ずっと貴方と…*【nl】

い、いえ…はぐれないように握っててもらってもいいですか…？(相手の気遣いを無駄にしまいと自分から積極的に手を握り返して返事をする、「わぁ…可愛い服がいっぱい…」女の子達が群がっている方向を見ると可愛らしい店があるが人が多いため相手に遠慮して先を歩く)

もちろん、茉莉ちゃんがそれでいいなら構わないよ(手を握り返されれば微笑ましく感じて一度頷いていて、相手が如何にも女の子が好みそうな店に興味を示しているのがわかれば｢あの店、行ってみようか？｣なんて問いかけて

はいっ、ありがとうございます(優しく頷いてくれた反応が嬉しくてにっこりと微笑み返しお礼を言い、相手が自分の興味のある店を指して行ってみようか、と言われて少し戸惑いつつも「じゃあ、少しだけ…」と遠慮しがちに答えるが行動は早く人をすり抜けて店まで入っていく)

おっと、ははっ(遠慮がちに答えながらもこちらの手をどんどんと引っ張っていく相手を見ればやはり楽しみで仕方ないんだろうななんて考えては思わず笑いが零れて

わぁ…可愛い…(周りの女の子達は華やかな服を纏っており自分は学校の制服でいるのが少し恥ずかしくなってしまう、「やっぱりこの格好って浮いてます…よね…」苦笑を浮かべて、隣にいるのを申し訳なさそうに相手を見て)

そう？僕は茉莉ちゃんも可愛いと思うけど(周りの女の子と比べてもまるで遜色がないどころか際立って魅力的に見えるのは身内なりの贔屓目だろうか、なんて苦笑していて、服装が浮いているかと聞かれれば｢確かに変わった格好とは思うけど似合ってるよ｣と素直な感想を述べて

えっ…か、可愛いなんて初めて言われました…(相手に可愛いと言われただけで頬を赤らめて慣れていないためどんな反応をしたらいいのか分からずアタフタと慌てている様子、「あ、ありがとうございます…」実はお気に入りだった制服を褒められて満更でもないような表情で礼を言うと服を自分の体に合わせて相手に見せる「こんなのとか…似合いますか…？」恥じらいながらも相手の意見を聞く姿は乙女で)

そうなの？なんだか意外だね(こんなに可愛らしいのだからこれまでにも言い寄る男の一人や二人は居たのではないかと考えていたため、意外に思えて、相手が服を自らの身体に当てて感想を聞いてくればあまり女性と関わることが少なく服の良し悪しなんてよくわからないため｢うん、似合うよ｣と安直な感想しか言えなくて軽く自己嫌悪に陥り

意外…ですか？悠太さんにそう言ってもらえて嬉しいです(正直な自分の気持ちを言うとにっこり微笑み、相手がいいんじゃないか、と言う言葉を信じてしまし嬉しそうに他の服も見て行くと相手の表情が曇っているのを見てあまり楽しくないのかと思い、「もうそろそろ行きましょうか？」と相手のそばに寄って微笑みかけ)

ここには気に入るもの無かった？(相手の思惑なんて知る由もないため、店を出ようという相手に不思議そうに問いかけて｢まあ、他にも服屋はあるしね、じっくり考えればいいよ｣と言い

いえ…すごく素敵な服が沢山あったんですけど…私は、悠太さんも一緒に見て楽しいものがいいです、(相手を気遣う気持ちと楽しくデートしたいと思う気持ちから微笑んで手を掴み歩いていく「悠太さんの洋服とかも見たいですっ、行きましょ？」紳士服売り場に向かう)

僕にそんなに気を遣わなくてもいいんだよ？…でも茉莉ちゃんがそう言うならそうしようか(なんて気遣いも出来るいい娘何だろうなんて感動しつつ腕を掴まれれば、これはもしかしたらデートというやつではないだろうかなんて考えては、そんな訳ないかと苦笑していて｢あ、ああ、うん…｣なんて少し照れ臭そうにしながら相手の思うままに連れられていき

はいっ、折角二人でお買い物に来ているのに私だけ楽しいなんて勿体ですっ、悠太さんも楽しくないと私が嫌ですから(ハキハキと言いながら歩いて行くと紳士服売り場を見つけて、「ありましたっ、私が悠太さんに似合う洋服探しますねっ」と張り切って相手に色々服を合わせながら真剣に考える)

そうだね、ありがとう茉莉ちゃん(こちらのこともキチンと考えてくれているのだと相手の言葉から感じ取れて感動していて、売り場までやってきて相手が張り切っているのを見ては｢じゃあお願いしちゃおうかな、茉莉ちゃんのセンスを信じてるからね｣と笑いかけて

任せてくださいっ、がんばっちゃいます(相手の言葉に気合いを入れてにっこりと微笑むと服を散策し、シャツにカーディガンを合わせてみたりして選んだ服を相手に見せて「こんなのとかどうですか？悠太さんに合った色だと思うんですけど…」少し自信なさげに相手の様子を伺う)

そうだなぁ…ちょっと着てみるよ(服を見せられるがやはりファッションのことはよくわからない、それならば相手に見て貰って判断するのが一番と考えては服を受け取って試着室へ向かい、暫くして試着を終えて｢どうかな？僕はなかなかだと思うんだけど…｣詳しくないなりにも直感的にこの組み合わせは気に入っていて

わぁっ、私が思った通りすごく似合ってますっ(試着室から出てきた相手を一目見て目を輝かせて絶賛し、「やっぱり悠太さんにはこの色が合ってますね、私のセンスも捨てたものじゃないですね、」ふふ、と少し自慢気に言うと笑みがこぼれてしまう)

良かった、僕もこれ結構気に入ったから茉莉ちゃんからお墨付きが貰えて嬉しいよ(絶賛を受ければ自分の好みが相手に理解されたような気持ちになって嬉しそうに微笑んで｢せっかくだからこれ買ってそのまま着ていこうかな｣なんて少しはしゃいでいるようで

意見が合って嬉しいですっ、(相手も自分の選んだ服を気に入ってくれたようでホッとし、少しはしゃいでいる様子の相手を見て微笑ましく思いこちらまで微笑んで、「はいっ、それがいいと思います、悠太さんもともとカッコいいのにまた視線集めちゃいますね？」ふふ、と笑みがこぼれ)

ははは、大袈裟だなぁ、そんな風に言ってくれるのは茉莉ちゃんだけだよ(カッコいいだとか視線を集めるだとか言われると恥ずかしくなるような言葉の数々に照れ笑いを浮かべながら上記述べて｢でも、これで茉莉ちゃんの隣を歩いても少しは恥ずかしくない男になれたかな？｣なんて冗談めいた調子で言い