ケモナー 2013-12-23 21:06:33 |
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・・・っ(耳をグッっと引っ張る相手に驚いたのかビクッと肩を震わせた。いきなり触られるとは思っていなかったから。驚いたように目を身開けば相手をジッと見詰めた。耳取れないことが其れ程意外だったのだろうか。
お前、何者なんだ…?(普通の人間ならば本来ならあるはずのない獣耳や尻尾、しかもそれが作り物ではなく本物だという現実に相手は一体何者なのかという疑問が真っ先に浮かび、上記問いかけて
・・・私、人間じゃなくて狐なんです(相手の疑問に本当の事を言おうか迷ったものの相手は命の恩人でもあるので本当の事を述べた。自分の尻尾と耳をジッと見詰めて軽く尻尾をブンブンと振った。相手はどう反応するだろうか。相手を心配そうにジッと見てみた
ああ…そういう…(常識的に考えれば何を馬鹿なことを言っているんだと切り捨てるべきところなのだろうが本物の耳や尻尾をみた後では妙に納得をしてしまっている自分がいて、こちらの反応を窺っている相手に「信じるしかねぇよな…これじゃあ…」とため息混じりに述べて
・・・信じてくれるんですか、有難う御座いますっ(相手の反応が怖くてギュッと目を瞑った。聞こえてきたのは相手が納得したような声。もし立場が逆だとしたら自分だったら絶対信じないような気がしたから。相手の発言には驚いた。目をまん丸と身開けば嬉しそうな表情で相手見て頬を緩め微笑んだ
そうじゃないとその耳と尻尾の説明がつかねぇからな…(正直なところあっさり認めてしまうのは面白くない、しかし触った耳の感触を思い出せば認める他ないのだと考えていて「しかしどうするかな…これじゃ街中じゃ目立つしなぁ」と考え込んでいて
・・・この耳、ですか(困ったような表情を見せる相手に自分も顔を歪ませた。「 あの・・・隠せるは隠せれるんですけどそれでも良かったら・・・」自分の手で尻尾と耳を触り引っ込めた。これでばれないのなら相手も困らないのだろうか。命の恩人とも言う人なのだから困らせたくはない
お、おお…隠せたのか(まさか耳を隠せるとは思ってもみなかったため、少し驚いていて「こうして見ると普通の人間との違いがわからないな」と感心をしながら耳のあった辺りに無遠慮に触れて
・・・・・・ッ、(驚いている彼を不思議そうに見詰めて見たり。そうすれば何やら耳に感触が。彼が己の耳を触っているみたいで。ビクッと急なことに驚いたのか肩を震わせるも彼をまた見てみた
これは中々…(触り心地がいいなんて考えながら相手の頭を無心でずっと撫でていて、相手が肩を震わせて驚いているようだとわかると「っと、悪いな急に触って…」とバツが悪そうな表情を浮かべて手をどけて
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