キミコイ。《不良男子募集》

別に礼を言われる程の事はしてねぇよ。…大丈夫か?
(礼を言われれば少し照れ臭そうに視線を逸らし頬をぽりぽりと掻いてはちらっと相手を見て再度大丈夫かと問い掛けて)

うん…大丈夫…！
……っ…
(相手が心配してくれたことに喜び、笑顔で答えるものの机に置いてあったプリントでどうやら小指をパックリ切ってしまったらしく慌てて手を後ろに隠して)

なら良いが……、何隠してんだ?
(笑顔で答えられれば少し照れてそっぽを向いて、相手が手を後ろに隠す動作を見つければいぶかしげに相手を見つめ)

な、何でも…！
気にしないで…！
(相手が少し照れれば目を見開き、見つめられれば顔を引きつらせて手を隠したまま上記を述べて)

何でもじゃねぇだろ。見せやがれ。
(相手があからさまな嘘を吐いていると分かればイラつきながら少々乱暴に相手の手を引いて)

あ…ちょ…
(相手に手を引かれると声をもらし、ギュッと目を瞑って)

何だ、何も持ってねぇじゃん。……ん?ここ切れてるな。いつ切った?
(相手の手を見ても何も持っておらず拍子抜けしたような表情をすれば相手の小指が切れているのが目に入りいつ切ったか問い掛けて)

ま…前…かな…？
(へらっと微笑み下を向いては「でも切っただけだから全然大丈夫だよ！」と相手に言って)

これまだ新しい傷だろ。……保健室行くぞ。
(相手の小指の傷をぺろりと舐めながら相手の言葉を否定し、大丈夫だと言う相手の言葉を無視して手を引いて保健室へと歩き出し)

ひゃ…っ…
(小指を舐められると顔を真っ赤にしてビクンッと肩を揺らして相手に手を引かれると「あ、ありがとう…」と申し訳なさそうに言い)

……着いた、けど保険医はいねーみてぇだな。とりあえず座れ、絆創膏探してくる。
(礼をされても答えることは無く無言で保健室まで歩くと保健室の扉を開けて部屋の中を見渡し、保険医が居ないことが分かれば相手を椅子に座るよう促して)

う、うん…
(座るよう言われてると今にも壊れそうな椅子を見つけるものの近くのベッドに腰掛けて相手をじっと待ち)

えーと絆創膏……お、あった。しみるかもしれないけど我慢しろよ。
(棚を漁り絆創膏を見つけると消毒液とガーゼと一緒に相手の所まで持って行き、ガーゼに消毒液を染み込ませ相手の小指を消毒しては絆創膏を巻いてやり)

(/落ちますね、お相手ありがとうございました!)

……っ…ありがと…！
(少ししみた様で片目を瞑るも、絆創膏を巻いてもらうと満面の笑みでお礼を言って「優しいんだね…？」と相手の目を見て呟き)

(/了解しました！此方こそありがとうございました！)

…なんかお前に礼言われてばっかりだな。別に優しくなんかねぇよ。
(礼を言われれば照れ隠しに頭をガシガシと掻きながら目を逸らして、優しいと言われれば眉を寄せ口をへの字に曲げながら否定をして)

……そんなことない…
私からしたら優しいよ…？
(優しくなんてないと言われれば下を向いて噛みしめるように上記を述べ、急に体をそらしてベッドにぼふっと寝っ転がり)

優しくなんかねぇって言ってるだろ!
(再び優しいと言われれば相手を睨み付けて苛立ち気味に手近にあった机をバンッと叩き)

……っ！
………何で…そんなに…
(机を叩く音を聞けばギュッと目を瞑り起き上がり何かを聞こうとするが途中で出かかった言葉を飲み込み「ごめん…なさい…」と俯いて)

……あ、わりぃ…つい…。
(相手が謝ればはっと気付き拳を強く握り締めながら複雑そうな表情で相手を見つめながら謝って)

……いえ…早瀬さんは何もしてません…
(相手の目を見られないまま上記を述べれば「私……早瀬さんが…何を考えてるのか分かりません…」と消えそうなほど小さな声で呟いて)

お前の方こそ何もしてねぇのに怒鳴っちまっただろ。
(拳を握ったまま悔しげな表情で相手を見つめれば吐き出すように上記を述べて、何を考えてるのか分からないと言われれば何も言わずに押し黙って)

(/一旦落ちますね!)

