主 2013-12-28 19:00:34 |
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......ゅーと...100本、各自居残り、と......あ?(自身が走らせるペンの音と、隣接されている体育館から聞こえるボールの弾む音、リングに叩きつける音のみが耳に響く静まり返った部室にて本日の部誌を記入しており最後の枠を埋めきれば、ぐっと背筋を伸ばし固まった体を解して。ふと響くボールの音が静まったことに気付けば唯一この時間まで残っていた後輩が練習を終えたのだろうことがわかり体育館の片付け忘れがないか確認するために部誌を閉じ部室から出れば、練習後の後輩と鉢合わせし「お疲れさん、ラストお前だけだよな?」と体育館に誰もいないことを確認して)
そっか、お疲れ。ボール片付けただろうな?(挨拶もねーのかこいつ、とあたまにきたが誰よりも長い自主練を終えたのだろうことを思えば硬く握った拳を緩め、のそのそと気だるげな雰囲気を隠さずに着替えを始める相手を扉近くから眺めて。片付けたならわざわざ自らが体育館に足を運ばなくてもいいだろうなどと楽することを考えれば上記問いかけて)
んー、多分片ずけたと思うっすよぉ。(ニッコリ微笑んでは先輩の視線が気になるようで「せっ、先輩。そんなじろじろ見られたら困ります。」と面白半分で言って
んー、ならいっか(ここは後輩を信用してやるか、と一度閉ざされた体育館への廊下に視線を向けたあと、再び相手へと向き直り述べられた冗談に眉顰めながら、あぁ?と反射的に声をあげ、ならばと視線を逸せば「さっさと、着替えろよ鍵あんだから」と制服のポケットから男子バスケ部更衣室と記された鍵を取り出せばくるくると手で弄び)
...。あー........やべぇ!!(ふと夢から現実に引き戻されパチリと数回瞬きしては、そういえば携帯のアラームが鳴ってない、と違和感を感じつつ壁掛け時計に目線を向けると時刻は9時過ぎたところを差しており、寝惚け頭をフル回転させながら事態を把握すると飛び起き携帯を確認する。間違いなく9時過ぎと表示されていることに顔を青くさせると同時に部活に遅刻であることを確認したことに倒れそうになり。まずどうするか、などと考えていると、下から母親の自分を呼ぶ声がする。待てよ、カレンダーへ目線を向ければ、休み、の文字。自分の筆跡であるのは間違いない、そこでやっと今日の部活が休みだったことを思い出し安著すれば「今行く」と母親の声に応じ、多少自分の早とちりに恥ずかしくなりつつリビングへと降りて)
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