還。 2014-01-16 07:39:21 |
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【永瀬伊織/ココロコネクト。】
…あれ,誰もいない!?
(授業が終わり帰る支度や部活の準備をダラダラと駄弁りながら進めるクラスメイト。自分も、と近くの席の友人等と担任の後藤龍善の真似をしながら部活の準備を進める、と言っても文化部であるしそれに自身の部活「文研部」にはそんな大層な持ち物なんていらない。そんなこんなでなんとか帰り仕度と部活準備を終え同じ部活の八重樫太一と稲葉姫子と向かおうとするもそこには二人の影がもうとっくに消えていて。置いていったのだろうか、それとも単なるかくれんぼ?そんなのんきな事を考えられるのは自身だけかもしれないのだがとりあえずいきなり驚かせて来た時にびっくりしないよう注意しながら忍者歩きで歩く。途中、何、この人というような目線で幾度か生徒や先生に見られるも永瀬伊織はこういうのもです、と逆に主張するかのように自身を持ちどうどうと忍者歩き。もう見られている時点で忍者歩きではないのだが…。なんとか部室まで足を進ませ何事もなかった今までの廊下を見る。変な事をわざわざしなくても良かったのだ。損。勢い良く扉を開けて「じゃじゃーん!伊織登場!」なんて明るい声で、満面の笑みで部室に入るもそこには誰の姿も無く。おかしい、他クラスの唯と青木は別としてなぜ太一と稲葉んがいないのだ。自身の幻覚かもしれない。再度やり直そうともう一度廊下にでる。そして部室の扉をあける。いない、誰もいない。もう一度、もう一度、と何度かするも一瞬も目の前に誰かが現れる事もなく。頬をつねるが痛い。現実だ。そんな事はわかっているのだが…。キョロキョロと辺りを見回すも気配すら感じない部室。きっと太一と稲葉んの事だ。どこかで楽しくあんなことやこんなこと、しているのだろう。独りでいるのも悪くない。しばし眠りにつこうとソファーに座る。そしてクッションをかかえて横になる。天気が良く窓から光がさしてくる。気温も温かいしすぐうとうとできる。うん、最高。)
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