ってるのか..呆れる。冷たい壁に寄り掛かれば結構な冷たさに思わず身震い。やっぱりまだ冬だから寒いに決まってるのだけど。瞳を閉じ只相手の言葉を聞いて。信じれる奴が現れるかも、何て言った相手。嗚呼、俺は信じれる奴何て居ねェし、こうして自分でも他人に冷たくして、他人と関わりを持たなくて。まあ、それは随分前だけど。今は笑み、作った偽の笑みを浮かべて対応してるからか少しだけ友達は増えた。でもそんな彼等を信じてないのは己の弱さ。裏切られるのが解っているのだから深く仲良くするつもりは無い。何てグルグル、と頭の中で考えながら閉じていた瞳をゆっくりと開いて作った笑みを浮かべて「___..良いね。そう言う青春物語的な奴..。俺には良く解らないけど..。」そんな話興味無いから、何て口調で前記を述べてはにっこりと。嗚呼本当に己はコイツが嫌いだ。何て思いながら、人がゾロゾロと出てくるのをじい、と黙って見詰め。騒がしい奴等。近所迷惑になる。小さく舌打ちと息を吐き出してゆっくりと壁から離れれば「__..俺、先に帰るから。寒いし。」何て溜息を溢した相手を見れば前記を述べて寒そうに身震いすればポケットに手を突っ込んで其のまま歩き出そうとして。 )
ちょっと待て!、二階にカフェがあるから其処で暖まれ。
(一階はBARで二階は小さな小さなカフェを営業している為に一階はきっと無残に散らかっているだろうと思えば二階のカフェを思い出せば彼の腕を痛みが感じない程度に掴み引っ張れば口角を緩めながら上記をつげ、無理矢理連れて行くのは良くない為に彼の答えが出るまで引っ張ることも何もせず首を傾げては彼を見つめ、彼の言葉に壮大に笑ってしまえば目尻を細めながら「俺はもう青春の春もしたくはない、早く俺は逝っちゃいたいしな?。あれはただの同級生の戯言。」とぽつり、と心が願っている願いを一つ呟けば口元を穏やかな緩め笑みを描き浮かべればふぅ、と息を吐き
( 其の儘帰って寝ようかと思っていたのに呼び止められ。思わず眉を寄せて嫌そうな顔をするも断れないのか小さく息を吐き出して相手を見詰めて。鳴呼、今日は仕方無くだが断らないでおこうかな。何て珍しく考えれば再度小さく息を吐き出して「__...温まる。」と小さく呟く様に前記を述べてふい、と相手から目を逸らしてみたり。腕を掴んでいる相手の手をゆっくりと離して先に中に入ろうとまたぽけっとに手を突っ込んですたすたと先程入ったお店へと入っていこうとして。「__..へ-、そう。俺は1度で良いからしてみたい。逝っちゃいたい?そんな事言ったら俺は今すぐ逝きたいな。..同級生。」何て相手を見ながら前記を述べればにっこりと作った完璧な笑みで述べてみたり。己は早く逝きたい。此れは御願いだ。どうせ楽しくもない世界に変わり無いのだから。 )
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