主 2013-12-20 22:31:16 |
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じゃあ入っといで。
(入れると言う相手に微笑めば背中をそっと押して風呂場へと促して。複雑な生い立ちだと悟れば「そうか…でもうちでは気にせずいると良い。俺は深く追求したりしないからさ」と眉下げつつ微笑みながら相手の頭をそっと撫でて)
…っ別に太陽が俺と一緒に入りたいんなら…良いけど…(背中を押され急に不安になり振り向くと何と言って良いか分からず謎のツンデレを発揮して。『太陽は…他の人間とは違う』追求しないと言う彼の瞳をじっと見つめれば一言呟いて)
じゃあ一緒に入ろうか。
(相手の不安そうな表情と裏腹な態度にくすりと笑みを漏らせば脱衣所に入り衣服を脱ぎ始めて。じっと見つめられ他の人間とは違うと言われれば「そうか?俺は他の奴らとあまり変わらないと思うけど」と首を傾げて)
ふ、ふん、仕様がないな…(笑みを漏らし入ってくれると言った相手に安心したように前記。相手が服を脱ぎ始めれば自分も真似して雨で濡れた厚手のパーカーを脱いで。あまり変わらないと言われれば首を振り『普通の奴なら俺を拾おうとはしねぇよ』優しすぎるだろと思いながら)
さ、おいで。洗ってあげるよ。
(仕様がないと言われてふふ、と笑っては相手が服を脱ぎ終えたのを見やると手招きをしながら前記を述べて。首を振る相手に「あんな所に捨てられてる子を放っとく程冷たい人間にはなりたくないからな」と笑みを浮かべながら相手の手を引き優しく抱き寄せて)
自分で洗えるけど…(微笑み手招きをする相手を見ればむっとしたように言葉漏らすも割と素直に彼の近くに移動して。抱き寄せられればまた溢れ出しそうになる涙を堪えながらこちらからも彼の首に手を回し『太陽って名前、お前にぴったりだな』と少し羨むようにぽつりと)
遠慮しなくていいから。
(にこにこと人の良さそうな笑みを浮かべながらシャワーを手に取れば「はい、目を瞑って」と傍に来た相手に告げて。泣きそうな顔をする相手の頭を優しく撫でながら「そんな事言われたの初めてだよ。ありがとう」と微笑み掛けながら礼を述べ)
分かったよ…。…ん(遠慮しなくて良いと言われれば少し照れたように強めの口調でそう言い、相手の言葉通り目を瞑って。頭を撫でる相手の手に安心感を覚えつつ『俺も…ちゃんとした名前が欲しかった』と相手の首筋に顔を埋めながら)
熱かったりしたら言ってくれ。
(シャワーを出し自分の手で温度を確かめてから目を瞑った相手の頭にお湯を掛けながら予備洗いをし始めて。ちゃんとした名前が欲しかったという相手に「アキヤって名前も悪くないと思うけどな」と首筋に顔を埋めてくる相手の頭をぽんぽんと撫でて)
丁度良い(予備洗いが始まれば心地よさそうな声音で相手に温度を告げて。『本当の名前じゃねぇんだ』名前を褒められれば複雑そうな顔をし、そう言いながら相手からそっと離れて)
なら良かった。
(心地良さそうにする相手に笑みを漏らせば一度シャワーを止めてシャンプーを手に取り、相手の髪を泡立てながら洗っては再びシャワーを出して泡を洗い流し。「本当の名前はどうしたんだ?…言いたくなければ言わなくていいけどさ」と少し寂しそうな表情で見つめ)
人に頭洗ってもらうの何年ぶりだろ(流された泡が自分の体を伝って落ちていくのを感じながら、少し思い出すような声音で言ってみれば。『太陽になら良いよ。本当の名前は捨てられた。ずっとアキヤとして生きてきたから覚えてないし』前だったら話すのは躊躇しただろうが、今なら話せる。そう思いつつ淡々と話して)
気持ち良いか?
(泡が完全に流れた頃合いを見計らってシャワーを止め、次はスポンジにボディーソープを取り泡立てては相手の体を洗いながら上記。本当の名前は捨てられたという相手に寂しそうな笑みを浮かべては「じゃあ今は"アキヤ"が大切な名前だな」と相手の頭をそっと撫でて)
う…ちょ…くすぐったい…(体が洗われ始めれば泡とスポンジの感触がくすぐったく少々身を捩れば。『…ああ。それに、太陽が良い名前だって言ってくれたから…な』大切な名前という言葉に俯きがちで頷けば照れくさそうに後述を加えて)
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