………あ…の……何で怒鳴ったの…とか…聞いちゃダメですか…？
(相手が少し黙ると自分も少し黙り、少ししてから恐る恐る問いかけて再び目をギュッと瞑って)

(/了解しました！)

……優しいなんざ言われ慣れてねぇから、な…。
(恐る恐る問い掛けられれば少し悩んだ後わしゃっと髪を掻き上げながら渋々理由を話し)

……そっか。
(相手の言葉を聞けばそちらをそっと見て柔らかく微笑みながら返事をして)

…カッコわりぃだろ。
(気まずそうに顔を背けては溜め息を吐き、相手を見やれば苦笑いを浮かべながら上記を述べて)

…かっこ悪いね…。
(相手が苦笑いをすれば自分は表情を緩ませて再びぼふっとベッドに寝転がりふふ、と笑いをもらし)

……。
(本当の事とはいえ他人に言われてしまうと面白くなく、むぅ、と拗ねたような視線を相手に向けて)

大丈夫。普段はかっこいいよ…？
(拗ねたような視線を向けられればベッドに寝転がったまま優しく上記を述べれば相手を見つめて)

…お前に慰められるなんて情けねーな。
(目と目が合えばちっと舌打ちをしつつ、苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、ベッドに寝転がる相手の近くまで歩み寄り)

…へ…せ、せっかく勇気出して慰めたのに…
(舌打ちをされるとしゅん、と口を尖らせて相手が歩寄ってくれば「…ん？」と微笑み)

…へいへい、ありがとよ。
(落ち込む相手見れば罰が悪そうに視線を逸らしながら一応礼を述べ、相手の寝転がる隣のベッドに寝転んで)

……ふふ、気持ち良いね。
(相手が罰が悪そうにお礼を言えば不思議そうな顔をして「うん…」と返事をして相手が隣に寝転がれば嬉しそうに上記を述べて)

……そうだな。
(気持ち良いねと言われれば欠伸を漏らしながら上記を述べ、次第にうとうとし始めて)

……ん？眠いの…？
(相手の欠伸を見れば問いかけて「寂しいよぉ…」と呟きながら相手のぽんぽんっと叩いて)

ああ、今日は朝早かったからな。…寂しいなら教室戻りゃ良いじゃねーか。
(眠いのかと問い掛けられれば相手を見ながら答えて、寂しいと呟く相手に教室戻るように言い)

えぇ…そんな意地悪言わなくても…
(教室に戻るように言われれば拗ねた口調で言っては、間を開けて相手をじっと見つめて)

は?別に意地悪でも何でもねぇだろ。……なんだよ?
(拗ねる相手に呆れた表情を向ければ、じっと見つめてくる相手を見やりながら問い掛けて)

………ううんっ！
あ、私ここにいたら邪魔だね…！
(問いかけられれば首を横に振ってパッと起き上がり「んん〜」と伸びをすれば窓のそばにある椅子に腰掛けて)

…ふぅん。…別に邪魔じゃねーけど。
(首を横に振る相手を眠たげに見やれば邪魔だと言って椅子に移動する相手に聞こえるくらいの声量でボソッと告げて)

ん…？何か言った…？
(相手の声をよく聞き取れず不思議そうに首を傾げるものの眠たそうな相手を見て「ごめんね！寝て良いよ…？」と小さく声をかけて次第に自分も椅子の上でうとうととして)

邪魔じゃねぇっつったんだよ。お前も寝るならベッドで寝れば?
(聞き返してくる相手に今度ははっきりとした声で答えれば、うとうとする相手を見て隣のベッドを指差しながら言い)

……うんっ！
(相手にそう言われれば嬉しそうにに返事をして椅子から立ち上がりちょこちょこベッドに向かい歩き今度は相手の近くに寝転がりピタッと密着して)

……俺は隣のベッドで寝ればっつったつもりだったんだけど。
(ピッタリと密着してくる相手に呆れた視線を向ければ溜息を吐きながら上記を述べ)

…？そうでしたか…？
(首を傾げつつ「ってきり隣に寝ていいと言われているかと…」と眉を下げ頭をかきながら隣のベッドに移り)

…お前、天然って良く言われねぇ?普通は隣に寝ても良いと言われても来ないだろ。
(ごろりと相手の居る方向に横向きになりながら呆れきった様子で上記を言い)

え…？
隣に寝ていいって言われたら嬉しくない…？
(天然と言われるとキョトンとして首を傾げて素直に「一人で寝るよりいいからさ…」と呟いては微笑んで)

俺とお前は男と女だぞ?普通一緒に寝ねーだろ。
(キョトンと首を傾げる相手に溜息を吐きながら上記を言えば、1人で寝るよりいいと言う相手に「子供じゃあるまいし」と呆れた視線を投げかけて)

(/落ちます、お相手感謝です!)

…えへへ！そうだよねっ！
(相手に呆れた視線を投げかけられればヘラッと笑って「あんまり気にして無かった…！」と冗談っぽく呟いて)

テメェも年頃の女なんだから気にしろよな。
(尚も呆れた表情で上記を述べれば再び仰向けになり目を瞑って)

うん…そうだね…！
ありがとう…
(苦笑いしながら上記を述べて相手が目を瞑ると相手の方に寝返りを相手の顔をボーッと見つめて)

…何だよ、俺の顔に何か付いてんのか?
(暫く目を瞑っていたものの相手の視線が気になればチラッと横目で相手を見ながら問い掛けて)