宗太 2014-01-08 21:42:20 |
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んん…?(やがてゆっくりと目を開けて寝ぼけまなこで周りをサッと見回して大体の状況を把握すると「寝ちゃったみたいだな…」と小さく欠伸をして頭の後ろをポリポリと掻いていて、相手の姿を見つけると「起きたんだな、おはよう」と呑気に言ってのけて
ん~昨日は全然寝てないからな~(徹夜は日常茶飯事だが、徹夜明けのけだるさはまるで慣れることはなく再び大あくびをして椅子に座り直して相手と向き合って「私が起きるの待ってたのか?」未だに朝食を食べず温め直しているのを不思議に感じて
ははっそうだな(一人よりも二人という意見には概ね同意で、そのために待っていてくれたという相手には嬉しさからか小さく笑みが零れて「じゃあ、食べようぜ」料理も温め終わり、ちょうどお腹も減ってきた頃合いのため、早速食べ始めようとして、肌に悪いと至極最もなことを言われれば「それはわかっちゃいるんだけどな…」わかっていても集中しだすとついつい時間を忘れてしまうのだと苦笑していて
まぁ確かに集中しちゃって時間忘れるのはよくあるよね〜
(そう言ってお皿を持ってきて並べて、いただきますと挨拶すれば「今日はどんな事するんだい?」と聞いて
今日はどうするかな~(特別何かをするという予定は立てておらず、どうしようかと考えて「そういえば、食料がそろそろなくなるんだよな…」ここしばらくは買い出しにも出ておらず蓄えていた食料も殆どないなと思い返して「今日は里の方へ買い出しに行くかな」と決めて
お、ショッピングかぁ(相手の話を聞くといいね!と言って「俺も一緒に行くよ」と言って力にはそこそこ自身があるらしく、「暫く困らないように沢山買って行こう」と言って
当然、しっかり頼らせてもらうぜ(元から一緒に荷物持ちとして来てもらう予定であり、いつもより多く買い溜めしてやろうとも考えていたため、相手の提案に2つ返事で頷いてみせて
あんまり遅くなるのも嫌だし早めに行くぜ(そこまで急ぐ必要もないが面倒ごとは後に回すより早く済ませるべきだろうと思い立てば朝食の食器を片付けて早速外出の用意を始めて
よし、準備万端だぜ(相手に少し遅れて身支度を終えて、トレードマークである帽子と箒を片手に自室から出てきて「忘れ物はないな…」念のため改めて手持ちの荷物を確認していて
それじゃ後ろに乗ってくれ(ここから里まではそれなりに距離があるため歩いて行くのはなかなかの労力を要するため、外に出ると当たり前のように手に持っていた箒に跨がり自分の後方を指差して待機していて
大丈夫、後ろに人を乗せたことは何度もあるが折れたことは一度もないぜ(どうやら安全性を心配しているようだが、これまでに事故らしい事故は起きたこともないため安全は保証するとでも言いたげに自信に満ちた笑顔を向けて
とばすからな、しっかり掴まってるんだぜ?(地面をトンと蹴ると、箒がゆっくりと浮遊しすぐに足がつかないぐらい高い位置へと浮上して、掴まりが甘い後方の相手を振り返りそのままでは振り落としてしまうため忠告をする
よ、よし、いくぜっ(相手に掴まれれば身体がどうしても密着してしまい、僅かに赤面して動揺しながらも魔力を込めて箒を一気に加速させると周りの景色がどんどん後ろに流れていき
ははは、空を飛ぶのはもしかして初めてか?(後方でうるさい程に絶叫する相手の反応を面白がっていて、そういえば外の世界から来たんだったななんて思い出してはこういう経験自体なかったのかもしれないと考えては気になったことを問いかけて
でも気持ちいいもんだろ?(背後の相手が落ち着いてきたのを気配で感じては風を身体で感じながら目を細め「お、見えてきたぜ」前の方を指さすとそこには家々が点々と存在していて
ああ、あっという間だった…って、何やってんだ…(歩けば相当時間がかかるが空からならばすぐに着くのだと誇らしげにしていて、後ろで落ちそうになって慌てている相手に呆れた様子で苦笑していて
落ちても助けてやれる保証は無いからな…(理由を聞けば更に呆れてしまい、自己責任だからなと溜め息を漏らしながらも笑っていて、「ああ、大体どこへ行くかは決まってるぜ」今日必要なものとそれが売っている店を指折り確かめて
はは、まあ大抵の状況はこの私がなんとかしてやるから安心するといいぜ(少し脅し過ぎたかなと相手の怯えた様子を見て思えば実際はなんとしても助けてやるなんて少しかっこつけてみて「何を買うにしても専門店が一番だからな」やはり買うからには安くて質のいいものがいいのでその為には労力は惜しまない所存で
ぷっ、なんだそれ(なんの脈絡もなく相手がふざければまさか明らかに年上な男に姉御なんて呼ばれるとは思ってもみず、小さく吹き出してしまい腹を抱えていて「あるんだよなそれが」都合が良すぎるように思えるが事実あるのだから仕方ない
そりゃまた怪しい流行りだな(外の世界は奇妙だなんて包み隠さずに言って苦笑を浮かべれば、まず最初の行き先である店まで歩みを進めて「私はお得意様だからな、少しぐらいは都合をつけてくれるもんさ」つまりは実際に安い訳ではなく値切るのだということであるようで
まずは八百屋だな(ここから一番近い店を指差して行き先を相手に告げて、そこには野菜やら果物やらが山積みになっている店があって
よっ、おっちゃんまた来てやったぜ(店の前まで来て店先の店主のおじさんへの挨拶もそこそこに必要な野菜を選び取っていき「ちょっとこれ持っててもらえるか?」相手に抱える程の野菜を手渡して真剣な様子で重さなどを計って選んでいて
そりゃ、またしばらくは買い物に来る予定は無いしな(多いなという呟きにこれぐらい普通だろみたいな表情を浮かべていて、『ところで後ろの男は誰だい?もしかしてコレかい?』と店主は見慣れない相手を見てはからかうように小指を立てて「なっ、そんなわけないだろっ」と赤面しながら否定をして「なあ、お前からも否定してやってくれよ…」なんて相手に困ったような表情を向けていて
それもそうだねぇ
(店主と魔理沙の会話を聞いて話を振られると「どうも、いつもうちの魔理沙がお世話になってます〜」と彼氏と言うか旦那のような口ぶりで言って
なっ、なな何を言ってるんだお前!(自分の意図に反して更に勘違いを加速させるような発言をした相手に頭から煙が出そうな程に赤面して『はっはっは、まさかの夫婦かい』なんて店主が相手のノリに乗ると「も、もう知らないぜっ」完全に拗ねてしまっていて
別にもう怒ってないぜ…(口ではそんなことを言いながらも明らかに態度は不機嫌な様子で、とっとと八百屋での買い物を済ませれば相手に荷物を任せたまま無言で次の店へとどんどん歩いていき
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