本気で二次元トリップしたい人come!!!

10000を超える膨大なレポートの中からいくつか興味深い報告を見付けた。
トリップ可能説肯定派と否定派のやりとりも幾つかあったが、事は穏便には済まなかったようだ。
現在までの資料の中から、(懐疑派の私としては不本意だが)検証者が特に多かった(仮定)トリップ方法をここに記す。

CASE1.闇姫様
呼び出し方は諸説あるようだが、概ねの要点自体は変わらない。オカルト的な方法(「儀式」と呼ぶ者もいる)で「闇姫様」というものを呼び出し、異世界に行く、というものである。この「闇姫様」だが、外見に関する報告が非常に統一性(合致性)が無い。頭髪の色にしても、ある者は金髪といい、またある者は銀髪、更には赤髪、黒髪という報告も上がっている。
もし仮に本当に呼び出しに成功していたとして、ここまで容姿の報告がバラバラなら、「闇姫様」は見る者によって姿を変えるとでもいうのだろうか。そもそも彼等が呼び出したのは本当に「闇姫様」なのだろうか。もしかすると*****閲覧により削除*****なのか、私には憶測しか出来ない。だが、あまり無闇には触れたくないものである。

CASE2.白壁
ある時刻丁度に白壁に触れると、壁が異次元への入口になっており吸い込まれる、というもの。
この「ある時刻」についても、報告は実に多様である。A.M./3:00という物や、P.M./6:00など、報告はバラバラである。しかし私はその報告の中から、最も信憑性の高い時刻を回帰的アルゴリズムを用いて求めることに成功した。候補は3つ、*****閲覧により削除*****、*****閲覧により削除*****、*****閲覧により削除*****、この何れかが本当の時刻だろう。しかし、この「白壁」において最も謎なのが、わざわざ質量を持つ物体を仲介として異世界へ行く、という点である。近年は粒子加速機の登場により、物理学は飛躍的な進歩を遂げた。磁場や磁界、ニュートリノの原理など、多くの謎が解明されつつある。しかし、質量を持った物体A(以下物体Aと呼称)を、質量を持った物体B(以下物体Bと呼称)が、物体Aの形状に何の干渉もせずすり抜けることは不可能とされている。原子単位の世界ならこの現象は報告されているが、人間サイズの物体Bを物体Aである壁をすり抜けることは、理論的にほぼ不可能(実際は天文学的数を更に指数関数的に増大させた数程の確立で可能とする説もある。)だろう。この「白」という色に限定しているところから見て、この色に何か意味があるのだろうか。以前、白い*****閲覧により削除*****て、*****閲覧により削除*****するという実験が行われた事がある。それと何かしらの関係でもあるというのだろうか。

一時中断報告，co.Ahonosyudan
記録者　No.14 Jhon`H`Eden