主 2014-01-11 22:16:55 |
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あ、でも、好きな内容だったら眠くならないかもしれないです。(相手の様子にアタフタしては当たり前なことを言うも本人は真面目な様子で。「暇ですけど…俺なんかでいいんですか?」と嬉しそうに相手見上げ首傾げて。
あー、そうだな。どれも内容が難しいんだよー。(何度か頷くとわざとらしく溜息を吐き前記を述べつつ机の上に広がっていた教科書やノートをまとめ、机の中へと突っ込んで。「ん。お前が嫌じゃなきゃだけどな、」嬉しそうな相手の表情に此方も思わず頬を緩めて。)
まぁ、勉強はそんなものですからね。(苦笑洩らしては頬を掻いて言葉紡ぎ「俺も全部が全部好きなわけじゃないし」と付け加え相手の様子に目を細めては「嫌じゃないです。」と目を細めたまま首を横に振って。
ま、そうだよな。(納得がいったのか一つ頷くと椅子から立ち上がり、あまり中身の入っていない軽い鞄を肩にかけ「じゃ、帰ろーぜ。」と相手の肩を軽く叩いて。)
はい。高野くんは何の教科が好きですか?(笑み溢し頷いては相手の好きな教科は何なのかふと気になり聞いてみて。「あ、はい。」と大きく頷いては教科書の詰まった鞄を持ち。
……、調理実習は好きだな、うん、(ゆっくりと歩き出すと相手からの質問に困ったように笑い、たっぷりと間を置いてからそう答えて。「河合は何が好き?」と同じ内容の質問を聞き返して。)
調理実習…。俺料理できない。(相手の答えに今までの調理実習の授業の自分を思い出して眉下げてそう呟いては「俺は文系なら好き。理数はあんまり好きじゃない。」と眼鏡上げながらそう言って。
俺も得意ってわけではねぇけど、自分で作って食べるのは楽しい、(楽しそうに話しているといつのまにか生徒玄関へと着いていて。上履きをぬぐとスニーカーに履き替えて。「へぇ、なんか河合はなんでもできるのかと思ってた。」なんて素直に言ってみて。)
作ったりするのできないから羨ましい。(相手の様子に目を細めて言葉紡いでは相手と同じ様に上履きから靴へと履き替えて。「できないのは努力はするけど。何かひとつでもできるものがないと駄目な気がするし。だから俺は勉強頑張る。」とニッコリ笑って言って。
そうか? …あ、今度なんか作ってやるよ。 たいしたもんは作れねぇけど、(相手と話すためにゆっくりと歩き始めると小さく声をあげ思いついたように言い得意げに笑って。「おぉ、なんか優等生って感じだな、」胸の前で拍手してみたり。)
いや、そんな…悪いよ…(相手の唐突の言葉に軽く目を見開き首を横に振るも作ってもらうのもいいかなと心の何処かで思っているようで。「優等生か。そんな勉強できる人間じゃないけどね。」と苦笑しながらも相手の言葉に嬉しそうに笑って。
自分で食べるのもいいんだけどたまには人に食べてもらいたくてさ、一人で食うのむなしい、(なんて眉を下げぽつりと呟くとわしゃ、と後頭部を掻いて。「俺から見たら充分優等生だって、」と相手の髪を乱すように撫でて。)
じゃあお礼になにかする。(相手の様子に小さく笑み溢しては相手の方向いて。「有難う。」と髪撫でられれば慣れていないのか頬赤く染め其れを隠すように下向いて。
え、そんなんいいって。俺が勝手に作るだけだし。不味いかもしんねぇよ?、(大きく首を横に振ると冗談ぽく笑いながら前記を述べて。「っと、悪い、」嫌だったのか、と慌てて手を離すも下を向いた相手の頬が染まっていることに気づき、なんだか自分も照れくさくなってしまって。)
駄目です。お礼しないと。それに高野くん器用そうだし不味いわけない。(相手と同じ様に大きく首を横に振っては相手の言葉に小さく首を振って下を向いたまま歩き続けて。
…じゃあ、テスト前に勉強教えてくんね?、俺いっつも赤点ぎりぎりだからさ、(相手の言葉にならせっかくだし、と。自分で言ったことだがなんだがつらく苦笑を浮かべて。「下向いてるとなんかにぶつかるぞー、」しばらく下を向いたままの相手に聞こえるようにぼそ、と。)
俺でいいなら教える。(コクリと小さく頷いては「あんまり上手く教えられないかもだけど」と付け加えて。相手の言葉に「だって頭撫でられたりすんの慣れてない…」と先程のこと思い出して又頬薄く染めて其れを隠すようにマフラーに顔深く埋め。
ん、よろしくー。…俺本当に馬鹿だからな、ひでぇから、(真剣な表情を浮かべると相手を見つめそう言って。ふざけているようだが本人はいたって真面目なようで。「河合が照れてると俺も恥ずかしくなるだろっ、」相手の反応にかぁ、と頬を朱に染めるとふい、と顔を逸らして。)
大丈夫だよ、多分。少しずつ頑張っていけばなんとかなると思うし。(相手見て目を細め大きく頷いては「ご、ごめん…」と尚一層顔深く埋めて小さく呟いては頬ゴシゴシと擦ってみたりして。
んー、じゃあ頑張る…、(大きく一つ頷くとふと足を止め、「俺、ここ曲がるんだけど河合は?」と。も「もう気にすんな、」一つ息を吐くと頬の赤みも消えていて、落ち着いたのか相手にそう声をかけて。)
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