【BL】片思い中。

ん、一緒に頑張ろ。(ひとつ頷いては笑み溢して相手の問いに「俺はこっち。」と前に続く道を指差しては眉下げて「うん」と小さく頷いては己も落ち着いたのかふぅ、と息を吐いて目を細め。

じゃ、ここで。また明日な、(相手の言葉を聞くと小さく頷き少し寂しそうな笑顔を浮かべてひらり、と手を振ると相手に背を向けのろのろと歩いて帰っていって。)

あ、うん･･･。(相手と同じ様に手をﾕﾙﾕﾙと挙げて横に振ると「あ、あの…！」と相手の背中に少し大きめの声で呼びかけてみて。

？、なにー？、(後ろから聞こえた大きな声に振り返るとたいして歩いていなかったため小走りで相手の元へと戻って。｢どうかしたか？｣と。)

べ、別に何もないけど。(別れを惜しむ気持ちから相手を呼び止めてしまったのは良いものの何を話すかなどは考えておらず相手が戻ってくればそう伝えて。「あ、そういえば、そっちからも俺の家帰れるな-と。」と一生懸命考えた結果そう言ってみて。

そうなのか？、じゃ、せっかくだしこっちから帰ろうぜ、(ぱぁ、と嬉しそうに笑顔を浮かべるとぐい、と相手の腕を自分の方へと引っ張って。)

うん。(大きく頷いては相手につられるように笑顔浮かべて腕引っ張られればわ、と驚き小さく声洩らすも相手の手の温もりに頬緩めて。

((昨日はごめんなさい…！寝落ちしちゃってました…。 )

もしかしたら俺ら家近かったりするのかもな、(ぱ、と掴んでいた腕を離すとまたのろのろと歩き始めて。わかんねぇけど、なんて適当に付け足しつつ前記述べて。)

((大丈夫です！俺も寝落ち常習犯だったりするんで←))

近かったらなんか嬉しい。勉強たくさん教えてあげれるし。(頬緩め相手にそう告げれば離れていく相手の手を見詰め眉下げて寂しそうに笑って。

((おぉ、よかった…！← 私も常習犯でして、気づけば朝なんですよ…。)

お、ありがたいなー。テスト前とか河合の家に入り浸ろうかな、(なんて家が近いということを前提に真剣な表情で呟くと｢俺はお礼になんか作るな、｣と相手に笑いかけて。)

((お互い様ですからね。仲間ですね！←))

俺、勉強しかできないから。俺でいいなら教えるよ。(自嘲気味に笑っては何度か頷いて目を細め相手の言葉に「楽しみにしてる。」とﾆｯと笑えばﾋﾟｰｽｻｲﾝしてみたり。

((わーい、仲間ですね！ )

勉強だけでもできりゃ充分だって、(相手の自嘲的な笑顔に小さく息を吐くとむす、と不満気な表情を浮かべて。｢俺なんて勉強すらできねぇんだぞ、｣なんて。)

((仲間仲間！！))

そうかな･･･。(勉強しか出来ない自分思い浮かべてみては頭落としふぅ、と息吐いて。「高野くん料理できるじゃん。」と唇尖らせてそう呟いて。

((眠気には勝てませんよね…)

料理できても自己満足程度だしー。(わざとらしく肩を竦め困ったように笑って。｢俺も勉強ちゃんとしなきゃなあ。｣と。)

((寝落ちの話してたら寝落ちしてしまいました。すみません。

それでもできるのとできないのでは雲泥の差があるよ。(相手見上げ態とらしく頬膨らまして言っては「勉強･･･。なんかご褒美とかあった方が頑張れるかもですよ。」と目を細め相手に提案して。

((大丈夫ですよー！ 気にしないでください。)

んー、もっと上手ならいいんだけどな、(頬を膨らます相手に思わず吹き出すと膨らんでいる頬をつついてみて。｢ご褒美…。お菓子とか、そういう感じか。｣相手の提案に一つ頷くとご褒美の内容を考えて。)

((すみません。有難うございます！

高野くん、謙虚ですね。(ふ、と息洩らすと頬つつかれてべ、と一瞬舌出して。「はい、ご褒美です。何がいいか考えといてください。俺が出来そうならやるし。」と何故か敬語とそうでないのが混じり自分で笑って。

((大丈夫です！ 私が今日してしまうかもしれないですし…←)

いや、別に、(薄らと頬を染めるとふい、と相手から顔を逸らし緩く首を振って。｢ん、考えとくわー。｣こく、と頷くも相手の口調に不思議そうに首を傾げて。)

((寝落ちはお互い様って事で！←

何で俺のほう見ないの-？(顔逸らす相手に対し前記問いては相手の顔覗き込んで表情伺おうとし。「なんか今変だったよね？」と自分の言葉に対してｸｽｸｽと小さな笑い溢しながら言って。

((そうですね！ 眠気はしょうがない！)

いや、見てる見てる、(顔だけ相手の方を向けるも目線は合わせずにいて。覗き込んでこようとする相手に気づくとまたそっぽを向いて。｢うん、変だった。｣と可笑しそうに笑って。)