ゆかり 2013-12-24 12:54:16 |
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りゅうせいさん→今から書いてきますね!
{学校でおこった怖い話}第5話
キューピッドさん
百香(ももか)さんが体験した不思議な話です。
百香さんのクラスでは『キューピッドさん』という遊びがはやっていました。
紙に鳥居のような門と『あ』から『ん』までの平仮名を書き、合言葉を唱えるとキューピッドさんが十円玉に降りてきて、文字を示して質問に答えてくれるという、
いわゆる『コックリさん』のようなものです。
百香さんも、仲良しの美優さんとキューピッドさんをやってみようということになり、
放課後、教室で準備を始めました。
クラスメートに教わったとおり、鳥居の上に置いた十円玉に二人の片手の人差し指を置きました。
『キューピッドさん、キューピッドさん・・』
二人はキューピッドさんに呼びかけます。
『いらっしゃいましたら、『はい』へお進みください。』
百香さんと美優さんが黙って十円玉を見つめると、十円玉を見つめると、十円玉がすーっと『はい』という文字へ動きだしました!
『成功した!』と驚きながらも、百香さんは喜びました。
他のクラスメート達がやっているのを見ていたときは、
きっと指を置いている人の誰かが、十円玉を動かしているんだろう・・・と半信半疑だったのですが、今、自分の指の下で動いています。
美優さんが動かしていないのであれば・・・と、目の前を見てみると、美優さんも驚いた顔をしています。
これで、もう間違いありません!
さっそく、二人はキューピッドさんにいろいろな質問をしました。クラスの誰が誰を好きで、誰と誰が付き合っているのか・・・。興味は、つきませんでした。
一時間ぐらいは続けていたでしょうか・・。
そろそろキューピッドさんに帰ってもらうことにしました。『キューピッドさん、キューピッドさん、鳥居に向かってお帰りください・・。』
二人はキューピッドさんに語りかけました。
それまでと同じように、十円玉は二人の指を乗せたまま、静かに動いていきます。
二人には、十円玉がひとりでに動いてることが、すでに当たり前になっていました。
百香さんでも美優さんでもなく、十円玉はキューピッドさんが動かしていると・・。
百香さんが思わず『あれ?』と声を上げました。
十円玉が鳥居ではなく文字の上に止まったのです。
『お』十円玉がうごく。『は』再び十円玉が動く。
『か』その三文字の上で十円玉が止まりました。
『え・・?『お』『は』『か』?え!?』
百香さんは、目の前の美優さんに言いました。
『何よぉ、動かしてたの美優なの?』
そう言いながら顔をうかがうと”私じゃない!”と、いうように首をふっています。
その間にも、二人の指を乗せたまま、十円玉がさらに動いていくのです。
『ひ』『と』『た』『ま』
『ひ』『と』『た』『ま』って、
『ひとだま』・・・・、
怖くなってきた百香さんと美優さんは、『キューピッドさん、お帰りください。お願いです。お帰りください。』と、何度もキューピッドさんに帰ってもらうように、合言葉を繰り返しました。
しかし、十円玉は二人ね指を乗せたまま、同じペースで文字の上をすべっていきます。
『ねぇ、もう指離しちゃダメなのかな・・。』
美優さんが不安げに言います。
『だめだよ!キューピッドさんが帰るまで、指は離せないよ。』帰る前に指を離すと呪われると聞いていた百香さんは、必死でした。
『お願いです。キューピッドさん、どうぞお帰りください。お帰りください。』
『く』『ひ』『つ』『り』
『く』『ひ』『つ』『り』って、『くびつり』・・・。
二人のお帰りくださいの言葉とは裏腹に、十円玉は動き続け、怖い言葉を次々に示していきます。
『このままキューピッドさんが帰ってくれなくて、私たちが疲れて指を離してしまったら、やっぱり呪われるのかな・・。』
そう考えると百香さんは、泣きたくなってきました。
美優さんは、『お帰りください。』と言いながら、
困ったような、複雑な顔をしています。
と、そのとき!十円玉が鳥居の上に止まりました。
今だ!すかさず百香さんと美優さんは、終了の合図であるお礼の呪文を唱えました。
『ありがとうございました・・・。』
十円玉は鳥居の上で止まっています。
大きなため息をついて、二人は十円玉から指を離しました。
百香さんはキューピッドさんが帰ってくれたことに、安心したのか、なかなか帰ってくれなかったことに安心したのか、なかなか帰ってくれなかったことに腹が立ったのか、指を離すが早いか、『もう!』と、十円玉に向かって怒りの言葉をさけびました。
思わず言ってしまったとはいえ、百香さんはその後、目の前で起きた光景を見て、すぐに後悔しました。
二人が指を離した十円玉は、
鳥居の周りをひとりでに、ぐるぐると回っているのです!
『うわっ!!』二人はパニックになって、
慌てて十円玉に指を置きました。
『すみませんでした!キューピッドさん、すみませんでした!』言葉をつくして謝り続けますが、指を乗せて十円玉は鳥居の周りをぐるぐると、回り続けています。
『…ねぇ、百香。キューピッドさん、何か言ってるよ。』
美優さんの言うように、十円玉が文字のほうへ吸い寄せられるように動いて行きます。
「…『も』?』二人は、止まる文字を声に出してみました。
…『う』 …『や』 …『る』 …『な』
『…『もうやるな』って言ってる!!』
十円玉が、自分から鳥居へとすすんでいきました、
百香さんと美優さんは、慌ててお礼の呪文を唱えゆっくり指を離しました。
十円玉は、もう動きませんでした…。
それから百香さんと美優さんは、二度とキューピッドさんをすることはありませんでした…。
っというものです!
長くなってすいません!!
>>りゅうせいさん
こんばんわー、まじですか!?
見に行ってみますー!
>>かなさん
その話ほんとですか!?
す、すごいですねなんか・・
長文お疲れ様ですー、貴重な話
ありがとうございますー!
りゅうせいさん→こんばんは!はい♪
ミノアさん→うーん、本当かは、分かりませんが、挑戦してみようかと思います!!
えっと、、どういたしましてです♪(*^_^*)
ですが。私もお話したかったので丁度よかったって感じなんです!!
なので、こちらこそありがとうございます!!( ´ ▽ ` )ノ
かなさんももし良かったら来てください俺の新たな個人トピに
名前はアニメゲーム漫画オタクりゅうせいの部屋です
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