お嬢様 2014-01-01 09:27:28 |
通報 |
(寝ころんでいた体を起こし微笑む相手に何故かドキっとするが、気のせいかと思い込ませ「では、。今からお友達ですので」と己も微笑み掛け相手の左手を取り、小指にソッと口付けて)
うん…!(嬉しそうにニコッと微笑むと相手に左手を取られいったいなんだろう、と思い首を傾けると小指を口付けをされて「ひゃっ…!え、え…?」と
あぁ、すみません、。いけませんでしたよね(友達になるのに小指にキスはやりすぎたよな…と心の中で苦笑いし「お嬢様の笑顔を見ていたら、つい…」と申し訳なさそうに見つめ)
う、うん……(少し頬を紅くしながら頷くと「私の…笑顔…?」とキョトンとしながら首を傾けると『雨、いるか?』とお父さんの声が聞こえ「い、いるよ?」と返し
はい、。お嬢様の笑顔は素敵ですから(紅く染まる頬についつい手を伸ばそうとすると、雇い主でもある相手の父親が部屋を訪れたようで。慌て、我に返ると手を引っ込めハッとし、すっと立ち上がり)
あ、ありがとう……(フワッと優しく微笑むと父が来たためなにがあったんだろうなんて思い「お父様?どうしたの…?」と言い『ほら、前に言っただろ?今度お見合いがあるって…』と父が言い「だから、それは断ったはずでしょ…?」と話していて
あっ!(反発し追い出す相手を見て「失礼いたしました!」と雇い主に頭を下げ、相手に近づき「…お気持ちは存じ上げますが、主様にあのような態度では益々逆上させてしまいますよ?」と困ったように告げるが、溜め息混じりに無茶を言う姿を見て黙って頭を優しく撫でてやり)
……(ベッドに潜りこみ若干涙目になっていると「いいの……」と目をこすりながらボソボソと言い頭を撫でてもらうと相手の方を見てニコッと笑い
(ベッドのそば迄行き床に立て膝をついて頭を撫でているとニコリ微笑む相手にほっとして、。「お嬢様…お見合いの話なのですが、いつから出ていらっしゃったのですか?」と聞き難そうに問い掛け)
ん…1ヶ月くらい前かな…(しばらく考えてから小声でそうゆうと「私まだ16歳なのに…お見合いとか早い気がする……」と下を向きながら手をいじっていて
そうでしたか…。全く気付きませんでした…(一瞬だけ下を向き溜め息を小さく吐いて。同じように下を向く相手の手をそっと握り「確かに早いですね‥‥回避出来ればいいのですが」と何の慰めも出て来ず、ただただ悔しく)
うん…ナイショだったからね…(手で目元を押さえながら呟くように言うと「あ、そうだ……」となにか思い付いたかのように言い「私が好きな人に告白しちゃえばいいんだよね……!」と
内緒…(呟く相手の手元に己の手を持って行こうとすると、突拍子もない事を口走る相手に驚き手をピタリと止め「え?好きな人…、で御座いますか?」と目を真ん丸くして見つめ)
お嬢様の好きな方とは‥…ど、どなた…いえ、何でも有りません(誰かと聞こうとしたが、己の身分を考えると途中で止め「気になさらないで下さい…」と気まずそうに)
へ…?(キョトンとしながら首を傾けるとベッドから立ち上がり「わ、わかった…」そう頷くと窓を開けてベッドの下から靴を取り「日向さんも行こ…!」と
…聞きたくないんですよ、あなたに好きな人がいるなんて(下を向いて聞こえるか聞こえないか微妙な位の小さな声でそう呟いて。立ち上がり窓を開け何やらする相手に驚き「えっ!?何をなさってるのですか!行くってどこに…」と慌てふためいて立ち上がり追い掛け)
トピック検索 |